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みなさまの体験談

  • 35歳、結婚10年目に体外受精で娘を授かりました。

    もうすぐ3ヶ月になります。

    いつも子どもを抱きながら録っておいたこのドラマを観ています。

    奈々ちゃんたち夫婦に共感しながら、私たちのもとにやって来てくれたこの子へ愛情や感謝の気持ちが深まる思いです。

    私は小学校教員をしており、仕事をしながら不妊治療を続けてきましたが、仕事を抜けたり、仕事を早く切り上げて職場を出たりというのがなかなか大変でした…。

    人工授精にも5回チャレンジしましたが、他の先生に授業をお願いしてやっとの思いで病院へ行くも「またダメか…。」の繰り返し。

    辛いやら協力してくれた人たちに申し訳ないやら…という気持ちでいっぱいでした。

    「精子の状態が良くないので今回はやめておきましょう。」と言われ、仕事へ向かう車の中で涙が止まらなかったこともありました。

    二人だけの人生…里親…と夫婦それぞれに巡る思いもいろいろありながら…。

    より時間的にも経済的にも負担が…と悩みましたが、少しでも可能性があるなら!と、不妊治療専門の病院へ移り、体外受精へ進みました。

    管理職やチームの先生方へも不妊治療で次のステップへ進む旨を伝え、協力をお願いしました。

    病院も遠くなりましたが頻繁に通うようになったり、休憩時間を使って服薬や自己注射をしたり…。

    (気合が入りすぎたのか採卵ではなんと卵が20個もとれてしまいました!笑)

    周りの協力のおかげもあり、たくさんの人たちに祝福されて産まれて来た幸せな子です。

    初めは、なかなか夫の協力が得られず、空回り、孤独な闘いのように感じられた不妊治療でしたが、夫と共に同じ方向を向き、励まし合いながら過ごした時間が夫婦の絆を育んでくれたように思います。

    この子の親になるために必要な時間だったのかな?と今では思えます。

    周りになかなか相談できる相手もおらず、必ずゴールがあるわけでもない不妊治療。

    私はできるだけオープンに、もしも誰かの力になれるなら…という想いでいます。

    このドラマもきっと多くの、不妊治療に臨んでいる人たち、不妊治療に向かおうとしている人たちへのエールや道しるべになっているのではないかと思います。

    これからも楽しみに拝見させていただきたいと思います。

    奈々ちゃん、大器さんの元へ幸せが訪れますように…。

    <みやこさん 30代女性>

  • なかなか授からないので夫婦で検査を受けたら、双方に原因のある不妊でした。「自然妊娠は難しい」と言われてショックでしたが、今思えば不妊要因を見つけてもらえて良かったです。妊娠するには治療が必要という医師のお墨付きをもらえたので、両親も義両親も不妊治療をあっさり受け入れて精一杯応援してくれたし、夫婦共にに原因があったので、お互い負い目を感じたり感じさせたりせずに済みました。

    5回の人工授精はかすりもせずステップアップ、4回目の顕微授精で運良く結果を出していただいたときには37歳になっていました。38歳で無事に出産、我が子は現在8カ月。夫はガッツリ育休を取ってくれて、もともと良かった夫婦仲が産後はさらに良くなり、初めての子育てを楽しんでいます。

    不妊治療中は自分が妊娠できる気がしなくて、子供のいる暮らしは特別な世界のように感じていましたが、いざ自分が出産して育児してみたら、そこは特別な世界ではなく普通の日常の連続でした。でももし今もまだ不妊治療中だったら、今の自分の暮らしは、直視できないくらいキラキラした眩しい世界だったと思います。

    不妊も妊娠出産も経験して分かったことは、どちらか一方しか知らない人同士が分かり合うのは難しいということ。こればっかりは仕方のないことだと思うけど、このドラマで自分の知らない世界を擬似体験できれば視野も広がるし、とても良いことだと思います。

    <カプチーノさん 30代女性>

  • 毎週、楽しみに拝見させていただいております。
    40台後半の女性です。
    27歳で結婚、28歳から不妊治療を始めました。
    (運動率の悪さから体外受精から開始。)
    体外受精3回、顕微受精4回を行いましたが、妊娠できず、あっという間に10年が経っていました。
    38歳の時に転院し、院長先生から妊娠の確率は0、1%です。と言われ不妊治療を終了しました。
    不妊治療を終わらせる時期がわからず、づるづると治療を行っていたので、院長先生にはっきり仰っていただき、良かったと思っています。
    どうしても子どもが諦めなかった私は里親登録をし、民間斡旋団体から1年後、生後間もない男の子とご縁をいただきました。
    不妊治療は他人に言いづらいことなので、一人で悩み、くらいトンネルを歩き続けている感じでした。
    ななさんの気持ちがよくわかります。
    とても良いドラマなので、もっと宣伝をしていただき、沢山の人たちに不妊治療のことを知っていただき、理解していただけたら良いなぁと思います。

    現在、妊活をしている方々に幸せが訪れることを心からお祈り致します。

    <?さん>

  • 29歳で結婚。
    一に仕事、二に妊活のスタイルで2年。
    2年目は不妊治療も始めるも、妊娠せず、3年目からは一に妊活、二に仕事と少し割り切って職場に相談しながら今4年目、体外治療中です。

    旦那は三兄弟そろって同じ年に結婚し、その年に長男家族が、次の年に次男家族が子どもを授かり、自分達だけ…と焦りました。
    旦那が若いので不妊は私のせいだ。もっと若い嫁の方が良かったんじゃないか。なんて自分を責めたことも。
    ポジティブで元気が取り柄のキャラの私が、妊活する事で現れる弱い部分や嫌な部分に落ち込み、通院、通勤の車の中で何度泣いたかわかりません。

    主人公の妊活の辛さや嫌な気持ちとの葛藤に共感し、それでいいんだよ。と自分が言ってもらってるようで私の中の嫌な部分が救われます。
    また、2人が楽しく妊活している場面も微笑ましくて私たち夫婦の気持ちも癒してくれます。
    このドラマのおかげで妊活を前向きに楽しく頑張れるようになってきました。

    妊活に踏みだすきっかけになったり、妊活してる身近な人の気持ちに気づけたり、妊活してない人にも見てほしいなと思います。お姑さんは私と重ねて泣きながら見てくれているそうです。

    <?さん>

  • こんにちは。いつも楽しく拝見しております。

    不妊治療を2年した後、治療を休んでいる間に自然妊娠し、出産しましたが、治療の間は様々なことを調べました。
    主人も研究者で理系のため治療に対する偏見は少なく、私達自身でも治療方針を立てドライに取り組んでいたので、周囲の無理解に悩むことはそこまでありませんでした。

    治療するにあたって一番残念なのは日本が不妊治療後進国であることでした。(もちろんLGBTやステップファミリー後進国でもあります)

    着床前診断はアメリカのセレブの間では産み分け技術として当然の権利とされてます。むしろステイタスにさえなっていますが、日本ではメジャーではありません。
    人工受精は不妊治療ですらありませんでした。

    日本ではピルにさえ抵抗感がある人が多いですが、子宮を休める手段として上手く使えば妊娠予定もないのに無駄に排卵させることもないのです。

    景気のいいバブル時代はDINKSがもてはやされたのに、今の時代は納税者を増やせとばかりに村社会の圧力をかける日本の未熟さが悲しいです。情緒は日本の素晴らしい所である反面、集団になると何事にもウェット過ぎると思います。

    ドラマでは日本の閉塞感に風穴をあけるよう、新鮮な情報を取り入れた新しい価値観を産み出す結末になればと期待して観ております。

    <?さん>