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みなさまの体験談

  • 大好きなドラマです。
    毎週、録画してじっくり観させていただいてます。
    「いろんな家族がいていいんだよ」と優しいメッセージが伝わってきて、毎回じーんと涙が出てきます。

    私は、40代の主婦です。
    結婚して20年、子どもはいません。
    障害のある妹に手一杯の親を支えようと、「手をわずらわせない、いい子」を頑張ってきました。
    子どもが健全に育つための十分な関わりと愛情が足りなかったのか、精神的に不安定になり、自分に精一杯で、子どもを育てる勇気が持てませんでした。

    夫には、正直に気持ちを伝えて理解してくれましたが、周囲は難しい。
    「赤ちゃんは、まだ?」と聞かれたり、「早く生んだほうがいいよ」と言われるたび、つらい気持ちになりました。
    『結婚すると、子どもを生むのが当然』と考える人が多く、勇気を出して「私は子どもがほしいと思えない」と告げても、理解されず、中には「そんなのだめだ!」と怒り出す人もいました。

    特に、お姑さんには、どう伝えたらいいのか悩みました。孫を楽しみに待っているのが、痛いほど伝わってきたので。
    「どんな人生を選ぶかは個人の自由」だと言い聞かせながらも、だましているようで、自分を責めることも多かったです。

    40歳に近づくと、さすがに
    「子どもはまだ?」はなくなりましたが、「子どもさんは?」はなくなりません。
    「うちは、いなくて」とこたえると、 「優雅でいいわね」と嫌みを言われたり、「変なこと聞いて、ごめん!!」と、すごい勢いで謝られることもありました。とても傷つきました。私って子どもがいないかわいそうな人と思われてるのか、、、と。

    ドラマでも、育児ストレスから「子どもなんて生まなきゃよかった」と叫ぶ娘に「欲しくても授からない人もいるのよ。謝りなさい!」と高畑さん演じる母親がたしなめるシーンがありましたね。
    「子どもが授からないのは、不幸、かわいそう」と高畑さん自身が決めつけているようで、私は、少し違和感を感じるセリフでした。

    子どものいない女性は、かわいそうではないです。ほしいのに授からない人も含めて。
    努力しても、かなわないことが世の中にはたくさんあり、
    「かわいそう」ではなく「夢がかなわなかった。残念だった」ただそれだけなのだと思います。

    これまでの人生で、
    日本は、マイノリティ(少数派)が生きづらい社会だなと感じることが多かったです。
    けれど、こんな素敵なドラマが放映されて、少しずつ時代がいい方向に向かっているのかも、、、と期待が持てました。
    ありがとうございます。
    ゲイのこと、不妊治療のこと、これまでよく知らなかったことを学べるのも、とてもありがたいです。

    無知から偏見は生まれる、、、と実感しています。私も、もっと勉強して、いろんな境遇の人の心に寄り添えるよう、想像力を養っていきたいと思います。

    <?さん>

  • 37歳不妊治療中です。

    不妊治療がドラマでどのように描かれるんだろうと心配でしたが、不妊治療中の女性の気持ちが良く描かれていると思います。
    深田恭子さんの演技も素晴らしく、涙なしでは見れません。

    不妊治療専門の病院でタイミングや人工受精、体外・顕微受精すべて経験済みです。
    数回の流産も経験しています。
    今は注射を打っても卵が育たなくなってしまいました。
    精神的にも金銭的も負担は大きいですが、それでもわずかな望みをかけて治療中です。
    卵子の残数が少ないため、治療を休んでいる時間はないと医師から言われています。
    自分の場合は妊娠がゴールではなく、不育をクリアしなくてはならないので先が見えず辛いです。
    それでも我が子を抱きたいという希望は捨てれません。

    子供が欲しい人のすべてが妊娠できるわけではないし、たとえ妊娠しても出産まで無事に赤ちゃんがお腹の中で育ってくれるとも限りません。
    赤ちゃんがこの世に誕生するって当たり前のことじゃないんだよ!っていうところまでドラマの中で触れてもらえたらいいなと思います。
    不妊治療への理解がこのドラマを通して少しでも多くの人に伝わって欲しいです。

    体験談などを読んで思ったのが、不妊治療している人にも色々な人がいて、それぞれの温度差があるんだなということです。
    タイミングの段階で授かれた人、治療してたのに病気で中断しなくてはいけなくなった人、金銭的に諦めた人etc不妊治療もひとくくりにはできないんだと難しさを感じました。

    どのようにこのドラマが完結するのか楽しみです。

    <?さん 30代女性>

  • ちょうど去年の今頃、2人目の妊活中でした。
    1人目は卵管造影した周期に排卵誘発剤を使ったタイミング法ですぐ妊娠できたので、2人目も2~3クールすれば妊娠できるだろうと思っていました。
    しかし、5クールやっても妊娠せず生理が来るたびに凹んでいました。
    精神的にも参ってしまい、インフルエンザにかかったり、胃腸炎になったりと体調も優れず…。
    不妊カウンセリングに行き、話を聞いてもらって少し元気になり子宮鏡検査も受けました。
    子宮鏡検査も問題なく、卵管のお掃除も兼ねて2回目の卵管造影もやってもらいました。(2人目の妊活を始めた時に卵管造影はやってもらってました。)
    通っていたクリニックの先生からも人工授精を勧められましたが、最後のチャンスと思い臨んだタイミングの6クール目で奇跡的に妊娠し先月無事に元気な男の子を出産しました。
    その周期に気分転換を兼ねて友達と上の子を連れてディズニーランドに行ったり、ちょうど引越しの時期も重なりバタバタしていました。
    排卵後の基礎体温も全然上昇せず、諦めて途中で測るのを止めてしまうほどでした。
    今回もダメだろうと逆に開き直って過ごしたのが良かったのかもしれません。
    次回の放送も楽しみです。

    <?さん>

  • 34歳女性です。不妊治療を始めてもうすぐ3年になります。
    私は看護師をしていますが、不妊治療と仕事との両立はとても大変で、3月で退職します。仕事の休み勤務は一ヶ月前に提出しなければならず、採卵スケジュールは直前まで分からないため、勤務変更をするのがとても大変でした。勤務希望を毎月上司に説明しお願いをするのも、勤務変更をお願いするのもストレスでした。上司には治療のことは話さないと勤務の協力を得られないので話しましたが、他の同僚には一部の人にしか話さなかったため、私が突然休んだり時間休をもらったり勤務交代をして頂いたりしているのを快く思っていない方もいたと思います。不妊治療は、とても繊細な話でプライバシーに関わる内容のためなかなか周りには話しにくいです。
    話さなければ分かってもらえないけれど、話したとしても理解されないことが多いので葛藤もあります。周りは普通に妊娠出産している人ばかりのため、こんなにも妊娠することに苦労して傷ついて、経済的にも精神的にも肉体的にもボロボロになり、それでもわずかな望みをかけて、頑張っている人たちもいるということを、このような先進的なドラマを通して少しでも知ってほしいです。
    1、仕事と治療を両立できる制度
    2、治療が、保険適用になること
    を切に望みます。
    子どもを育てる以前に、子どもを妊娠することさえ困難な人が沢山いるので、そのような人たちにも国は救いの手を差し伸べてほしいと思います。

    <?さん>

  • 三年半の不妊治療

    始まる前から予告を見てずっと楽しみにしていました。
    毎回楽しく、また涙しながら拝見しています。
    私達夫婦はタイミング法、人工授精、体外受精(顕微授精)へとステップアップしていきました。
    あの頃の本当に途方もなくなる気持ちを思い出します…。お金をかけてもできる保証はない。辛かったなぁ。
    結婚して三年、まだ子どもができなくて、おかしいな…と思い通院を始めた頃、周りから
    「2人での生活を楽しんでるんでしょ」
    「まだ子どもつくらなくて、親は何も言わないの」
    「出産きついから早い方がいいよー」
    なんて、悪気ないのは分かってるけど、そんなこと言われるのがきつかった。
    周りの妊娠、出産も素直に喜べなくて…そんな自分がいやで。その回の時は、気持ち分かるね…!!と夫と話して2人して泣きました。
    そして昨年末生まれてきてくれた我が子がより愛おしく思えます。

    奈々ちゃんは優しいな。私はリセットする度に泣いたり、回数重ねると物に当たったりすることもありました(苦笑)
    大ちゃんも優しい…素敵すぎるご夫婦!

    このドラマではいつも丁寧に不妊に関する説明があり、特に、原因は女性だけではないこと、原因不明の場合もあることなどもしっかり伝えてくれたことが嬉しかったです。
    メッセージ性の強いドラマだし、こんなドラマを制作してくれて本当に感謝!!ありがとうございます。

    <?さん30代女性>