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TOPエコアナ活動中外務省グローバル・ユース・エクスチェンジ事業にフジテレビが協力! 佐々木恭子アナの「国際環境シンポジウム~外国人が見た日本のエコ活動~」報告
エコアナリポート!!

外務省グローバル・ユース・エクスチェンジ事業にフジテレビが協力!
佐々木恭子アナの「国際環境シンポジウム~外国人が見た日本のエコ活動~」報告

[2008年12月1日更新分]

■グローバル・ユース・エクスチェンジ事業とは?

11月15日。外務省主催のプロジェクト、グローバル・ユース・エクスチェンジ(GYE)事業のシンポジウムに参加させていただきました。 GYE事業というのは、国際交流が主な目的で、世界各国から選ばれた学生、研究者、若手の社会人たちが一堂に会し、ひとつのテーマに沿って2週間合宿生活をしながら、議論を深めていくというものです。今年で既に15回目を迎えるそうです。

今年のテーマは「環境」。そこで、メンバーたちは和歌山でエコツーリズムに参加したり、再利用を行い、循環型の生産に取り組んでいる醤油工場の見学をしたり、ホームステイをしたり、子どもへのリサイクル教育を熱心に推奨している企業を訪問したり、充実した時間を過ごしてきたようでした。


■国境を越えた「もったいない」意識
国際環境シンポジウムは、GYE事業の最後の締めくくり。代表者4名、(モロッコ、ブラジル、ポーランド、デンマーク出身)が、まずはプレゼンテーションを行いました。

私の心に残ったのは、「もったいない」という概念が、国境を越えて伝わりやすいのだなあということです。発言者の多くが、この「もったいない」に感銘を受けたと話していました。

プロジェクトの中では、単に“無駄にしない”だけではなく、“まだ使えるのに使わないでいるのは、恥ずかしい、残念なことなのだ”という“SHAME”という感覚までをも伝えたそうで、日本人が伝統的に持ってきた美意識が、世界の人々に共感を得ているのは、とても嬉しく感じました。私たち自身が、「もったいない」をおろそかにしているようで、やや耳が痛い面もありましたが・・・。


都市と環境に関しての研究には定評のある、
名古屋大学青正澄教授
続く名古屋大学・青正澄教授による講義では、2週間で培ったネットワークを大切に、4年後には環境オリンピック開催を目指そうという提言があり、会場内からも拍手が沸き起こっていました。

確かに、『こんな取り組みをしています』『わが国ではこんなに意識が変わりました』といった具体例や知恵が世界中から集まってくるのを、見てみたいですよね。私としては、取材もしたいですねぇ・・・!

■環境問題解決は、理想と現実の折り合いをつけることから?

妖怪と自然保護に関するユニークな研究でも知られる
和歌山大学中島敦司教授


パネルディスカッションに参加した各国代表
(左から、メキシコ代表、フィジー代表、フランス代表)

そして、最後がパネルディスカッション。私はモデレーターを務めさせていただきました。和歌山大学の中島敦司教授、名古屋大の青正澄教授に加え、メキシコからはエンジニアの方、フィジーからはジャーナリストの女性、フランスからは水を供給する事業に携わる方、合計6名で進めました。

主な議題は、“脱・大量消費社会を目指すためにどう意識改革していくか”“環境教育をぞれぞれの国でどう実現していくか”“先進国が環境面において途上国に果たしていける役割は何か”“「持続可能な社会」を実現していくには何が重要か”など。プロジェクトのメンバーが2週間の議論をまとめた「総合提言」をベースに、意見交換をしました。

こういった事業に積極的に参加するような意識・関心のレベルが高い人が多ければ、環境の問題なんてかなり解決できるだろうに、と私は強く思います。ただ、現実はそうではありません。意識が低いわけではなくて、様々な考えの人がいるということです。高価なリサイクル商品よりは、安価で質もいい大量生産商品がほしい人もいるというのも、また現実なのです。人間の欲望の本質かもしれません。

ユースメンバーの皆さんが情熱的に語る、理想の姿も大事。理想がなくては、物事は進まないですものね。それと同時に、現実とどう折り合いをつけ、行動を変化させていくのか、そのために必要な具体的なアプローチは何なのか、併せて考えていかなくてはいけないのだとも思います。


■地球市民の一人として、できることから!!
ともあれ、環境と一口にいっても、国によって取り組みのレベルも違う、目指すべき目標も違う、それぞれに出発点が異なる中で熱い議論が交わされ、異なる価値観に触れられた体験は、ユースの皆さんにとって本当に大きな意味をもつのではないでしょうか。

青正澄教授は、次のように締めくくられていました。
「皆さん、国に帰ってもネットワークを大切に、それぞれ、リーダーになって下さい。」と。
その言葉に尽きると思います。
環境は、自分たちの利益だけを言い始めたら、何も進まないですものね。
ふるさとに帰ったメンバーの皆さんは、きっとこれから、先進国、途上国に関わらず、友達になったほかの国のメンバーの顔を思い出しながら、環境へのアプローチを推し進めていくのでしょう。リーダーシップをとりつつ!

私は、議事進行にいっぱいいっぱいになってましたが、短い時間でも、たくさんの国の人の事情、考え方に触れられる、いい機会を頂きました。何より、皆さんの口から自然と「地球市民の一人として」という言葉が出る中、「あれこれ言い訳してる暇はないのだなぁ、できることは確実にやろう」と、自分への責任を改めて感じた次第です。

お世話になった皆様、ありがとうございました!

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