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2008年度 社会貢献トピックス

自転車でエイズ予防を啓発!!フジテレビ・チャリティキャンペーン事務局員が、「世界エイズデー」の「コグウェイfor Stop AIDS 2008」イベントに参加しました!

[2008年12月5日更新分]

コグウェイ for Stop AIDS 2008 に参加しました!

日本では増加しているHIV感染率!

みなさん、12月1日が「世界エイズデー」ということを知っていますか?世界では毎日、6,800人以上がHIVに感染し、5,700人以上がエイズで命を落としているといわれています(AIDS epidemic update 2007より)。


レッドリボン
世界的にHIV感染率は横ばい状況で、なかには縮小傾向の国もあるなか、なんと日本では増加傾向にあるのです。日本がこのような状況だということを知っている人は少ないのではないでしょうか?

このような世界的レベルでのエイズまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を図ることを目的としてWHO(世界保健機関)が1988年に制定し、日本では厚生労働省が中心となって12月1日前後にエイズ予防や偏見差別を無くすための活動が数多く行われています。また今では「レッドリボン」がその運動のシンボルマークにもなっています。

たとえば、11月29日(土)には「RED RIBBON LIVE 2008」という様々な分野で活躍する人たちが集まり、ライブとトークを通じてエイズの予防を啓発するイベントも行われ、FNSチャリティキャンペーンでHIV/エイズに関する取材・講演会を精力的にこなすフジテレビの佐々木恭子アナウンサーも出演しました。
このように厚生労働省が主体となって大々的に行う運動だけではなく、NPOやNGO、学生団体などが中心となって工夫を凝らした啓発イベントが、この「世界エイズデー」に行われています。

今回私は、そんな活動の一つ「コグウェイfor Stop AIDS 2008」というイベントに参加しました。

コグウェイとは?


そもそも「コグウェイ」とは、「楽しく自転車を漕ぎ(漕ぐ=Cog)ながら自分の力で道(way)を切り拓き、社会へさまざまなメッセージを発信する事業。」(HPより抜粋)という理念のもと活動している団体であり、山崎(やまさき)美緒さんと山田耕平さんの2人が中心となって活動しています。ちなみに筆者の名前も山崎(やまざき)ですが、親戚ではありませんでした…。


メガホンを持っているのが
山田耕平さん。その右が山崎美緒さん
こちらの山崎美緒さんはアフリカ8カ国5,000キロを日本人女性では単独で初めて自転車走破したというバイタリティ溢れる人です。「直接触れ合わないと、理解なんてできへん!」(彼女、ばりばりの関西人です。さらにちなみに私も関西人です。しかも近所。でも、親戚ではありません)といって大学を休学し、いきなりアフリカに飛び出したデカイ(!)人です。(筆者の山崎は日本国内でチナチマと活動するチッチャイ人間です)

もう一人の代表山田耕平さんは青年海外協力隊の村落開発普及員としてアフリカ・マラウイへ派遣され、現地の状況を目の当たりにし、何かできないかと立ち上ったそうです。エイズ予防啓発ソングとして歌った「ディマクコンダ(愛してる)」が現地の音楽チャートで1位となり、日本との架け橋となって日々活動されています。(マラウイでは誰でも知っているスーパースターだそうです。本当だそうです!)

11月30日、神宮外苑絵画館前から増上寺へ!


前置きが長くなってしまいましたが、このような理念で活動している人たちに何か協力できないだろうかと、自転車歴たった3ヶ月の私、山崎も、11月30日の自転車イベントに参加させていただきました。

当日は“エイズデーのシンボルカラーでもある「赤」を身につけて走りましょう”というルールに乗っ取り、初参加の山崎はより多くの方にアピールできるようにこんな服までをつくってしまいました。

表面(左) フジテレビの目ん玉マーク
裏面(右) フジテレビ及び系列各局で活動しているFNSチャリティキャンペーンのロゴです

正午、神宮外苑絵画館前に集合。快晴です。絶好のサイクリング日和。続々とサイクリスト(自転車乗り)が集まってきました。赤、赤、赤、みな思い思いの赤です。私のタンクトップも目立たないくらい赤に染まりました。

全員で集合写真 赤いでしょ!

一通り参加者が集まったところで、山崎美緒さん・山田耕平さん・他コグウェイメンバーの挨拶と趣旨説明。このイベントのために集まった人は知っていて当然なのですが、たまたま通りかかった人がこれをきっかけにエイズデーを知ってくれたことを祈ります。


この日の目的地、芝の増上寺。
徳川家の菩提寺でもあった
由緒正しいお寺です
いよいよ出発!写真にあるアドバイクが先頭になり、外苑周辺や皇居周辺の道をゆっくり走りながら東京タワー下の増上寺までむかいました。走っている途中、多くの人がこちらに眼をむけます。「なんじゃこりゃ?」と思った人が多いでしょうが、「あー、今日のあの自転車の集団はエイズデーの一環だったんだね。」と、一人でも多くの人が感じてくれたら嬉しいです。ちなみにこの時間、内堀通りの一部は歩行者・自転車専用になっており、多くの人たちと交流がもてました。みなさん、また赤を見たら世界エイズデーを思い出してくださいね!


メガホンを持っているのが山崎美緒さん
そして目的地の増上寺着。イベントの一環として、素敵な赤をまとった二人に「ベストドレッサー賞」が贈られるのですが、なんと目ん玉マークの私がそのうちの一人に光栄にも選ばれてしまいました!

いやー賞を貰うなんていつ以来やら?“世界を股に掛ける山崎”さんから“国内限定のフジテレビ山崎”に素敵な賞をいただきました!でもこのようなちょっとした遊びゴコロは大変重要だと思います。みんなが参加して真剣に考えながら、でも楽しんでまた次も参加しようって思える活動こそが、若者達の心に響くような気がします。

この後、渋谷で同様のエイズデーイベントを開催していた人たちも集合し、増上寺安国殿にて「STOP AIDS 祈願」。参加者が祈願しただけではなく、たまたまこの時間に増上寺にいらっしゃった方々もこの活動を知って、心のなかで祈願してくださったことでしょう。

11月30日、神宮外苑絵画館前から増上寺へ!

きっかけって、偶然が多いですよね!狙ってできることなんてそうありません。神宮外苑の絵画館前で、走っている道中で、増上寺で、そしてこのホームページで、たまたま知ってもらえればいいと思います。そうやって輪が広がっていくのではないでしょうか。私だってこのイベントに参加したのは、自転車に乗っていることをたまたま知ったかつての上司が、「参加してみたら?」と声を掛けてくれたのが始まりですから!

このような活動は始めからガツンと大々的にやるのではなく“いかに継続することができるか”だと思います。みんなが参加したくなるような啓発イベントを来年、再来年と続けていき、さらに大きな輪をつくっていきましょう!

増上寺にて集合写真!

コグウェイの皆様、お世話になりました!これからもどうぞよろしくお願いします。
正直申し上げますと、実は私も12月1日が「世界エイズデー」なのだとこのイベントをきっかけに知りました。今日本でHIV/エイズは対岸の火事ではなく、まさに渦中のことだと言えます。しかしそのことを知っている人はほんの一握りにしかすぎません。HIV/エイズを完治させる薬というものは現在ありません。

これ以上HIV/エイズのまん延を防ぐためには、一人一人が正しい知識をもち、行動し、感染者および患者に対する偏見をなくすことではないでしょうか。これをきっかけに一人でも多くの人が「赤」を見たときにHIV/エイズのことを思い出してくれれば幸いです。

文:山崎 恵(フジテレビ FNSチャリティキャンペーン推進室)

※コグウェイに関しての詳細は、こちらから  http://cog-way.com/

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