フジテレビは、企業活動を通じた社会への貢献を常に意識し、メディア企業としての特質を生かして芸術・文化活動を始めとする様々な分野での社会貢献活動を推進しています。
(1)芸術・文化活動
高松宮殿下記念世界文化賞
高松宮殿下記念世界文化賞は、財団法人 日本美術協会(総裁 常陸宮殿下)が前総裁高松宮殿下の「世界の文化芸術の普及向上に広く寄与したい」というご遺志を継ぎ、協会設立100年を記念して1988年に創設されました。国際理解の礎となる文化芸術の発展に貢献した芸術家に感謝と敬意を捧げ、その業績を称えるもので世界の芸術家を対象に、1989年以来毎年、絵画、彫刻、建築、音楽、演劇・映像の5部門、5人に感謝状、メダル、賞金を贈っています。
また、次代を担う若手芸術家の育成を目的に、1997年、「若手芸術家奨励制度」が創設されました。
■世界文化賞 2008年受賞者発表
■世界文化賞 2008年授与式
■世界文化賞ホームページ
■日本美術協会ホームページ
美術館等の支援
フジテレビでは、フジサンケイグループと協力してわが国の芸術文化活動の普及等に寄与するため「彫刻の森美術館」「美ヶ原高原美術館」「上野の森美術館」の運営を支援しています。
上野の森美術館では、20周年となった高松宮殿下記念世界文化賞を記念して、2008年9月27日~11月9日まで、「高松宮殿下記念世界文化賞20周年 Art of our time―バルテュスから草間彌生まで― 世界のアーティスト41名が上野に集結!」を開催しました。絵画、彫刻部門の20年間の受賞者41名による、主に国内所蔵の代表作を集めました。現代美術の歴史に大きな足跡を残した偉大なアーティストの作品を一同に会して、20世紀後半から現在に至る’私たちの時代’の美術の流れを紹介しました。
ロン・ティボー国際音楽コンクール
半世紀を越える歴史の中で、ショパン、チャイコフスキー、エリザベート王妃国際コンクールとならぶ若き音楽家の登竜門として、数々の国際的名演奏家を輩出してきました。3年を周期に毎年、ピアノ部門、ヴァイオリン部門、過去の優勝・入賞者を迎えたガラ・コンサートの3つに分けて行われています。フジテレビでは、国際的な若手音楽家の育成に協力するため、このコンクールの運営を支援しています。
■2008年ロン・ティボー国際音楽コンクール
国際文化交換協会
国際文化交換協会は、日本と諸外国との間の交流と協力を図り、友好関係と相互理解の増進を目的として、1957年に設立されました。これまで大相撲のニューヨーク、パリ公演の主催をはじめ、ロン・ティボー国際音楽コンクール、日中学生会議の後援や仏・コルトー音楽学校への奨学金助成、2005年日本国際博覧会(愛知万博)への協賛など多様な活動を続けてきました。フジテレビでは、同協会の趣旨に賛同し、理事を派遣して活動への支援を行っています。
フジサンケイグループ広告大賞
日本の広告の向上と広告界の発展に寄与する事を願い、1971年に創設されました。フジテレビでは、フジサンケイグループと協力して賞の運営を支援しています。
フジテレビヤングシナリオ大賞
シナリオライターの発掘と育成を目指して、「フジテレビヤングシナリオ大賞」を主催しています。
■『第20回 ヤングシナリオ大賞』
クリエーターズ・スクール
未来のクリエーターの育成を目指して、短期間の集中講義・実習を行っています。
ホームページの人気コンテンツで、子どもたち向けのワークショップを実施
フジテレビのホームページ内の人気コンテンツ「少年タケシ」は、NPO法人CANVAS、慶応義塾大学と共同でワークショップを実施。小学生たちにWEBアニメ制作を手ほどきをしています。(6/22 東京大学情報学環・福武ホールB2F「福武ラーニングスタジオ」、10/12、13 慶応義塾大学三田キャンパス「ワークショップコレクション2008(WSC2008)」、2/14 秋葉原UDXギャラリー)
慶應義塾大学フジテレビ 寄附講座
慶應義塾創立150年、フジテレビ開局50周年を記念して、2007年4月より3年間、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所で、『フジテレビ寄附講座「テレビメディア論I/II」(Iは春学期、IIは秋学期)を実施しています。講師陣はフジテレビ役職員25名。本年度は一般学生を対象にした公開講座の2年目。
書籍「フジテレビ・全仕事」を関東1都6県の公立図書館に寄贈
21名の講師によって2007年度に実施された慶應義塾大学フジテレビ寄附講座の講義録を再構成した書籍「フジテレビ・全仕事」が2008年10月10日に扶桑社から刊行。その本を放送区域である関東地区1都6県の公立図書館789ヶ所に寄贈しました。
(2)チャリティ活動
FNSチャリティキャンペーン
【1】FNSチャリティキャンペーン [ FNSチャリティキャンペーンHP]
海外における恵まれない子どもたちの支援を目的にフジテレビをはじめとするFNS28局とユニセフとの共同チャリティプロジェクトを35年間にわたって実施しています。
【2】佐々木恭子アナ講演会
ガイアナ共和国現地取材報告講演会を9都道府県で開催。厳しい環境に置かれた世界の子どもたちの実情を伝えるため、毎年現地に入り取材活動を行い、テレビで伝えきれなかったことを直接講演会で伝えました。
【5】中国・四川大地震でフジネットワーク募金
2008年5月12日に中国中西部に位置する四川省アバ・チベット族チャン族自治州ブンセン県で発生した地震では9万人近い犠牲者が出ました。フジネットワーク募金では、5月14日より8月31日まで、被災者の皆さんの支援のための緊急募金の受付を行いました。寄せられた募金に、フジテレビとして100万円を寄付して、約6200万円をユニセフに寄付しました。その後も視聴者の皆様より温かな善意がをいただき、2008年度中にフジネットワーク募金に寄せられた寄付の総額は、65,931,596円となりました。この寄付は全額ユニセフを通じて、被災者・被災地の復興のために使わせていただいています。
映画収益寄付事業
【2】映画『西遊記』で実施した「悟空なまか基金」が紺綬褒状を受賞
フジテレビをはじめとするFNS28社と東宝株式会社、株式会社ジェイ・ドリームが、2007年の大ヒット映画『西遊記』で展開した「悟空なまか基金」に対し、1月20日に国から紺綬褒状が贈られました。「悟空なまか基金」は、「日本全国みんななまか(仲間)」をキーワードに、日本中に元気を届けようと行われたもので、2007年7月14日の公開初日から9月7日のファーストランまでの動員人数×10円を、新潟中越沖地震や様々な災害の被災地復興のために募金する活動でした。集められた募金は、FNS28社、東宝、ジェイ・ドリームで最終的に36,663,120円。FNSチャリティキャンペーンを通じて日本赤十字社へ寄付されました。今回の褒章はその功績に対して贈られたものです。
「お台場冒険王ファイナル」の収益の一部を寄付
お台場冒険王ファイナルの収益の一部を「緑の東京募金」へ寄付しました。
ヤクルトファン感謝デーのチャリティオークション
フジテレビ主催のヤクルトファン感謝デーのチャリティオークションの売上全額をFNSチャリティ基金に寄付しました。
社員が気軽に寄付活動に参加できるシステムを構築し、自発的な寄付行為をできるような仕組みを提案することを目指して、CSR推進会議PT社会貢献プロジェクトチームと人事局、フジランドが協力し、「TABLE FOR TWO(TFT)」を実施しました。
「アイドリング!!!ライブ」で寄付
7月5日及び「お台場冒険王ファイナル」での「アイドリング!!!ライブ」にて販売した商品の収益の一部(164,520円)を、中国四川大地震、岩手宮城内陸地震の被災者・被災地復興のために、日本赤十字に寄付しました。
(3)フジテレビ社員による社会貢献活動
あなせんプロジェクト [ あなせん日記HP]
フジテレビアナウンサーが、東京都港区・品川区にある公立の小学校に出向いて、児童を対象とした話し方教室を開いています。先生として「言葉で自己表現することの楽しさ」を伝える授業を行っています。2005年9月からスタートしたこのプロジェクトは、これまでに約6,200人の子どもたちに授業を行なってきました。
エコアナ活動
【5】障害者移動介助実習に参加
「めざましムービー」の無料上映会とエコアナによる絵本の読み聞かせプロジェクト
「難病のため病院から外に出られない」「町に映画館、娯楽がない」・・・そんな視聴者の思いを形にしようと、「めざましテレビ」、アナウンス室、フジテレビ社会貢献プロジェクトがコラボして、「めざましムービー」の無料上映会&子どもたちへの絵本読み聞かせを、「めざましテレビ」で番組公募で実施しています。
【1】「めざましテレビ」の人気コーナー『きょうのわんこ』のスタッフが総力を結集して制作した“めざましムービー”第5弾『わんこTHE MOVIE2』が、7月25日に発売。その無料上映会とエコアナによる絵本の読み聞かせを「めざましテレビ」で募集。応募者の中から以下で実施。
【2】“めざましムービー”第6弾『にゃんこTHE MOVIE3』が、2月18日に発売。その無料上映会とエコアナによる絵本の読み聞かせを「めざましテレビ」で募集。応募者の中から以下で実施。
社内・社屋周辺で清掃ボランティ活動
CSR推進会議PT社会貢献プロジェクトチームが中心となり、隔週月曜日のお昼休みに、社内および社屋周辺で清掃ボランティア活動を実施。
政府諮問機関の委員
木幡美子アナが、社会保障国民会議「持続可能な社会の構築(少子化・仕事と生活の調和)分科会」の委員(2月~10月)、法務省法制審議会民法成年年齢部会の委員(2月~)に委嘱されています。
注:社会保障国民会議は、社会保障のあるべき姿について、国民に分かりやすく議論を行うことを目的として、平成20年1月25日に閣議決定により開催が決定。1月29日に開催された第1回の社会保障国民会議の場で、3つの分科会の設置が決まり、年金・雇用を議論する「所得確保・保障分科会」、医療・介護・福祉を議論する「サービス保障分科会」、少子化・仕事と生活の調和を議論する「持続可能な社会の構築分科会」が設置され、各分科会で議論。
注:本年2月13日に開催された第155回法制審議会(法務大臣の諮問に応じて、民事法、刑事法その他法務に関する基本的な事項を調査審議)において、新たに設置された民法成年年齢部会では、民法の成年年齢を引き下げた場合,具体的にどのような問題点があるのかを掘り下げて検討。
(4)フジ厚生年金基金が責任投資原則(PRI)に署名
フジテレビが設立母体の一つとなっているフジ厚生年金基金(理事長:久保田榮一)では、平成20年4月1日、国連環境計画・金融イニシアチブ(UNEPFI)が提唱する「責任投資原則(PRI)」に、日本の厚生年金基金として初めて署名しました。「責任投資原則」は、国連によって提唱された投資面でのCSRガイドラインとも言えるもので、年金運用などの投資をする場合に“環境上の問題・社会の問題・企業統治の問題”に配慮していくことにより、CSR推進企業を間接的にバックアップし、持続可能な地球環境作りに貢献していこうというものです。PRI署名に伴う具体的な活動としては、平成19年度より、年金資産の一部をCSRに積極的な企業を中心に投資していくSRI(社会責任投資)ファンドで運用しています。
責任投資原則 |
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(5)地域貢献・活性化活動
台場地区での地域貢献・活性化
【1】フジテレビ本社見学
台場の本社社屋では、一般のお客様などを対象に見学コースを設け多くの方に来場していただいています。台場地区のシンボルマークになっている球体展望室(有料)は、全面バリアフリー対応となっており、障害手帳をお持ちの障害者及び付き添い1名については入場料無料としています。
【2】「お台場学園2008」(4/26~5/6)
文化祭をテーマに、フジテレビ本社屋周辺で開催する恒例のゴールデンウィークイベント。台場地区活性化に寄与。
【3】「お台場冒険王ファイナル」(7/19~8/31)
フジテレビ本社屋周辺で開催する恒例の夏イベント。番組とのメディアミックスが好評で、毎年400万人程度が来場。台場地区活性化に寄与。
団塊の世代に楽しんでもらいながら地域を活性化させる試み。セミナーやコンサートも実施。
【5】「HOT FANTASY ODAIBA 2008-2009」(12/13~1/4)
フジテレビ本社屋周辺で開催する恒例の冬イベント。社屋のイルミネーションやツリーが好評。台場地区活性化に寄与。
【6】港区ゴミ箱の設置
台場地区の景観美化を目的に、港区が設置しているタバコポイ捨て防止用灰皿(ゴミの処理管理は港区)のための用地をフジテレビ構内に1ヶ所無償で提供。
就職支援活動の協力
学生職業総合支援センター等が行っている就職支援活動(講演、指導、育成等)に協力しています。
自衛消防隊の技術審査会参加
消防署の自衛消防技術審査会(防火管理と災害時の活動能力向上を目的として開催)への参加。本社ビル自衛消防隊は、芝消防署の審査会に毎年参加。湾岸スタジオ自衛消防隊は、深川消防署の審査会に初参加し優勝。
深川消防署主催の消防演習に協力
3月2日の深川消防署の消防演習に、高橋真麻アナウンサーが一日署長に任命され、救助ヘリでの救出訓練やはしご車による救助活動が行なわれました。
消防署火災予防運動における広報活動の協力
春の火災予防運動(3/2~3/6)期間中、業務来訪者が数多く出入りする本社ビルエントランス設置のジャンボビジョンに、予防運動標語を表示し消防署の広報活動に協力しました。
番組出演者による一日警察署長および会場無償貸し出し
春の全国交通安全運動期間において、「踊る大捜査線」出演の俳優北村総一朗氏を東京湾岸警察署一日署長に任命するため、フジテレビが湾岸警察署に協力を行なった。また、交通安全キャンペーンのため、4月6日に会場として本社ビル1階イベント広場の無償提供を行いました。
(6)放送番組における社会貢献
「あいのり」
「週刊フジテレビ批評」
民放初の自己検証番組として1992年4月にスタート。フジテレビの番組とその内容に対する意見・質問に答えるほか、日本の放送界全体にかかわるテーマについても、視聴者からの意見を紹介し、有識者をスタジオに招いてお話を伺っています。「会社=法人としてのフジテレビでなく、マスコミ=公器としてのフジテレビを、一歩引いた立場から謙虚に論じよう」という姿勢で作った番組です。
「コード・ブルー~ドクターヘリ救急救命~」(7月~9月)
フライトドクター候補生の葛藤と成長を通して救急現場の真実を描くことで、現在の救急医療体制が抱える問題点を浮き彫りにし、命の地域格差への視聴者の問題意識を高めました。「コード・ブルードクターヘリ緊急救命連続ドラマ&スペシャル」DVDは社会保障審議会推薦児童福祉文化財に指定されました。
フジテレビ開局50周年ドラマ「風のガーデン」(10月~12月)
富良野を舞台に「人が最期に還る場所」をテーマに生きることの意味や家族の再生を描いたドラマです。宮本理江子ディレクターが平成20年度文化庁芸術祭 個人賞、放送ウーマン賞2008を授賞しました。
感動ノンフィクション大賞ドラマSP「愛馬物語」(5/3)
プロ・アマ問わず自作未発表の日本語で書かれたノンフィクション作品を対象とした、幻冬舎・フジテレビ共催の公募賞「感動ノンフィクション大賞」第2回の受賞作品。実話をもとに、処分寸前の馬を自宅に引き取って世話をすることを決意したある男の人生を、妻の病気や不仲であった娘との絆の再生などを絡めながら描いたドラマです。
「奇跡の動物園2008~旭山動物園物語~」(5/16)
旭山動物園が舞台のヒューマンドラマの第3弾!今回は日本一有名になった動物園において「進化を続けながらも忘れない原点」と、今動物園にできることは何かを描きました。
<NONFIX>「命のリレー、心のリレー~渡航移植に揺れる心臓病患者たち~」(6/18)
臓器移植法が施行されて今年で11年目。しかし、今までに国内の心臓移植はわずか54件。待機中に亡くなった患者は108人に上り、さらに、心臓移植の登録さえ諦め、亡くなっていく患者は四千人以上いると言われています。心臓移植待機患者の「生きたい」という願いを叶えるには、海外で移植を受けるしかない。心臓病を抱える3人がメールで知り合い、絆を深め、励ましあう。海外での移植に揺れる心臓病患者の心のうちを追った作品。
「たけしの日本教育白書2008」(11/22)
秋の定番番組第4弾は4時間40分にわたる生放送。司会のビートたけし&爆笑問題が、ゲストや教育現場の当事者とともに、「変わらなきゃ!」をテーマに生討論する構成にするなど新たな展開にチャレンジしました。
完全犯罪ミステリー・スペシャル『新証言!三億円事件 40年目の謎を追え! ~極秘捜査ノートが語る全真相~』(12/13)
1968年12月10日、東京・府中市で発生した昭和史最大のミステリー「三億円事件」。今にして20億円相当の現金強奪事件の捜査にかかわっていた刑事が、約6年の間書き続けていた“極秘捜査ノート”には、誰も知らない2200日にわたる事件の舞台裏が克明に刻まれていました。このノートと事件発生から40年目だからこそ語ることを許された証言を基に捜査の舞台裏をドラマ化。
「就職の神様2009」(1/9)
就活クイズ(準備編・実践編)、公開面接シミュレーション。「企業が求める人材とは?」をテーマにした就職活動中の皆さんに向けての応援番組。
ザ・ノンフィクション「家路」(2/1)
日本人のブラジル移民100周年と神奈川県にある養護施設エリザベスサンダースホームの創立60周年に合わせて制作。第二次世界大戦後、駐留軍兵士と日本人女性の間に生まれ、“敵国の子ども”と呼ばれ差別を受けた若者たちが養護施設園長の導きで、自分たちの農園を建設するためブラジルのアマゾンに向かいました。その後、様々な困難に遭い、間もなくして農園は閉鎖、番組ではちりぢりになった若者たちの消息を辿りました。戦後の混乱の中で生まれ、一度は親に、そして二度目は祖国に“捨てられた”彼らの胸のうちに去来するもの。それはこの混乱の時代を生きる私たちに、様々な問いかけをする示唆に富んだものでした。埋もれた歴史の一頁を紐解いた番組は、第46回ギャラクシー賞奨励賞と第17回FNSドキュメンタリー大賞特別賞を受賞。
開局50周年特別企画「ボクらの心に流れる歌」(2/27)
“50ッスth!(ごじゅうっす)”をキャッチフレーズに掲げ、2月27日(金)から開局記念日当日までの3日間、“歌”と“笑い”、そして“報道”の3ジャンルにわたり、それぞれ4時間以上の大型企画番組を放送。フジテレビの歴史と共に、各ジャンルの視点に立って、テレビの歴史と未来を三夜連続で放送。第一夜は、フジテレビオリジナルの膨大なアーカイブから、日本音楽史に残る名曲・歌手を一挙に紹介しました。
開局50周年特別企画「バラエティルーツの旅あなたがいるから僕がいる半世紀大感謝祭」(2/28)
現在、フジテレビで放送している数々の人気バラエティ番組の歴史をひもといていくと意外なルーツにたどりつく、というコンセプトに基づき、これまでに放送した代表的な番組、そして現在放送中の番組からそれぞれゲストを迎え、時代を代表する過去の貴重なVTRを見ながら、スタジオ生放送でそのルーツを探りました。
開局50周年特別企画「激動!世紀の大事件~証言者たちが明かす全真相~」(3/1)
番組は1960年から10年ごとに区切り、それぞれの年代の大事件を取り上げひも解く内容。ケネディ大統領暗殺、多摩川水害、日航ジャンボ機墜落事故、松山ホステス殺人事件などの秘蔵映像屋秘話などを紹介し、日本の50年を振り替えながら、記憶に残る事件を紹介しました。
フジテレビは昭和34年に開局。50年間に報道、情報制作が送り出した番組数は260以上、伝えたキャスターは180人以上、取材テープは170万本以上になります。
<NONFIX>「風船爆弾を作った少女たち」(3/1)
1944年、圧倒的な武力で勝利目前だったアメリカを震撼させた、日本の『極秘作戦』。直径10m、和紙とコンニャク糊で出来た奇想天外な新兵器「風船爆弾」を、10代前半の少女たちが、ただ日本の勝利を信じて、来る日も来る日も和紙をすき糊をつけ製造しました。彼女たちの葛藤を描いたドキュメンタリー。
「世界がもし100人の村だったら6」(3/7)
3月7日(土)土曜プレミアムで放送された「世界がもし100人の村だったら6」では、これまで放送したシリーズ5回同様、厳しい環境の中で、必死に生きる世界の子どもたちの現実をドキュメントしました。今回取材した国は、アフリカ大陸の3カ国。ダイヤモンドをめぐる内戦で両親を目の前で殺されたシエラレオネの少年、ポリオワクチンの予防接種ができず1歳で歩く力を奪われたニジェールの少年、極貧の一家の生活を支えるためにプロのサッカー選手になることを夢みるガーナの少年を取材。番組内での「ユニセフ募金」告知で集まった募金総額(現在集計中)とこれまでのシリーズのDVDの収益の一部をFNSチャリティキャンペーン事務局と連動してユニセフへ寄付する予定です。
「第38回広告大賞」(3/20)
『フジサンケイグループ広告大賞』は、グランプリを含む「メディアミックス部門」、各媒体別に作品を審査する「メディア部門」「クリエイティブ部門」「パブリック部門」、話題性の高い広告や社会に貢献した企業キャンペーンなどを表彰する「特別部門」、そして各媒体を効果的に活用し、話題性の高かったイベントを表彰する「イベント部門」があります。第38回の今年度は374点の中からグランプリなど6部門33賞が選ばれました。これらの受賞作品や2008年度の話題作を紹介。
特別番組「東京マラソン~そして街はひとつになった~」(3/21)
なぜこれほどまでに『東京マラソン』は人々を引きつけるのか?42.195Kmが紡ぐ、知られざる舞台裏をドキュメンタリーとドラマで描きました。
フジテレビ開局50周年ドラマ特別企画「黒部の太陽」(3/21、22)
半世紀にわたって視聴者とともに歩んできた歴史の証し、そして今後も視聴者と共に文化を培っていきたいという放送局としての意思表示となる記念番組を放送しようと、「黒部の太陽」を制作しました。登場人物一人一人を原作に忠実に描き、今まで見たことのない「黒部の太陽」が誕生。次から次へと難問、試練に襲われる史上最大の難工事に不屈の精神で挑む姿を通じて、現代に生きる人々に強いメッセージを送りました。
報道番組
フジテレビは【ミャンマー日本人銃撃の瞬間映像】で、ミャンマー政府の虚偽と残虐性を暴いたとして2008年新聞協会賞を受賞しました。「日航機事故スクープ映像」「薬害C型肝炎」に続く3度目の受賞はテレビ界では初めてのことです。ニュース番組は「新しいニュース作り」を基本コンセプトとして、2時間のワイドニュース「スーパーニュース」を編成し、21世紀に相応しい話題性のあるニュース番組として、同時間帯で7年連続視聴率トップを維持しています。昼の「FNNスピーク」は同時間帯最大の30分枠を駆使して速報性で勝負し、夜の「ニュースJAPAN」は特色あふれる編集方針で信頼を勝ち得ています。また、毎週日曜早朝に放送している「新報道2001」では、毎回その時々のキーマンをゲストに招き、貴重な発言を引き出して番組からニュースを発信するスタイルで、各界の注目を浴びています。
さらに、定時ニュース番組では捉えきれないニュースを追跡・発掘する調査報道を積極的に行い、「新証言 3億円事件40年目の謎を追え!」などドキュメンタリードラマ形式で検証した大型報道スペシャル番組を制作しました。
a)「FNNスピーク」 [ 番組紹介]
b)「スーパーニュース」 [ オフィシャルサイト]
c)「FNNスーパーニュース」 [ 番組紹介]
d)「FNNスーパーニュース」(WEEKEND) [ オフィシャルサイト]
e)「LIVE2008ニュースJAPAN」
情報番組
a)「めざましテレビ」 [ オフィシャルサイト]
i)ヒト調
【1】被害者に米を…ミャンマー緊急支援NGOに密着(5/30)
5月、ミャンマーで大規模な洪水が発生、多くの犠牲者がでました。日本のNPO団体が支援しようとするが、ミャンマーに入国できない。さらに支援物資は軍上層部だけに届き、国民には届いていないという現実がある中、どうしたら本当に困っている人たちに手渡すことができるのか、ひとりのNPO職員の奮闘に密着しました。
【2】アフガニスタン支援…ひとりのNGO女性職員に密着(9/5)
8月、アフガニスタン東部で日本のNGOスタッフが拉致、殺害されるという痛ましいニュースが伝えられ、アフガニスタンで活動するNGO団体は、撤収を余儀なくされました。その中のひとりの女性。支援を必要としているにも関わらず、撤収という事態に彼女ができることは…現実と熱意の狭間に立たされた彼女に密着しました。
【3】パレスチナの子どもを救え!NPO職員に密着(1/16)
イスラエル軍はパレスチナ・ガザに侵攻、多くの人たちの命が奪われました。犠牲者のほとんどが子どもという現実…この状況をなんとかしたいと願うひとりの青年。どうしたらいいのか…彼は大規模なデモを行い日本から国際社会に訴えることで多くの子どもたちを救えるかもしれないと考えました。その奮闘に密着しました。
【4】倒産…人生は終わりじゃない 企業経営者を救う男性(2/6)
先の見えない不況の中、中小企業は資金繰りに頭を抱え、倒産してしまうというケースが目立っています。中には、「自殺」という最悪の事態を選択する経営者も少なくありません。かつて、自分も同じ経験をした65歳の男性。ひとりでも多くの人を救うため毎日、ボランティアで相談にのっている。「話をちゃんと聞いてあげることが一番大事」というこの男性に密着しながら企業経営者の声を取材しました。
【5】日雇い労働者の命を守る…無料で診察するドクター(3/6)
不況の中、路上生活者も増加傾向に。東京・台東区にある通称・山谷。ここもそういった人たちが増えています。仕事がない中、体調を崩しても病院にも行けない。そんな人たちを救おうと無料で診察しているドクターに密着。なぜ。そこまでするのか?密着から見えてきた現状とは…。
ii)見たもん
b)「めざにゅ~」
c)「めざましどようび」 [ オフィシャルサイト]
公示地価の平均が下落する中、上昇率で全国の2~4位となった北海道伊達市。取材してみると高齢者に優しい街づくりをしていて毎年1500人位の移住者がいました。高齢化社会に向けて一つのモデルケースを紹介しました。
d)「とくダネ!」 [ オフィシャルサイト]
ii)医療プロジェクト周産期医療
妊婦受け入れ拒否問題について、病院・医師・妊婦の立場から検証。今、地域医療や行政に求められている課題を浮き彫りにした。
iii)特捜教育プロジェクト
今、学校で何が起きているのか?子どもたちの未来は‥
教育ウィークとして一週間にわたって、生徒の学力向上に取り組む教育現場などについて特集した。
iv)FNSチャリティ佐々木報告
佐々木恭子アナが、FNSチャリティキャンペーンの支援国取材のため現地へ赴き、「とくダネ!」の中でリポート。4回目となる2008年は、南米最貧の地で広がるエイズによる差別の悲劇などを報告。
■第24回FNSアナウンス大賞の「大賞」が、FNSチャリティ支援国取材の佐々木恭子アナウンサーに決定!佐々木アナの受賞の喜びを緊急掲載。
■エコアナ・佐々木恭子リポート FNSチャリティキャンペーンでのHIV/エイズ取材が、与えてくれたもの!
v)その他「特捜部」にて
e)「スパイスTVどーも☆キニナル!」 [ オフィシャルサイト]
【1】振り込め詐欺最新手口とその対策(10/2)
【2】シリーズ介護(10月~3月 計7回OA)
高齢者介護の現場で起きている様々な問題について、介護サービス利用者、その家族、ヘルパー、ケアマネージャーなど、それぞれの現状を密着取材し顕在化。現場の実状に即していなかった「散歩介助の規制」に関しては、民主党により国会に質問書が提出され、規制判断が見直されるという動きに発展しました。また、日本の介護の将来像の一つを、介護先進国と言われるオーストラリアの現地取材で模索しました。
その他の放送
【1】日本語放送
アメリカを中心に、海外在留邦人向けの福利厚生を目的にした日本語テレビ放送を27年間にわたり実施中。バラエティからドラマまで娯楽番組を幅広く提供している他、ほぼリアルタイムで日本のニュースを伝送し、海外版の報道番組として平日は毎日提供しています。
【2】BSフジ「キャンパステレビ局」(5/10)
情報制作局と大学・学生を結びつける「学生コンテンツプロジェクト」の一環。大学生(東京工科大学の学生10人)が2チームに分かれ、身近な疑問について企画立案し、取材、リポート、編集する「大学生による情報番組」です。
その他(受賞歴)
(7)スポーツ活動
日本大相撲トーナメント
例年恒例の「日本大相撲トーナメント」のプログラムとして、ちびっ子相撲指導を実施しています。現役役力士等が、ちびっ子力士を直接指導して、国技相撲の普及を支援しています。
毎年3月に行われる「春の高校バレー・全国高等学校バレーボール選抜優勝大会」への出場をめざして頑張っている高校生バレーボーラー達を応援するため、2001年からスタートしたプロジェクト。
NPO法人柔道教育ソリダリティーへの支援
日本の心「柔道」を通し、日本の心を伝えるために、発展途上国へのリサイクル 柔道着・畳の送付、外国への指導者派遣を行い、柔道を通して健全な青少年を育てるために柔道教室や柔道シンポジウムを定期的に行っているNPO活動を支援しています。
日本サッカー協会「こころのプロジェクト」支援
サッカー日本代表選手や現役のJリーガー、なでしこリーグの選手らが、「夢先生」として学校の授業を受け持ち、夢や目標を持つことの素晴らしさ、それに向かって努力することの大切さ、フェアプレーや助け合いの精神を、子どもたちと語り合い、触れ合いながら伝えていく活動JFA「こころのプロジェクト」活動内容を支援しています。地上波・CS番組内で紹介したほか、フジテレビの日には、「冒険王」でも、講演と実技を行い、多くの方々にこのプロジェクトを広めました。
全日本リトル野球協会の支援
1970年代からサンケイスポーツと共に、子どもたちの健全なスポーツ環境の整備に協力・支援しています。また、全日本選手権では共催に入り、その様子は「すぽると!」の中でも紹介しました。
(8)映画事業における社会貢献活動
映画『ホノカアボーイ』で食育啓蒙キャンペーンを実施
ハワイ島の小さな町ホノカアに暮らす日系人女性ビーさんの手料理の魅力を書き上げたエッセイ「ホノカアボーイ」から制作された映画「ホノカアボーイ」。作品中に幾度となく登場するビーさんの手料理の描写を通し、作る喜び、食す喜び双方の目線で物語が展開していきます。映画のキーコンセプトでもある、食事を作ってくれた人への感謝の気持ちを表す言葉「ごちそうさま」に象徴される「食」への感謝をメッセージするために、食コミュニケーションプロジェクト「ごちそうさま委員会」を立ち上げ、食に関心の高い企業と共に、「ホノカアボーイ」の世界観と共通したオリジナルCFの制作などを行い、食に対する感謝の姿勢、そして食育等への取り組みを発信しました。(3/14公開)
(9)学術・技術研究分野における社会貢献活動
番組制作機器・放送機器の開発
より高いクォリティのコンテンツ制作と上質で安定した放送を実現する機器を開発し、放送文化の発展に貢献しました。
インターネット網を利用した素材伝送システムの開発により、平成20年度放送文化基金賞受賞。
平成20年度日本民間放送連盟賞技術部門最優秀賞、映像情報メディア学会優秀論文発表賞受賞。
技術展示活動
フジテレビが技術開発した製品などの紹介を行い、放送業界の発展に貢献しています。
幕張で開催された展示会の企画「デジタル放送サービス/インターネットモバイルサービス最前線」に参加
長野県諏訪市で開催された諏訪圏工業メッセに野村ユニソン株式会社と共同で開発した伸縮型カメラクレーン「Viewston」を展示(野村ユニソンブースにて)
幕張で開催された国際放送機器展にフジテレビ単独ブースを構えて最新の開発技術を展示
その他
電波資源の有効利用や様々な放送技術の開発に貢献したほか、各種セミナーや技術フォーラムに参加しています。
(10)イベント活動における社会貢献活動
めざましムービー 映画祭シリーズ
日本各地では、「過疎の町をどうにかしたい」「地域を活性化したい」という目的で、さまざまな映画祭が行われています。これらの映画祭から、「めざましテレビ」に、力を貸して欲しいというオファーがあり、「めざましムービー」の映像ソフトを提供し、映画祭に協力しています。
シルク・ドゥ・ソレイユ「ドラリオン」(1/25~4/6)「コルテオ」東京公演(2/4~5/5)
「ドラリオン」「コルテオ」の会場では、ハートビル法に準じたバリアフリー措置(階段・手すり・スロープなど)を講ずるとともに、車イス席、介護席、授乳室、身体障害者用トイレ(2箇所)の設置を行い、ハンディキャップを持つ人にも安心して楽しめる会場としました。また、会場内のゴミ分別の徹底を図るほか、急病等に迅速に対応するため「AED」「簡易担架(10か所)」の設置を行っています。さらに、地震の発生に備え地震緊急通報装置(デジタルなまず)を設置するなど会場の安全確保に努めています。その他にも、チャイルドシートの無料貸し出しも行っています。また、「コルテオ」の会場では、トイレにインフルエンザ予防対策として、ウイルス除去剤を設置しました。
子ども絵画館 in お台場
3/20~4/5の春休み期間中、フジテレビのシアターモールにて、文部科学省「子どもの居場所づくり」キャンペーン参加事業『ふるさとのお盆の思い出』絵画コンクール入賞作品展覧会を行いました。2008年で9回目を迎えた「ふるさとのお盆の思い出絵画コンクール」から、4万7千点以上の応募の中から選ばれた入賞作品の展示を行ったほか、初日の20日には、小学生低学年、高学年、中学生の部の3部門の最優秀賞の授賞式も行われました。
(11)販売グッズ・映像ソフト事業における社会貢献活動
(12)健康・安全活動
AED(自動体外式除細動器)の設置
本社ビルにはAEDを合計9台配置しており、その内3台は一般お客様対応として一般見学エリアに配置しています。一般見学エリアの1台はAED収容型の自動販売機として設置されています。湾岸スタジオにはAED2台を設置しています。
(注)AED(自動体外式除細動器)は、突然心停止した人に電気ショックを与えることで心臓のけいれんを取り除き患者の命を救う医療機器。医師や専門家のみが取り扱うことが出来たが、2004年7月から一般市民も使うことができるようになりました。
新型インフルエンザ対策委員会を設置。社内イントラに、新型インフルエンザとは何かという知識や対策マニュアルを掲示。また、新型インフルエンザ・パンデミック時の事業継続計画の策定し、新型インフルエンザ対策マニュアルの作成・配布しました。感染防止用品を備蓄し、感染防止用ポスターも掲示しています。