フジ厚生年金基金が国連の責任投資原則(PRI)に署名
[2008年7月9日更新分]
久保田理事長が署名したPRI証書
ソウルでの署名式典(1)(2008.6.17)
ソウルでの署名式典(2)
(左から3番目が久保田理事長)
PRI署名式典で国連環境計画金融
イニシアチブ特別顧問・末吉竹二郎氏と
握手する久保田榮一理事長
フジテレビが設立母体の一つとなっているフジ厚生年金基金(理事長:久保田榮一)では、平成20年4月1日、国連環境計画・金融イニシアチブ(UNEPFI)が提唱する「責任投資原則(PRI)」に、日本の厚生年金基金として初めて署名しました。
「責任投資原則」は、国連によって提唱された投資面でのCSRガイドラインとも言えるもので、年金運用などの投資をする場合に“環境上の問題・社会の問題・企業統治の問題”に配慮していくことにより、CSR推進企業を間接的にバックアップし、持続可能な地球環境作りに貢献していこうというものです。
平成20年6月30日現在、およそ計1500兆円の資産運用高を代表する約380(うち日本は13)の運用機関等が同原則に署名し、活動の輪を拡大しています。
同基金では、厚生年金基金としての受託者責任を全うするだけでなく、年金資産運用を通じて地球環境や社会により良い影響を及ぼし持続可能な社会の実現に寄与することも重要な社会的責任(CSR)と考えています。このたび国連の「責任投資原則」に賛同し署名することで、その取り組み姿勢を国内外に表明しました。
PRI署名に伴う具体的な活動としては、CSRに積極的な企業を中心に投資していくSRI(社会責任投資)ファンドでの運用を年金資産の一部で平成19年度より実施しています。
同基金の「責任投資原則(PRI)」への署名は、金融機関以外では日本で2番目、厚生年金基金では初めてのケースとなり、この署名をきっかけに日本でも同様の活動の輪が拡がることが期待されています。
責任投資原則(PRI)