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2008年度 社会貢献トピックス

秋葉原、バレンタインデー、そしてワークショップ

[2009年3月2日更新分]

少年タケシ編集長 福原伸治スペシャルコラム



バレンタインデーの秋葉原でワークショップ「第4回タケシ学院」が開催されました。 何度もこのページでも書かせていただいておりますが、私たちデジタルコミック「少年タケシ」とNPO法人CANVASとの共同開催のワークショップももう5回目を数えます。

今回は秋葉原駅前にある秋葉原UDXビル4階UDXギャラリーが会場。当日、同じ建物でフィギュアのイベントがあるらしく、駅前からUDXビルを取り巻くものすごい行列で、まさに「これぞ、秋葉原!」といった感じでした。




今回のプログラムはいつものFlashアニメやパラパラマンガが午前の部で、たくさんの子どもたちが熱心に絵を描いておりました。

今回はそこに初めての試みとして、俳句や短歌のワークショップ「はじめてのたんか&はいく」、そして、ラジオ番組を作るワークショップ「ラジオタケシ」というのを、東京藝大の学生たちのコミュニティラジオのチーム「コジマラジオ」と共同で企画しました。

通常のアニメだけでなく、「ラジオ」、そしてと「たんか&はいく」と『描く』『詠む』『話す』といったいろいろなジャンルの競演です。


「はじめてのはいく&たんか」は俳人としても評価の高い阿部知代アナウンサーに俳句の講師をお願いしたり、親御さんも参加可能にしたこともあり、お子さんはアニメやラジオを楽しみ、親御さんは俳句や短歌に挑戦というちょっと面白い図式にもなっていました。




ラジオの方も、女の子たちばかりの参加だったのですが、これがことのほか盛り上がりまして、最初は少し緊張していたりでしたが、自分でニュースを作るところからはじめまり、バレンタインデーということもあって、いきなりスイッチが入ったかのようにみんな熱く語り出し、しまいには子どもたちだけで番組を進行するというほどになっていました。

なんだかマイクが目の前にあって、トランスミッターの小さな箱からアンテナを伝って電波が流れ、それがラジオから流れるということがよくわかるので、いやがおうにも気分は盛り上がるようなのです。

その様子も会場にラジオを置いて流していたので、なんだかこの空間が様々なメディアで満たされていたような不思議な感覚でした。そういうなんでもあり感はもしかしたら、秋葉原という街にマッチしていたのかも知れません。

後日、毎回のように参加してくれる小学6年生の男の子からこんなメールが届きました。
「イジメにあって嫌な思い出ばかりで学校嫌いだけど、タケシ学院のイベントとか楽しいことがあったから
学校嫌だけど我慢できました」

ちょっとは子どもたちの役に立てて嬉しかったです。

文:福原伸治 少年タケシ編集長(情報企画部)

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