フジテレビのCSR活動 2013年度~2020年度

2011年度活動報告

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2011年度 東日本大震災被災地支援活動報告

フジテレビでは、2006年のCSR推進室発足以来、多様なCSR活動を行ってきましたが、2011年3月11日の東日本大震災発生後は、これまでの経験をもとにフジ・メディア・ホールディングズ各社、系列各局と協力し、それぞれの本業を生かした被災地支援活動を開始しました。
メディア企業として情報を正確かつ迅速に伝えることはもちろん、一企業、一市民としてどんな支援ができるのかを考え行動しました。
この報告書は、2011年3月11日から2012年3月31日までの約1年間に行ったフジテレビのCSR活動の記録です。
フジテレビは、今後もグループ各社、系列各局と協働してニーズに合わせた長期的支援活動を行っていく予定です。

CSR推進会議プロジェクトチームの活動

東日本大震災発生直後に、被災した子どもたちを支援する「こどもおうえんプロジェクト」を立ち上げ、おもちゃや絵本・文房具などを届ける支援活動を実施。
フジテレビ社内やフジ・メディア・ホールディングス各社、FNS系列各局などから集まった品々を被災地や避難先に直接届けた。6月以降は、被災地のニーズに合わせて子ども達の心のケアに重点を置き『ハロー!どっこくん。』「ちびまる子ちゃん上映会」など各種イベントを実施し継続的な支援を行っている。

  • 【物資のお届け】
  • ご協力いただいた物資
  • フジテレビ社内・・・約15,000点
  • フジ・メディア・ホールディングス各社・・・約2,000点
  • FNS系列各局・・・約7,000点
  • 「ママトコ」(一般の方から期間限定で募集)・・・2,200点
  • その他・・・プラス株式会社、美ら海水族館、沖縄首里城公園、東京ガス有志の皆様 他
  • 合計 約34,000点が集まった。

  • 連携したボランティア団体
  • 除菌・仕分け・梱包・・・早稲田大学平山郁夫ボランティアセンター
  • 配送ほか・・・日本財団Canpan企画

  • 訪問先
  • 直接届けた玩具、文房具等は17ヵ所:段ボール総数209箱
  • 配送した幼稚園・保育所・小学校
  • 岩手県・・・13ヶ所:31箱分 宮城県・・・31ヶ所:123箱分 ※茨城県・・・2ヶ所:3箱分
    以上合計46ヵ所:段ボール総数157箱
  • その他
  • 日本財団Canpan企画20箱 マルシェジャポン仙台17箱 その他11箱
    ※東京東雲団地6箱(※福島県からの避難者受入先)
    段ボール総数54箱
  • 被災地に届けた総数:段ボール420箱、約27,300点(2011年5月24日現在)

  • 【被災地支援イベント】
  • ガチャピン・ムック詩の朗読、仙台放送ジュニくん体操
  • 石巻市石巻保育所
  • 石巻中央保育所(はまなす保育所・湊保育所合同)
  • 石巻市飯野川保育所(大川・大谷地・二俣・雄勝保育所合同)
  • 石巻市吉浜保育所(吉浜・橋浦・相川保育所合同)
  • 参加人数合計440名

  • アナウンサー朗読会 (佐々木恭子アナ / 仙台放送・柳沢剛アナ)
  • 食育イベント『ハロー!どっこくん。』
  • ガチャピン・ムックのクリスマスwith福島テレビふくたん
  • 2011年12月13日-14日
    福島県南相馬市内の幼稚園・保育園7ヶ所にて開催
  • 2011年12月13日
    福島県南相馬市かみまの保育園(上真野幼稚園合同)
    福島県南相馬市鹿島幼稚園(八沢幼稚園合同)
    福島県南相馬市鹿島保育園
  • 2011年12月14日
    福島県南相馬市北町保育所
    福島県南相馬市青葉幼稚園(みなみ幼稚園・さゆり幼稚園)
    福島県南相馬市よつば保育園(よつば保育園分園)
    原町聖愛保育園
  • 参加人数635名

  • ちびまる子ちゃん上映会
  • みちのく合衆国


以上、福島テレビ・仙台放送・岩手めんこいテレビ、3局アナウンサーのべ17名、フジテレビアナウンサーのべ36名、CSR推進メンバーのべ17名ご協力のもと 被災3県・53ヶ所にて各種イベントを行ってきました。(2011年6月~2012年3月)

こどもおうえんプロジェクト活動内容まとめはこちら

番組による取り組み

報道番組における東日本大震災への取り組み

東日本大震災は、死者・行方不明者が1万9千人を超える甚大な被害をもたらした。地震・津波・原発の「複合災害」という日本が初めて経験するものであった。地震発生から1年が経過したが、仮設住宅などで避難生活を送る人はいまだに34万人以上に及び、就労など生活再建のめどが立たない被災者はさらに多い。フジテレビ報道局は地震発生直後からFNN28局の総力を結集して震災報道を多面的に展開。これからも被災者に寄り添った報道を継続することに力を注いでいる。これは、震災被害の風化を防ぐとともに、これからさらに日本で起こり得る災害へ警鐘を鳴らすことが報道機関の使命であると考えているためである。

  • 【1】東日本大震災報道における基本的な考え方

『不安をあおらず、正しい情報を整理して伝える』
『被災した人々の気持ちに寄り添う報道』
『全国ニュースと地域ニュースの両立』
『原子力災害の現状と問題点を整理して伝える』
『批判よりも提言に重点を置く報道』

  • 【2】災害報道の考え方

フジテレビ報道局は元来、次の考え方で災害報道の準備を行っている。
(1)「災害を未然に防ぐ警告報道に努める」災害を極力小さな被害に食い止めるため。
(2)「災害発生は直ちに映像で報道する」被災地域に客観情報を伝えるため及び全国の世論と機関に客観情報を基に災害対処方法を考えるよう促すため。
(3)「安全情報・危険情報は優先順位を考慮し記事編集して速報する」人命と財産の保全の急務を達成するため

  • 【3】震災発生直後に特別報道番組を開始

フジテレビ報道局は震災発生からおよそ3分後の2011年3月11日午後2時49分に通常番組にカットインする形で報道特別番組を開始した。特別番組はCMなしで61時間、CM付きでは82時間に及ぶもので、フジテレビ史上最長を記録した。ここでは東北での津波の来襲を生中継で伝えたほか、FNNの東北の3局からの中継リポート、東京における大量の帰宅困難者の現状、余震が発生した際の視聴者への冷静な行動呼びかけなどを行った。また福島第一原発について、原子炉水位の低下と周辺住民への避難指示に始まる一連の動きを逐次伝え続けた。

  • 発生当初の報道の要点

(1)大津波警報・津波警報・津波注意報を速報したほか、画面に地図を表示し続けて避難を促した。
(2)生中継の映像などで津波の襲来を報道、当該地域や全国の沿岸からの避難を促した。
(3)生中継映像などを駆使したほか、FNN各局からの情報を集約し、被害の実態を伝えて、いち早い被災者の救出を促した。
(4)行方不明者数、犠牲者数、ライフライン情報を断続的に調査して報道した。
(5)FNSのテレビ放送が見られない環境にある方のために、BSフジ・CS放送・フジテレビホームページ、民間動画サイトで地上波テレビのサイマル放送を実施。
(6)震災関連ニュースを広く到達させるために、報道局で運営している携帯電話向け有料サイト「フジニュースネット」(非スマートフォン向け)で3月25日から5月2日まで「社会」ジャンルにおいて通常有料部分の記事本文と動画を無料で閲覧できるようにした。

  • 【4】4日目以降の各番組の取り組み

大震災発生後4日目以降も総力取材を続け長時間報道を行った。
特に4日目は、FNN報道特別番組と情報番組で全放送時間震災報道に徹した。5日目から8日目までもFNN報道番組が1日8時間以上、情報番組と合わせると、15時間以上の震災報道を行った。

  • 報道内容

(1)余震や誘発地震と見られる地震を断続的に報道。
(2)未だ人命救助の手が及んでないところを取材で発見し報道。
(3)犠牲者・行方不明者の情報を断続的に報道。
(4)被災者の避難に関する情報を断続的に報道。
(5)被災地、被災周辺地域のライフライン状況を断続的に報道。
(6)徐々に明るみになってきた福島第一原発事故を速く、幅広く報道。技術的な内容が報道内容の核になるので有識者の解説を展開した。
(7)津波襲来の甚大さについて初期調査し報道。

  • 【5】報道局の取材体制

フジテレビは震災発生と同時に岩手・宮城・福島の3県に中継車、ENGクルー、被災した3局へのデスク応援を行ったほか、取材にはフジテレビだけでなくFNN系列28局が一丸となり全力で取材にあたった。さらに各国に駐在するFNNの特派員も急きょ帰国して応援ローテーションに入ったほか、特別放送の送り出しのために系列局からフジテレビ本社への内勤応援体制も組まれた。

応援総数(のべ人数概算)
岩手県約400人、宮城県350人、福島県750人。総数で約1,500人。


発生から1週間は実質的に放送枠を拡大「全国からのFAXやメールを紹介」「ボランティアのやりかたの解説」なども紹介した。その後もデイリーのニュースで被災地の日々の動きを幅広く取り上げ続けたほか、ストレートニュースだけでなく被災各局やフジテレビをはじめとするFNN取材団が取材した企画を放送した。
さらに6月1日からは「復興第二章」シリーズを断続的に26回放送、南部鶏・チョウザメなどの名産品で復興に賭ける人々や、海外から炊き出しに駆け付けた有名シェフに密着するなどした。一連の取材は被災地各局からだけでなく、フジテレビから境・島田の両キャスターも複数回にわたって現地に赴き、取材を継続した。震災から1年と迎える2012年3月からは「3.11を超えて」を9回放送した。

  • 「がれきの中、復興への足音」(2011/3/28放送)
  • 「津波てんでんこ教育」(2011/4/4放送)
  • 「門脇小 1か月遅れの卒業式(中継)」(2011/4/15放送)
  • 「特別な思い・・・ミャンマー難民&英語教師」(2011/5/6放送)
  • 復興第二章「南部鶏」(2011/6/1放送)
  • 復興第二章「雄勝の瓦」(2011/7/29放送)
  • 「門脇小最後の卒業式」(2011/8/30放送)
  • 「津波避難ビルを探せ」(2011/9/6放送)
  • 「高台移転の壁」(2011/9/9放送)
  • 「まごころ年賀状」(2012/1/6放送)
  • 3.11を超えて「3.11ベイビー1年」(2012/3/12放送)
  • 3.11を超えて「陸前高田の松がお地蔵さまに」(2012/3/14放送)

震災発生後~4月1日までは2時間すべてを全国ネットで放送した。震災発生1か月のタイミングでは安藤キャスターが福島県相馬市から中継報告を実施。「スーパーリポート」「スーパー特報」では被災者を継続取材したほか、大火災が発生した気仙沼市の火災原因を検証するなどした。
また「文化芸能部」では発生直後から芸能界で広がった炊き出しや歌謡ショーなど「支援の輪」を紹介し被災者を元気づける姿を伝えた。
「スーパー特報」では「南気仙沼小学校の春」シリーズを4回にわたって放送、JIB-TV放送向けの英語ナレーションバージョンが「コロンバス国際フィルム&ビデオ・フェスティバル」で"Honorable Mention"を受賞したほか、「アジア・テレビ賞(Asian Television Awards)」にもノミネートされた。
震災1年を控えた2012年3月9日には安藤優子キャスターが仙台市若林区の被災エリアから中継を実施した。

  • 「南気仙沼小学校の春」 4回シリーズ (スーパー特報)
    津波で被災した南気仙沼小学校の教師や生徒に密着取材。津波に呑みこまれた校長室の金庫の中から泥にまみれた卒業証書を発見、その証書を卒業式に渡す姿などを継続取材して放送した。
  • シリーズ企画「被災地からのメッセージ」
    民間プロジェクト「助け合いジャパン」と連携して6月から12回にわたって放送。被災地で活動するボランティアの活動を通じて現地の生活の様子や、復興への取り組みを紹介した。またスーパーニュースHPにも記載した。
  • 「杉良太郎&伍代夏子夫妻 救援キャラバン」中継(2011/4/1放送)
  • 「大槌相撲スポーツ少年団 稽古再開」(2011/5/5放送)
  • 「網地島の今」(2011/5/10放送)
  • 「原子力安全委員会を追及!」(2011/5/12放送)
  • 「気仙沼はなぜ燃えたのか?」(2011/5/20放送)
  • 「天下り」に「専門外」?原子力保安院を徹底検証(2011/6/20放送)
  • 「万石浦のカキ復活への道」(2011/8/8放送)
  • 「癒えぬ傷…それぞれの震災6か月」(2011/9/9放送)
  • 「傷痕深く…安藤優子キャスターが見た震災孤児の6か月」(2011/9/12放送)
  • 「震災10か月…「絆」が叫ばれる中もう一つの現実」(2012/1/11放送)

「米で高まる原発不信」「被災地医療の最前線」「節電列島はいま」など独自の切り口で震災とその後の被災者の姿を追い続けた。震災発生1か月のタイミングでは秋元キャスターが南三陸町に展開していたイスラエル軍の国際医療支援に密着したほか、仙台市から中継を実施した。11回にわたった「きらめきJAPAN 復興の息吹」では、震災に負けない前向きな姿を取り上げて、被災地への応援歌とした。「福島最前線からの報告」は2月までに7回を数え、福島第一原発事故の余波と「見えない放射能」を相手に格闘する人々を取り上げた。7月には来日中だったIAEA(国際原子力機関)の天野事務局長に単独インタビュー、原発事故への日本政府の対応の問題点などを質した。

  • 「在京大使館"退避"相次ぐ…外国人が消えた東京…影響は?」(2011/3/23放送)
  • 「米で高まる原発不信…スリーマイル島は今…(2011/3/25放送)
  • 「緊急取材 被災地医療の最前線原発事故…見えない出口」(2011/3/29放送)
  • きらめきJAPAN「密着復興へ希望を運ぶバイク便」(2011/4/6放送)
  • 「国際医療支援秋元優里キャスターイスラエル軍密着」(2011/4/11放送)
  • 「『警戒区域化』へ警戒感・・・潜入!20キロ内の実態は」(2011/4/14放送)
  • きらめきJAPAN「仙台ガスほぼ復旧…ガスマン奮闘に密着」(2011/4/18放送)
  • 「原発作業員の"現実"・・・医師の警鐘」(2011/4/19放送)
  • 「苦悩・・・放射線不安と子供たち」(2011/5/25放送)
  • 「震災から3ヵ月… 南三陸秋元優里キャスター再訪リポート」(2011/6/10放送)
  • 「福島の一般住民から"内部被ばく"を確認」(2011/6/24放送)
  • きらめきJAPAN「南部鉄器柔らか発想と鉄の意志」(2011/6/29放送)
  • 「IAEA天野事務局長インタビュー」(2011/7/29放送)
  • 福島最前線からの報告「故郷を守るために除染を」(2011/11/29放送)
  • 「年末を迎えた被災地・・・南三陸町は今」(2011/12/16放送)
  • 福島最前線からの報告「続く低線量被ばくと家族の葛藤」(2012/2/8放送)

地震発生直後に野島卓キャスターが宮城県石巻市を取材、街の様子や被災した漁師などの実態を放送した。さらに首都圏に避難してきた人たちの抱える問題や、行きわたらない義援金などについても取り上げたほか、週末に被災地で行われた様々なイベントなどを「きょうの被災地」として、まとめて放送した。9月には野島卓キャスターが再び石巻市に入り、地震から半年後の漁師の様子やインフラが戻らないために再開できない水産業の状況などを取材した。石本沙織キャスターは10月に岩手県山田町を取材、津波のため、経営していた病院を失った医師の3人兄弟を取材することで被災地での医療の問題を取り上げた。

  • 「被災地の現状は・・・野島卓キャスター現地取材」(2011/4/2放送)
  • 「被災地のボランティアは・・・野島卓キャスター体験リポート」(2011/4/3放送)
  • 「被災者に義援金が届かないワケ」(2011/4/10放送)
  • 「被災したペットたち 避難中どう暮らす?」(2011/4/17放送)
  • 「NY三ツ星シェフが被災地へ」(2011/7/3放送)
  • 「震災から半年・・・野島卓キャスター現地再訪・取材報告」(2011/9/10、11、18放送)
  • 「被災地医療の現実・石本キャスター取材報告」(2011/10/8、16放送)
  • 東日本震災から1年 石本キャスター報告「"安全確認をしても売れない"風評被害に苦しむ茨城」
    (2012/3/11放送)

震災発生直後の3月20日には福山官房副長官や福島県の佐藤知事をゲストに招いて原発事故の検証を試みるなど、震災発生後のほとんどすべての放送で震災関連項目を取り上げた。ゲストには政府から官房長官や原発担当相・復興担当相らが出演。 さらに岩手・宮城・福島3県の知事も出演して、現地の現状や要望を伝えた。政府が 12月に「冷温停止状態宣言」をした後には平野復興担当相、細野環境相・原発事故担当相らが出演、復興への取り組みを聞いた。

【主なテーマと出演ゲスト】※肩書は当時のもの。

  • 「原発事故検証、復旧・復興への課題」(2011/3/20放送)
    ゲスト:福山官房副長官、佐藤福島県知事
  • 「被災者住宅問題、帝都復興院に学ぶ」(2011/3/27放送)
    ゲスト:片山総務相、村井宮城県知事
  • 「原発エネルギー問題、首都防災は万全か?」(2011/4/3放送)
    ゲスト:細野首相補佐官、石原都知事
  • 「被災地・漁業復活までの苦闘」(2011/4/10放送)
    ゲスト:福山官房副長官、大塚厚労副大臣
  • 「観光の町・会津の風評被害」(2011/5/1放送)
    ゲスト:玄葉民主政調会長、石破自民政調会長、溝畑観光庁長官
  • 「日本再生の新パラダイム」(2011/5/8放送)
    ゲスト:橋下大阪府知事、海江田経済産業大臣
  • 「震災から2か月後の現場 陸前高田市・再生への道」(2011/5/15放送)
    ゲスト:細野首相補佐官、平野内閣府副大臣、戸羽陸前高田市長
  • 「震災から3か月 進まぬがれき処理と国の責任は?」(2011/6/12放送)
    ゲスト:仙谷官房長官、小沢鋭仁前環境相、菅義偉元総務相
  • 「菅首相の『脱原発宣言』の狙いとは?」(2011/7/17放送)
    ゲスト:大塚厚労副大臣、中山経産大臣政務官、猪瀬東京都副知事
  • 「民主代表選 国難に必要な総理の器とは?」(2011/8/28放送)
    ゲスト:民主代表候補…前原、馬淵、海江田、野田、鹿野
  • 「野田新内閣発足 注目人事と今後」(2011/9/4放送)
    ゲスト:鉢呂新経産大臣、山岡新国家公安委員長
  • 「2011年大震災の課題」(2011/12/18放送)
    ゲスト:平野復興担当相、細野環境相・原発事故担当相
  • 「東日本大震災から1年」(2012/3/11放送)
    ゲスト:平野復興相、細野環境相・原発事故担当相、村井宮城県知事

  • 報道特番
  • 「震災から1か月・・・復興へ」(2011/4/11放送)

震災発生から1か月後にあたる当日の被災地を中継で結び、人々の祈りと現状を伝えた。スピークの境・島田キャスターの現地報告や、がれき撤去や今後の街づくりなどの問題点も検討し放送した。

  • 「特命報道記者X2011」(2011/12/18放送)

立ち入りができない福島第一原発20キロの警戒区域圏内の現状を伝える映像を特集したほか、事故から25年以上を経ても放射線の影響に苦しむチェルノブイリの現状を放送した。

  • 「景気満開テレビ」(2011/12/31放送)

「こんな時だからこそ見たい、知りたい復興へのヒント」として、復興に立ち上がろうとする東北からの生中継を実施、復興への応援歌とし放送した。

  • 「自衛隊だけが撮った0311~そこにある命を救いたい~」(2012/3/9放送)

地震発生とともにはじまった自衛隊の活動は多くが記録を担当する隊員らによって写真やビデオに収められており、それらの映像を元に隊員へのインタビューや再現映像をまじえて自衛隊史上最大となった今回の震災派遣の全貌を明らかにした。

  • FNN報道特別番組『希望の轍』(2012/3/11放送)

地震発生から1年目、3月11日14時46分の瞬間を含む4時間生放送。安藤優子キャスターが、福島県の警戒区域を北から南まで縦断取材したほか、高島彩キャスターが、津波被害から立ち上がる宮城県の人々を取材。木村太郎キャスターは、岩手県・三陸鉄道が当日、初めて試運転を開始した区間から、移動生中継で伝えた。

「提言する報道」を掲げて、震災発生直後の3月14日から各界の多彩なゲストを呼んで討論。「政治の役割、経済への影響、エネルギー問題」など多くの切り口で討論と提言を行った。

  • 「緊急特集!東日本大震災」(2011/3/14放送)
    ゲスト:民主党政調会長代理 城島 光力、エネルギー総合工学研究所理事長 松井 一秋
    首都大学東京教授 中林 一樹
  • 「自衛隊は何が出来何をすべきか?」(2011/3/17放送)
    ゲスト:帝京大学教授 志方 俊之、岡崎研究所理事 金田 秀昭
  • 「福島第一原発の最新状況と放射線の影響」(2011/3/23放送)
    ゲスト:東京工業大学 澤田 哲生、日本放射線技師会 渡邉 浩
  • 「どうする?夏の電力不足」(2011/4/4放送)
    ゲスト:東京電力取締役副社長 藤 本孝
  • 「災害対処の砦~警察、消防、自衛隊を国家はどう支える?」(2011/4/7放送)
    ゲスト:内閣府副大臣 東 祥三、元警察庁刑事局参事官 佐々 淳行、元防衛省統合幕僚長 先崎 一
  • 「日本復興への提言SP」(2011/4/18放送)
    ゲスト:総務相 片山 善博、浪江町長 馬場 有
  • 「政治は国難にどう立ち向かうべきか」(2011/4/22放送)
    ゲスト:元内閣総理大臣 安倍 晋三、千葉商科大学学長 島田 晴雄
  • 「どうなる?汚染水処理」(2011/5/20放送)
    ゲスト:アレバ・ジャパン社長 レミー・オトベール
  • 「再生可能エネルギーの未来と現実」(2011/7/25放送)
    ゲスト:民主党総括副幹事長 近藤 洋介、ソフトバンク代表取締役社長 孫 正義
  • 「『ポスト福島』の原子力とは?」(2011/7/28放送)
    ゲスト:IAEA事務局長 天野 之弥
  • 「我々が敗北した理由・・・東日本大震災は想定外だった」(2011/11/18放送)
    ゲスト:東京大学地震研究所 纐纈 一起
  • 「エネルギー政策と電力システム改革の行方」(2012/1/19放送)
    ゲスト:経済産業大臣 枝野 幸男

  • 義援金の告知(2011/5/13放送)

3月13日未明から受付が始まったフジネットワーク募金による東日本大震災支援プロジェクトの募金について、災害特別番組や通常の放送内で断続的に告知を行ったほか、寄せられた15億円もの義援金を日本赤十字社へ贈ったことを放送した。

  • その他の番組

「がれきの開拓者たち」(BSフジ)(2011/12/31放送)
被災地で長期取材、復興へ向けて前進する人々の姿をとらえた。

報道局の今後の取り組み

フジテレビ報道局はテレビ放送の公共性に鑑みて、今後も東日本大震災にかかわる事象を多角的に取材、多様な形態の番組で報道を継続する。

  • 震災と被災地を忘れないための報道の継続

震災発生から1年以上となって社会の関心が薄れることがないよう、関連の報道を続けることが報道機関の責務と考える。そのためには復旧・復興という表面上の動きを伝えるだけでなく、被災者の感情に配慮した取材を継続、被災者の気持ちを理解し寄り添うことが必要であると考える。また、報道を続けることで全国の人々が震災と被災者の現状についての理解を風化させないことに寄与する。

  • 震災にかかわる政治や社会の動きの報道

被災地は仮設住宅への入居が完了するなど復旧から復興へと向かっているが、雇用や生活再建の問題などが山積している。そのための政治・行政の動きが迅速か、公平であるか、幅広く伝えることが必要と考える。政府が「冷温停止状態」を宣言した福島第一原発についても、いまだに帰還ができない人々が多く存在することを報道する。

  • 国民の生命と財産を守るための防災情報の報道

地震災害が多発する日本の現状を踏まえて、想定し得る災害の情報は無用に不安をあおることなく視聴者に伝える。このために、災害で生き延びるための方策など警告報道も行い、災害による被害を抑えることをめざす。

  • 災害即応体制の構築とスタッフのスキルアップ

テレビ報道における災害報道は早さと正確さが担保される必要があり、そのための取材・放送設備の拡充を図る。このためには取材ヘリコプターの安全確保、取材と放送のための機器の拡充などが必要である。また記者、ディレクター、アナウンサーのスキルアップのために災害発生時を想定した訓練を繰り返す。

情報番組における東日本大震災への取り組み

情報制作局では発生直後より震災に関わるテーマを最重要課題と捉え生放送の情報番組及びドキュメンタリー番組の特性を生かし全力で取り組んだ。今回の未曾有の災害を記録し多角的に検証することがテレビメディアに課された社会的使命であり、今後同様の自然災害が発生した際に被害を最小限に食い止める為にメディアとして何ができるのかを念頭に置きながら取材し放送にあたってきた。

被災地の被害状況、被災者の生活、原発事故の最新情報を迅速且つ正確に伝えると共に各種被害の検証・分析なども早い時期から行なった。また今回の震災が我々の生活にどのような影響を与えたのか、とりわけ原発事故の発生を受け視聴者が放射線に関する情報を正しく理解する為に必要な知識を客観的且つ
冷静に伝えた。

  • 地震発生直後の対応

大震災発生後3日目から多角的な分析・検証的な緊急特番を4番組放送。
(1)「東日本大震災緊急特番第1部・検証なぜ被害は拡大したか」 (2011/3/13 19:00~)
(2)「東日本大震災緊急特番第2部・検証なぜ被害は拡大したか」 (2011/3/13 22:00~)
(3)「東日本大震災緊急特番」(2011/3/15 19:00~)
(4)「地震から10日・・・今できること」(2011/3/20 22:00~)

  • 情報制作局横断プロジェクト被災地伝言板・メッセージ

フジテレビホームページを媒介とするインターネットによる情報提供が出来るシステムを作り、テレビではなく、インターネットで伝えることを主とする取材を始めた。「安否を伝える」メッセージや、「被災地から伝えたいメッセージ」を取材しそのまま掲示板として誰でも見られるようにフジテレビホームページ上で公開。また各情報番組でもその一部を放送することで、その機能の周知することに努めた。
伝言板メッセージは3月21日取材分から映像の公開をはじめ、6月21日まで3か月間行った。
[ 公開した映像ファイルは1,457点、画面に登場した人物は5,000人以上 ]

「めざましテレビ」では震災直後から「被災地に元気になってもらいたい」という願いから「めざましエイド」という一連の企画を展開。被災地のために、「めざましテレビ」が出来るすべての可能性を実現するために様々なプロジェクトを継続的に行っている。

  • 「めざましトークエイド」 (2011/3/21から7/4まで 計73回放送)
    テレビが持つ媒体力を使い被災地へ直接エールを届ける企画。
    東日本大震災で体験したり、見たり聞いたりした心温まるエピソードをパソコン・携帯で募集し放送。被災者の体験のみならず、日本全国で震災にまつわるエピソードを紹介することで、被災者や被災者を支援する人々を勇気づけるとともに、日本全体で震災を乗り越えようというメッセージを発信した。

  • 「めざましライフエイド」(2011/4/18放送他 計20回放送)
    被災した方の心のケアを目的に「めざましテレビ」出演者が交代で被災地に赴き、被災した方に被災当時の話を聞く企画。

  • 「めざましさくらエイド」(2011/4/1放送他 計17局で放送)
    日本全国の桜の名所から満開の桜を生中継するとともに、今まで日本各地でおきた震災と、それを乗り越えた取り組み・歴史を放送することで、東北の被災地を元気づけようとする企画。
    *テレビ長崎(長崎県波佐見町)「樹齢100年超の波佐見の枝垂れ桜」

  • 「紅葉エイド」(2011/11/2放送他 計14局で放送)
    全国の紅葉の名所から生中継すると共に、各地でおきた過去の被災と乗り越えた歴史を伝え被災地を元気づけようとする企画。
    *福島テレビ「只見川流域と福満虚空蔵尊の紅葉」

  • 「ココ調」みちのくみんな旅シリーズ
    風評被害が少しでも無くなることを願って被災3県の魅力を伝える企画。

  • 「ココ調」自衛隊ミッションファイル(2011/5/3放送他 計6回放送)
    被災地支援にあたる自衛隊。献身的に活動する自衛隊の日常作業と業務を取材し、自衛隊の持つ実力を放送。

  • 「ココ調」みちのくみんな旅/みちのくみんな旅グルメパワー(2011/5/30放送他 計26回放送)
    風評被害の打撃を受けている、福島・宮城・岩手など被災3県の観光地を紹介する企画。
    *みちのくみんな旅グルメパワー/宮城県北

  • 「めざましライブエイド」
    大震災復興支援を目的としたライブイベントを開催し、出演アーティストと共に被災地を応援しようとする企画。被災者を無料招待するだけでなく、当日の収益はThink the Earthを通じ被災地に寄付した。
    *FUNKY MONKEY BABYS(2011/5/13放送他 計2回放送)

  • 「めざましフードエイド」
    被災で販路を失ってしまった会社や、風評被害に悩む東北3県の特産品や物産をフジテレビ7F「めざマルシェ」で販売するとともに、随時放送にも反映させて応援した。震災で販路を失ってしまった店舗に対し、商品販売スペースを無料で貸出す販売支援。
    *「宮城・ずんだ煎餅」(2011/4/29放送)
    「石巻産・金華さばみそ煮金華さば水煮」(2011/5/19放送他 計6回放送)

  • 「めざまし×ファンモンソングエイド」
    めざましテレビとFUNKY MONKEY BABYSが、過去の災害から立ち上がった全国の"復興地"の小・中・高校生と共に「歌で被災地へエール」を送る企画。阪神淡路大震災で被災した神戸市の夢野中学校、新燃岳噴火被害と口蹄疫被害から立ち上がった宮崎県志和池中学校など、計4カ所へメンバーが訪問し、生徒たちの復興への想いを聞き、ともに合唱する様子を追った。最後に訪れた岩手県立釜石商工高等学校では全校生徒へ向けたサプライズライブを行った。
    *岩手県釜石商工高等学校(2012/2/20放送)

  • 「フードONパレード」
    さまざまな地方の旬な食材を使って簡単なレシピを紹介し実際に試食するコーナーを「被災地関連食材」にシフトさせて展開。東北・北関東の被災地やその周辺の野菜や果物などの食べ物を紹介することで「風評被害を乗り越えよう」というメッセージを発し続けている。
    *福島県いわき市産アスパラガス(2011/4/14放送他 計123回放送)

  • 「ぐるるんアースシリーズ」被災地ボランティア
    「ぐるるんアース」は世界を舞台にアシスタントディレクターが様々な課題をクリアしていくという「めざましどようび」のオリジナル企画。震災後、被災地を舞台に「ボランティア体験」をテーマにした企画を展開。リポーター役のADと制作担当のディレクターが、ボランティア登録をするところから撮影し、宿泊も食事も被災地のボランティアと全く同じ環境で過ごした。ボランティア参加に至るまでの交通手段・宿泊施設事情といった基本情報も盛り込み、被災者やボランティアが真に必要としているものは何かを身をもって体験した。
    *南三陸町・テント生活ボランティア体験1週間(2011/6/25放送 他計5回放送)

  • めざましたんぼエイド~tattonプロジェクト~
    岩手県・宮城県・福島県では、あわせておよそ19,302ヘクタールもの田畑が海に浸かり稲作が不可能に。番組では、世界の100を超える国で綿花栽培を行い塩害地での綿花栽培による除塩作業に実績を持つ大正紡績株式会社の近藤健一氏指導の下、除塩効果があるといわれる「綿花栽培」で田んぼを再生させる試みを、2011年6月から福島の農家で試験的に行った。当初3年かかると言われていたところ、1年で稲作可能な塩分濃度まで下げることに成功。
    さらに、この綿花栽培から出来た「綿花」の活用を東北大学大学院工学研究科の石井慶造教授に依頼。収穫した綿花の放射性物質の検査を行った結果、いずれも放射性セシウム1㎏あたり10ベクレル以下で不検出だった。今後はこの綿花を紡績して商品化し、その利益で東北農業の再生につなげていくことも検討中。これらの活動は「田んぼ」を「コットン(綿花)」で再生させることから<tanbo+cotton=tatton>「tattonプロジェクト」と名付け番組で随時放送中。
    *新プロジェクト始動「めざましたんぼエイド」(2011/6/30放送)
    *世界初!綿花でたんぼ再生起きた2つの奇跡(2012/1/26放送他 計11回放送)

とくダネ!では震災発生を受け「テレビは何を伝えるべきか?」「情報番組は"誰に向け""何"を放送すべきか…」自問自答を繰り返しながら取材を続け年間を通じて多くの時間を割いて伝えてきた。
約130人いる常駐スタッフのうち80人が直接被災地に足を運び取材を行い、東北出身であるメインキャスター小倉智昭が節目ごとに被災地に入り中継。地元出身者ならではの感性で被災地の"いま"を伝え、5月には原発近くの福島県南相馬市の実態をどこよりも早く伝えた。阪神淡路大震災の取材経験もある笠井キャスターが直後から現地取材。壮絶な現場を彼にしか出来ない手法で伝え続け2011年11月にはそれらをまとめたノンフィクション本「僕はしゃべるためにここ(被災地)に来た。」を上梓。印税は全て被災地へ寄付した。
そのほか、各ディレクターやキャスターが取材を通して知り合った被災者に継続的な取材を行い以下のような特番や企画という形で送り出している。

  • とくダネ!:巨大地震を想定せよ!古文書プロジェクト
  • (1) 再現首都壊滅・今蘇る生還の記録(2011/12/19放送)
  • (2) 追跡大阪大津波・被害語る"地名"の謎>(2011/12/21放送)
  • (3) 発掘隠された巨大地震・戦時下に何が?(2011/12/22放送)
  • (4) 分析ナマズが語りかける私達の"未来"(2011/12/23放送)
  • (5)検証大震災・忘れられた伊達政宗の警鐘(2011/12/27放送)

  • 復興への熱き魂東北の夏祭り(2011/8/6 19:00~21:00放送)
    東北出身の小倉智昭が復興への熱い思いこめ、東北の夏祭りを生中継。日本伝統の祭りの「猛々しさ」「美しさ」を存分に映像で表現しながら東北人だからこそ伝えられる「祭り」に込めた人々の"思い"を日本全国にお届けした。「仙台・七夕まつり、秋田・竿燈まつり、青森・ねぶた祭、山形・花笠まつり、盛岡・さんさ踊り、福島・わらじまつり」の模様を伝え日本の元気をに届けた。

  • 被災地に生きる~東日本大震災子供たちの193日(2011/9/19 15:00~16:30放送)
    震災で家族を失った子供たちはその後どのように生きているのか。母を喪い親戚と避難所暮らしをする小学生の女の子。チアリーディングに打ち込んでいたものの原発事故で転々と避難を繰り返す中学生。津波に流されながら奇跡的に生還した大川小学校のてっちゃん、亡くなった母親代わりに大家族を支える女子高校生。震災後4人の子供たちの生活を追うことで、人間のたくましさと震災の被害のすさまじさを伝えた。

  • とくダネ!発ディレクター魂2011 「震災未だ見えぬ真実を終えSP!」(2011/12/30 6:30~10:00放送)
    日々の放送では伝え切れなかった内容を改めて深く取材し、年末に放送するシリーズ5回目。今回は、震災を特集し、発生時は取材したものの伝え切れなかった内容を放送。震災発生直後から現地入りし、悲惨な状況下で何を報道すべきか悩んだディレクターの葛藤や、当時は伝えられなかった「真実」を放送した。また交錯する放射線に関する情報に「現場では何が起きているのか?」と疑問を抱いたディレクターは原発作業員を取材。これまで伝えられなかった原発作業員とその家族の葛藤を放送した。

  • とくダネ!双葉高校野球部関連(現在も継続取材中)
    甲子園に3回出場している伝統校、福島県立双葉高校野球部。原発事故後、避難による相次ぐ転校で部員はわずか15人。それでも「最高の仲間と最高の夏を」送るため戻ってきた3年生たち・・・。廃部の危機にあっても双葉高校野球部に残った1、2年生。原発事故に翻弄される中、一瞬の青春時代を生きる球児たちに長期密着取材。夏の大会で、2回戦敗退となった双葉高校は1、2年生合わせて5人となってしまう。チーム存続の危機の中、連合チームとして再び、2012年の甲子園を目指し始める。この姿をとくダネ!番組内で、6月から12月まで4回の取材をし放送した。そのほか年末にはBSフジにて特番も放送した。

  • とくダネ!FNSチャリティキャンペーン(2011/7/7、8放送)
    「FNSチャリティキャンペーン」2011年度支援国は創設以来初の日本。 被災地から子どもが減っていく・・・地域のために幼稚園を再開したい。… 夫を津波で失い子供を預けて働く母親の不安などを中野美奈子アナが現地取材。津波ごっこをして遊ぶ子供・・・真っ黒な絵を描く子供・・・報道されない子供たちの複雑な思いを追った。

  • 大川小学校「てっちゃん」関連
    宮城県石巻市立大川小学校。あの日の津波によって全校児童の約7割、74人の尊い命を奪われた。津波に飲み込まれながらも奇跡的に一命を取り留めた只野哲也くん12歳。通称"てっちゃん"。カメラの前ではおどけてみせるてっちゃんだが、そんな彼も最愛の祖父・母・妹、そして多くの友達を一瞬にして亡くしていた。てっちゃんは「東北は大きな被害を受けたので皆に知ってもらいたい…」そんな思いから、津波に襲われたその瞬間を語ってくれた。その後も長期密着取材を継続。「とくダネ!」内で3回放送、さらに3月11日の「わ・す・れ・な・い」特番の中でも放送した。

  • 知りたがり!

「知りたがり!」はニュース解説という番組の特性を生かして、東日本大震災で大きな被害・影響をもたらした原発事故・放射能汚染・放射線防御には特に力を入れて取り組んだ。放射性物質や原発などは、これまで一般国民には馴染みがない事柄だった為「難しい用語」を「分かりやすい言葉」に置き換えながら噛み砕き「分かりにくい仕組み」などを簡略な図などに置き換えるなどして分かりやすく、見やすく、詳しく伝えることを意図に臨んだ。

  • イチバン知りたがり「原発事故はなぜ起こったのか?」(2011/3/14放送)
    そもそも「原子力エネルギー」とはどんなエネルギーなのか?核分裂や核融合等の基礎知識を始め原子力発電所でそのエネルギーをどう利用しているのか?なぜ爆発は起きたか?など実際に福島第一原発の設計に携わった専門家と福島第一原発で今何が起きているのかを解説し放送した。

  • イチバン知りたがり「放射線の影響は大丈夫?」(2011/3/21放送)
    放射性物質による農作物や人体への影響について解説。ニュースに頻出していた単位「ベクレル」と「シーベルト」の違いや放射性物質の半減期について、さらに「外に出て大丈夫なの?」「雨が降ったら?」「妊婦は?」など素朴な疑問に答えた。

  • イチバン知りたがり「都内の水に放射性物質。人体への影響は?」(2011/3/24放送)
    都内の貯水池で放射性物質ヨウ素が210ベクレル検出された為、東京都が乳児の飲用を控えるように呼びかけた。そこで東京の水はどれぐらい危険なのか?乳児が気を付けるべきことは?1986年のチェルノブイリ原発事故の例を出しつつ、ヨウ素の人体への影響を解説。

  • あさネタ「地震・津波・放射能・風評被害、四重苦の福島県の現状」(2011/3/30放送)
    福島第一原発から約45kmの福島県いわき市・薄磯地区は津波の直撃を受け、約150人が亡くなった。津波被害で岩手県陸前高田市や宮城県石巻市などが報道のほとんどを占める中、余り脚光を浴びていなかった「薄磯」地区の現状を地元出身のスタッフが取材。さらに原発の風評被害で支援物資も届かず、苦悩する人たちの声を生電話で伝えた。その後支援物資も届くようになった。

  • イチバン知りたがり「夏場の電力不足は大丈夫?」(2011/4/7放送)
    なぜ計画停電が必要なのか?「電気は溜められない」という基礎的な知識から解説。使用量と供給量のバランスについては2003年の米・オハイオ州でおきた停電を例に挙げるなど、大規模停電が起こるメカニズムや電力不足が経済に与える影響、今後の電力不足のために考えるべきことを解説した。

  • イチバン知りたがり「福島第一原発・レベル7へ生活への影響は?」(2011/4/13放送)
    福島原発の放射線事象評価がレベル7になったことを受け、同じ評価のチェルノブイリ事故と比較。被害の大きさ、放出した放射線量、飛散量などから環境、健康への影響を解説した。

  • イチバン知りたがり「正しい放射線量の見方は?」(2011/6/6放送)
    震災により首都圏で「ホットスポット」と呼ばれる場所が出るなどしたため、放射線量簡易測定器(ガイガーカウンター)を購入した母親たちが、測定した数値に一喜一憂する中、そもそも地球には「自然放射線」があること、簡易測定器は低い数値ほど誤差が生じることなど、正しい放射線量の見方について解説。

  • 主婦達への道(2011/3/28~4/1放送)
    原発事故の計画停電の実施などに伴い、「今私たちができること」をテーマに掲げ、「簡単!保存食づくり」「段ボール活用法」など視聴者が震災後の厳しい状況の中でできる家事などのテクニックを伝授した。

  • 主婦達への道「被災地応援レシピ」(2011/4/18放送)
    被災地のために主婦ができることを特集。募金、節電、節約以外の被災地応援として被災地の商品を買うことを提案した。スタジオに福島県須賀川市の農業を営む有馬ミネ子さんを招き、風評被害で悩む福島産の食材で出荷量全国2位を誇るキュウリを使った「キュウリと鶏肉の煮物」を作ってもらった。

  • エンディング「被災者応援リクエスト曲」(2011/3/14~4/16放送)
    約1カ月半に渡り、天気予報のBGMとしてゲストが選ぶ「リクエスト曲」を「被災地応援のリクエスト曲」に変更。ゲストが被災者を、毎日音楽で応援し、視聴者からも大きな反響があった。

「Mr.サンデー」は東日本大震災の発生当初から、17名いる番組ディレクターのほとんどが現地に入り、被災地でいま起きている現実や、そこに生きる被災者が抱えた胸中など、東北3県の状況を1年を通じ徹底的に取材してきた。
また原発事故による放射線量の実態も、「なぜ放射能が拡散したのか?」「今何を危険だと考えながら暮らしていけばいいのか?」など視聴者の喫緊の不安に対し、徹底的な検証取材を行ってきた。こうした取材を積み重ねた結果、番組としては1年を通じ多くの検証シリーズを放送。
シリーズ「市民映像ドキュメント」が7回、シリーズ「放射能を知る」が8回と長期的な検証取材として結実した。意識したのは、これだけの未曽有の災害・事故を前にして、視聴者がその時一番知りたい情報にどれだけストレートに向き合えるのかという点を常に意識。「独自検証」や「独自測定」という手法を武器に、自分たちの足で汗をかきながら丁寧に現実と向き合った。

  • 東電社員が語る、決死の冷却作業と過酷な任務の全容を全編CGで再現(2011/3/20放送)
    この時点で詳細の多くが不透明な中、関係者への取材を重ね、自衛隊・消防庁を巻き込んだ冷却作業を他番組に先駆けて可視化し表現。

  • 総力検証 放射性物質が検出された野菜や、東京の水を独自分析(2011/3/27放送)
    他番組に先駆け、ホウレン草、東京の家庭の水道水などを専門家監修の下、番組独自で検証調査。葉物野菜に一定の放射性物質が付着しているが、洗えば基準値を下回る事や、都内の水道水も浄水場のエリアによって放射性物質の含有量が違う事をテレビで初めて表現した。これは結果「放射能を知る」シリーズの第一弾となった。

  • 検証 原発事故が発生した「FUKUSHIMA」を世界各国がどのように報道したのか?(2012/4/10放送)
    フランス取材、アメリカ取材などから紐解いた。こうした原発事故を海外の視点から多角的に捉える手法はこの後番組のひとつの表現手法のベースとなった。

  • <2時間スペシャル>(2011/4/17放送)
  • 完全再現ハイパーレスキュー隊の放水作戦
    東京消防庁と全面協力し、再現シミュレーションという手法を用いて、40分前後の尺で東京消防庁の隊員たちの命をかけた冷却作業の様子を再現した。放射能の拡散を止めた分岐点となった名もなきプロフェッショナルたちの行動を詳らかにした。
  • チェルノブイリ25年目の真実
    他局に先駆けて、"福島後"のチェルノブイリを緊急取材。数十年たっても街は再生していない現実や石棺化作業の現在などをいち早く伝えた。
  • 宮根誠司キャスターが被災地を取材
    南三陸町の70歳歯科医の挑戦、石巻市の壊滅した商店街のガレキの中でバーを営むご主人とホンネで向き合った。

  • 滝川クリステルキャスター被災地へ(2011/4/24放送)
    三陸町の「仮設住宅」建設が進まない理由を代替土地を探す町の職員を密着しながら伝えた。

  • 福島県南相馬市忘れ去られた「緊急時避難準備区域」の現実(2011/5/8放送)

  • 東京ディズニーランド、マニュアルを超えた危機対応の真実(2011/5/8放送)
    市民映像を使って巨大なアミューズメントパークに何があったのか伝えた。広報と向き合いながらぼう大な市民映像をチェックし、再取材をかけながら7万人いた観客を救った真実を伝えた。
    これは後に「シリーズ・市民映像ドキュメント」の先駆けとなるとともに同様の本も出版されるなど防災危機管理のお手本として社会現象となった。

  • 市民映像ドキュメント「3・11首都停止」帰宅難民300万人の秘話(2011/5/23放送)
    帰宅困難者それぞれのあの日の行動をやはり市民映像を使って取り上げた。どんな孤独と助け合いの中で人々が夜の帰宅を決行したのか?何がこうした状況を生んだ原因だったのか?マクロな視点も合わせこみながら伝えた。

  • 追跡「SPEEDI」が封印されたナゾ高放射線量の地域の悲劇(2011/5/29放送)
    いち早く政府の情報がどうして現場に伝わらなかったのか?SPEEDIに焦点を当てて検証取材した。安全委員会・保安院・文部科学省の3者が3様に責任回避に動いた結果、浪江の被災者が5日間高い放射線量にさらされた現実を伝えた。斑目委員長など責任者への直撃取材も敢行。彼らの当事者意識の薄さも視聴者に余す事なく伝えた。

  • 特集 震災後、どうかわったか…ニッポン人の「住まい選び」(2011/5/29放送)
    液状化した千葉県浦安市だけでなく、都内の不動産事情が震災後一変してしまった現実を伝えた。風評被害などに対し適正な配慮を施しながら、地盤、耐震構造、など何が住まい選びでいま優先されるべきかをリポートした。

  • 特集 復興への第一歩仮設テント商店街が開店(2011/6/5放送)

  • シミュレーションドラマ「東京ブラックアウト」その時、あなたは…(2011/6/12放送)
    「想定外はあってはならない」という震災からの最大の教訓を形にした。電力不足が叫ばれ始めたタイミングで、もし東京大停電が起きたらどうなるのか、シミュレーション再現ドラマという形で検証した。真夏の停電した高層マンションが酷暑に陥る現実や会社から帰宅困難に陥る実態などを伝えた。

  • 検証 内部被ばくの真実原発作業員は100mSv超 福島の人々は?(2011/6/19放送)
    外部被ばくの全体像が少しづつ明らかになる一方で、より深刻な内部被ばくの実態の調査が一向に進まない事を独自調査で検証した。

  • 特集 不安募る母親たち…「首都圏ホットスポット」の現実(2011/6/26放送)
    千葉県柏市や東京都葛飾区など首都圏に存在するホットスポットの存在を独自測定する中で検証した。3月15日の雨雲レーダーと風の動きが不運をもたらした事、現地の住人たちが漠然とした不安に襲われているが、線量としては気を付ければ対応できるレベルである事をメッセージした。

  • 市民映像ドキュメント 検証 首都圏交通網壊滅 人々の流れを分析(2011/7/3放送)
    JR東日本の全面運転休止など首都圏に300万人の帰宅困難者を出した交通網の麻痺。天災の中の人災とも言われた現実を市民映像で余すことなく検証…またしても浮彫りになったのは、鉄道各社の対応の温度差と現場の職員の奮闘だった。

  • 独自調査 海洋汚染はどこまで? 魚介類の安全性は…(2011/7/10放送)
    放射能を知るシリーズ第5弾。生物連鎖や大型魚への濃縮が取りざたされる中、漁協や自治体の協力を得て、サンプル検査の限界や、統計学的な確率での"一定の安心"を伝えた。

  • 緊急検証 国内と世界各地(イタリア、ブラジル)の「自然放射線量」を計測(2011/7/31放送)
    自然放射能に焦点を当て、原発事故で不安が続く日本人に、日本橋の欄干やラジウム温泉。引いてはローマの石畳やブラジルの超高線量都市などの取材を合わせ、線量に対し、いかに客観的視点を持つことが重要か伝えた。またICRPの被ばく量の基準を決めた張本人の博士にロンドンで直撃。結局低線量の世界というのはブラックボックスなのだというメッセージを合わせて伝えた。

  • 市民映像ドキュメント「高層都市・東京」検証(2011/8/21放送)
    ビルの耐震・免震技術はどのように機能したのか高層ビルの"長周期振動"に焦点をあて、耐震・免震の技術と"揺れ"の違いなどを市民映像で検証した。制圧ダンパーを設置したビルが同程度のビルに比べ、大きな揺れに違いがあったことなどが、映像と追加取材で改めて浮き彫りになった。

  • 市民映像ドキュメント 孤立した大病院の医師たちの闘い(2011/9/11放送)
    石巻市民病院とドクターヘリの72時間の記録3・11から半年のタイミングの放送で、津波で4日間孤立し、患者と医療スタッフ120人すべてが無事で生還した真実を市民映像と医師たちの証言でまとめた。津波の間も手術を続けた医師、家族と連絡が取れなくても患者さんに笑いかけ続けた看護師などまたしても現場のプロの仕事を見つめなおす結果となった。

  • 2時間拡大版 市民映像ドキュメントスペシャル(2011/9/25放送)
    ・市民映像から読み解く巨大地震の教訓
    ・検証実験巨大地震の危険から身を守る方法
    ・徹底シミュレーション帰宅困難者が生き抜く方法

  • 特集「放射能と食卓とママ」 実録"子どもの安全"と"食費"の間でせめぎあう主婦たち(2011/10/23放送)
    加工食品の製造日時が3・11を超えるタイミングの中で、放射性物質を少しでも子どもの口に入れまいと奮闘する母たちの努力を追いかけた。スマホを駆使した買い物や、風評被害に揺れ動く気持ちなど、消費者の現実を伝えた。

  • 特集 自衛隊の真実故郷を守った部隊と大震災と闘った人(2011/11/20放送)
    基地自体が津波にのまれながら、全国の自衛隊が支援に来るまでの4日間、この部隊だけで4分の1に当たる5,000人の被災者救出をした自衛隊第22師団を撮影された市民映像や自衛隊員自身が回した映像などから検証した。

テレビをはじめメディアの現状や未来を掘り下げていく「新・週刊フジテレビ批評」では東日本大震災以降、テレビ放送が始まって以来の未曾有の大災害を、「メディアはどのように伝えたのか…」という視点でレギュラーコーナーである"critique TALK"に各ジャンルの有識者を招いて意見を伺い検証した。

ドキュメンタリー番組における東日本大震災の取り組み

放送開始から17年を迎える『ザ・ノンフィクション』震災直後このザ・ノンフィクションのプロデューサー・ディレクター陣により緊急プロジェクトが結成され、震災で最も多くの人々が亡くなった石巻市で懸命に生きる3組の家族を取材。通常、半年から1年かけて一つの作品を作り上げる彼らが、チーム一丸となり総力をあげて取材を行い、震災1か月後にこの番組を世に送り出した。

  • 第16回アジアン・テレビジョン・アワードで「時事問題部門」の最優秀賞を受賞。
  • 「ニューヨーク・フェスティバル」ドキュメンタリー・社会/時事問題部門で金賞受賞。
  • 「第51回モンテカルロ・テレビ祭」ニュース・ドキュメンタリー部門にノミネート。

震災後、当時まだ世に公開されていなかった映像や被災者の方々の証言を、時間をかけ丁寧に取材。その結果、震災の知られざる全容を伝えたこの番組は、当時日本でも大反響を呼び、世界中の優れた放送番組に贈られ映像界のピューリッツァー賞とも称される「ジョージ・フォスター・ピーボディー賞」を受賞。受賞によって、日本以外の方々にも被災の現実を知っていただき、「忘れない」思いを共有できる機会が増えることは大変意義のあることであり、今後も日本の復興の過程をしっかりと記録に残し後世に伝えていくことがテレビに与えられた社会的使命だと考えている。被災された方々の一日も早い復興を祈りながら、今後も「わ・す・れ・な・い」シリーズを継続的に放送していく。

  • 第71回ジョージ・フォスター・ピーボディ賞受賞。

  • 「わ・す・れ・な・い 東日本大震災 命の記録」 (2011/12/30放送)

未曾有の災害で15,000余の方々が亡くなり、放送時点で3,000人もの行方不明者がいた。失った命の一つ一つには、必ず語り継ぐべきことがある。思い、教訓、運命・・・私たちに、今、出来ることは、その無念を心に刻み、その魂に祈りを捧げ、語り継ぐべき「失われた命のメッセージ」に耳を傾ける・・・こと。
今回の「わ・す・れ・な・い」では、東日本大震災の新たな映像を改めて発掘することに加え、自らの命を守り抜いた人々や、尊い家族や仲間を失った方々の証言を出来る限り集め、さらに被害の実情を克明に検証し、「命の記録」を辿ることであの日"生死を分けた境"はどこにあったのか、私たちはその時どうすれば良いのか、を提示した。

  • 「わすれない~原発と牛飼い~」 (2011/8/14放送)

東日本大震災以降、放射能という見えない脅威におびやかされている福島県・葛尾村で、決断を迫られる繁殖牛農家と酪農家を取材した。また、原発から何km離れているといった同心円的には測りきれない放射能汚染のメカニズムを日本原子力研究開発機構によるシミュレーションを基にひも解いた。

  • 「老人と放射能~FUKUSHIMA~」 (20112/1/15、22放送)

番組600回記念企画として2週間にわたって放送した。
東日本大震災が起こる1年前から、福島県浪江町の山里に住む一人暮らしの老人と一匹の老犬の生活を、山里に広がる四季折々の豊かな日本の原風景と共に記録し続けた。全てを奪われたあとに、残るものは何か?その答えを一人の老人の生き方から表現した。

バラエティ番組における東日本大震災の取り組み

  • FNS音楽特別番組「上を向いて歩こう~うたでひとつになろう日本~」 (2011/3/27放送)

東日本大震災の被災地の復興を願って27組のアーティストが生放送で熱唱。アーティストの出演料は全てFNSチャリティキャンペーン事務局を窓口として義援金とした。

  • 震災特番「SMAP×SMAP」

「SMAP×SMAP震災特番」で集まった寄付金をフジネットワーク募金を通じて、日本赤十字社の東日本大震災義援金として寄付した。その後もSMAPメンバーの総意で、義援金の告知を放送内で実施継続中。

  • FNS27時間テレビ 「めちゃ2デジッてるッ!笑顔になれなきゃテレビじゃないじゃ~ん!!」
    (2011/7/23~24放送)

「東北笑顔プロジェクト」と銘打ち、地震によって被災した東北3県に対し笑顔になれるイベントを番組内で実施。

  • 復興スマイルライブ
    明石家さんま、今田耕司、『ピカルの定理』のピカリ隊(ピース・ハライチ・大島麻衣他)が宮城県南三陸町志津川中学校特設ステージにてスペシャルライブを行った。
  • 出張BISTRO SMAP
    木村拓哉・稲垣吾郎が岩手県釜石市で、香取慎吾・草彅剛が福島県二本松市で、出張ビストロを開催。「笑顔になれる料理」のオーダーで、釜石市では油淋鶏丼とアイスクリーム、二本松市ではなみえ焼きそばにグラタンとソーセージを添えた料理を1,000食振る舞った。

  • 「VS嵐」

岩手、宮城、福島の東北3県に住む嵐ファンクラブ会員を収録に招待(交通費は番組負担)。収録終了後には、メンバーとの握手会を開催し、記念品も贈呈。

  • 「さんタク」

番組のテーマは"再起"「FNS27時間テレビ」で出張ビストロを開催した岩手県釜石商工高校のグランドで明石家さんま、木村拓哉が被災した市内の小学6年生と野球対決。(2012/1/1放送)

  • めちゃ×2イケてるッ!「東北とつながってるね!生放送でプレゼントスペシャル!!」
    (2012/3/3、10放送)

レギュラーメンバーが、私物を東北3県の被災地の人々にプレゼントする企画。2週連続で放送され、前編はプレゼント集め、後編は2時間の生放送で当選者に生電話、プレゼントを送った。

アナウンス室の震災特番への取り組み

CMなしで61時間ノンストップで特別番組を放送し、全番組にアナウンサーが携わった。(CM有だと82時間)その後も常にカットインができる態勢をつくり、現在も継続している。

ドラマ番組における東日本大震災への取り組み

  • 「幸せになろうよ」 (2011/4/18~6/27放送)

クランクイン直前に震災が起き、当初のキャッチフレーズ「Are you Happy?」を変更、被災地へのメッセージを込めた「You are not alone.」へ。その旗印のもと、主演の香取慎吾さんがSMAPとして復興支援キャンペーンを大々的に実施。SMAPが歌う主題歌『not alone』とも連動した。
これは現在もSMAPが継続している被災地への募金運動のテーマソングになっている。

  • 「ほんとうにあった怖い話・夏の特別編」 (2011/9/3放送)

キッズ・ティーン・F2を中心に家族で楽しめる夏の風物詩としてのドラマ作りをするうえで、視聴者の"怖いもの見たさ"を健康的に満たし「前向きに頑張ろう」と思ってもらえる構成を目指した。その中でも「震災を想起させないもの」を意識し制作した。

  • 「ラッキーセブン」 (2012/1/16~3/19放送)

震災を受け「とにかく明るいドラマを作りたい」と企画に取り組んだ。
内面で感じるというよりもよりわかりやすく外に外に向け、頭ではなく身体で解決する作品を目指した。日本人が身近な人々と力を合わせて復興に向け難局を乗り切ろうとする姿に、力ない人々が前向きに難問を乗り切るドラマになるよう努めた。

スポーツ番組における東日本大震災への取り組み

  • 震災特番「ボクらの選択」 (2011/6/5放送)

東日本大地震では様々な人々の人生が変わり、地震・津波・放射能・次々と押し寄せる災禍に我々は翻弄されました。スポーツ界にも、この震災で今までとは違う人生を歩むことを余儀なくされ、新たな生き方を「選択」した人々がいた。
「モンゴル人横綱白鵬」
「福島県相馬高校男子バレー部の生徒たちと家族」
「プロバスケットボール bjリーグ 仙台89ers」

番組では3人のアスリート(チーム)の三者三様の「選択」を見つめながら、その生き様と真意を追いかけた。それぞれのアスリートたちは自分たちに出来ることを必死に探し、来る限りを尽くし戦った。「もしあなたが当事者だったら、どうしたと思うか?」常に前を向く彼らの人生の岐路での「選択」とその「真意」を描くことにより、アスリートと視聴者の心の「共鳴」を目指した。

  • 「すぽると!」

「すぽると!」では「3.11東日本大震災から1年」と題し、キャスター陣が自ら取材、2012年3月6日~3月11日まで連日帯企画を放送した。復興支援を行う2大スポーツのトップ・プロ野球コミッショナーとJリーグチェアマンの初めての同時対談を実現。
また「福島原町高校野球部の1年後」「川崎フロンターレ被災児童援助」「福島競馬復興への取り組み」「バスケ仙台89ersの復活ストーリー」Jリーグ・共に被災したチーム同士の開幕戦「ベガルタ仙台対鹿島アントラーズ」など、プロ・アマ問わずスポーツ各界の復興支援活動を「すぽると!」ならではの企画切り口で特集し、震災復興を放送を通じて支援を行った。

CS放送における震災関連番組

  • 「CSプロ野球ニュース」

被災地の少年野球チームの様子を取材し放送したところ、番組に対して野球用具の提供の申し出が全国から寄せられた。そこで、リトルリーグ東北連盟の事務局を務める仙台放送とも連携し、津波で貴重な用具を失った多くのチームに全国から集まった支援品を届けることができた。

  • レ・フレールLIVE&DOCUMENT (2011/9/15放送)

兄弟ピアノデュオ「レ・フレール」の密着ドキュメント、被災地を訪れ全てを失った子供たちに楽器と音楽をプレゼントする姿を紹介。

  • 特別企画アイドリング!!!子供達に笑顔を!被災地訪問密着 (2011/7/30放送)

震災後開催されたイベントをチャリティアコーステティックライブとして開催。そこで、ファンから募集した子供達への絵本とおもちゃが大量に会場に届けられた。番組ではその絵本とおもちゃを被災地に届ける模様に密着。

  • ~湘南からエールを~東日本大震災復興支援ライブ (2011/12/17放送)

TUBEの呼びかけによって、神奈川県にゆかりあるアーティストたちが復興支援チャリティライブを行った。
出演者:加山雄三、キマグレン、TUBE、つるの剛士、RIPSLYMEなど

その他全般的な取り組み

  • 東日本大震災の大規模義援金募集告知の支援

「東日本大震災」の発生直後、12日深夜からスタートしたフジネットワーク募金の東日本大震災支援プロジェクト「募金」呼びかけについて、24時間放送を続けた。
災害特別番組などの報道番組で断続的に告知を行った。

  • 生字幕放送

3月11日当日、15時43分から、報道特番に緊急の生字幕対応。翌日以降も、報道特番や拡大したニュース部分に生字幕放送を実施した。

  • 震災報道を衛星テレビやインターネットで同時配信

震災後、震災の影響でテレビ放送が見られない環境にある方や、帰宅困難者に対する情報の手段として、BSフジ・CS放送・フジテレビホームページ、ニコニコ動画で地上波報道番組のサイマル配信を実施。その直後ユーストリームでもサイマル配信も実施した。

  • 放送内容の考慮

震災を受けて、新たに作成した概要や指針は無いが、被災者及び視聴者に、精神的、肉体的苦痛や、不安を与えない放送内容を徹底するとともに、フジテレビとして、「品位と公序良俗の保持」「人命の尊重」「正確性の確保」「生命や健康に関わる表現の配慮」「中立性の維持」「差別・いじめの排除」「人権・名誉の尊重」「プライバシーの尊重」「過剰演出&表現の排除」など制作指針の基本を改めて徹底するよう心掛けた。

  • 被災3局への支援

多くの番組に協力を仰ぎ、番組出演者に被災3局の被災者に向けた激励メッセージのスポット収録をお願いし、3局で活用してもらうなどした。

  • データ放送・携帯サイトによる取り組み
  • 震災直後より、データ放送で緊急画面送出開始、携帯向け配信の差し替えをも実施した。後日「計画停電情報、防災・節電情報」送出開始。3月25日より避難指示エリア図及び「防災・節電情報」を追加送出。「ひとつになろう日本」バナー3月26日より追加送出。(日本赤十字社への義援金募金口座情報を掲載7月7日まで)

  • データ放送で夏の電力使用状況、電気予報の対応を図った。

  • 震災関連ニュースを広く到達させるために、報道局で運営している携帯電話向け有料サイト「フジニュースネット」(非スマートフォン向け)で3月25日から5月2日まで「社会」ジャンルにおいて通常有料部分の記事本文と動画を無料で閲覧できるようにした。

イベント・映画事業等による取り組み

「お台場合衆国」2011 (2011/7/16~8/31)

「東日本復興」と「節電」をテーマに開催。海外からの大型発電機の導入や、ソーラー発電の活用をはじめ、震災被災地区と連携した商品開発及び地元商品の販売や、被災地とコラボした飲食物の販売、募金箱も設置した。さらに売り上げの一部を被災三県、お台場合衆国へ協力した18被災町に2011年12月に寄付をした。

  • NEW EAST PRODUCT
    被災3県18市町村がフジテレビの番組と連携し地元産品などを活用した新商品を開発販売。地元の経済効果と雇用創出に貢献。売り上げの一部を地元に寄付。

  • NEW EAST KITCHEN
    被災3県の7つの市町村とフジテレビの番組でコラボした飲食物の調理/販売を週替わりで展開。全収益を被災地へ寄付。完成したレシピを被災地の方々にお使い頂く事で、被災地への経済効果と雇用の創出による復興支援を実現。

  • トミドコロの夏ハグ~日本をひとつに、抱きしめ大作戦~
    期間中"合衆国抱きしめ隊長"としてお笑い芸人トミドコロが来場者とハグに挑戦。1人ハグするごとに10円の支援金を寄付する条件が与えられ、47日間で6万6,803人とハグをした。(支援金66万8,030円はトミドコロさんの自腹で全額ユニセフへ寄付。)

  • チャリティオークション・フリーマーケット
    期間中会場内でチャリティオークション・フリーマーケットを行い売上を全額ユニセフへ寄付した。

「みちのく合衆国」 (2012/3/17・18)

"復興支援"をテーマに行った「お台場合衆国2011」の収益で実施した東北における2日間の無料イベント。バラエティDAY、めざましライブDAYのライブイベントにそれぞれ抽選で選ばれた6,000人を招待。
屋外エリアでは、夏のお台場場合衆国でも大人気だったB級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」と「みちのく合衆国」がコラボ。「B-1グランプリ」出展のまちおこし団体がご当地グルメを持って集合し、用意した食事が全て完売。地元の経済復興に貢献した。
於)宮城セキスイハイムスーパーアリーナ総来場者数1万8,659人

  • バラエティDAY

イベント初日を「バラエティDAY」と銘打ち『THE MANZAI in みちのく合衆国』と『ピカルの定理』を公開収録。『THE MANZAI in みちのく合衆国』では、優勝者のパンクブーブーなど合計8組の漫才師が出演。岩手めんこいテレビ、仙台放送、福島テレビでも生放送した。
『ピカルの定理』の公開録画では、渡辺直美が人気キャラクター"白鳥美麗"として初ライブを披露。

  • めざましライブDAY

2日目の「めざましライブDAY」は、郷ひろみ、AI、MONKEYMAJIK、西野カナ、ナオト・インティライミ、ルンヒャンが出演、熱気あふれるステージで観客を魅了した。また夏のお台場合衆国でも好評だったトミドコロのハグ企画をみちのく合衆国でも『トミドコロ春のハグ祭り』と題して実施。2日間で2,225人とのハグを達成。さらに屋外ステージでは、『マーサ春の歌祭り』で観客を盛り上げた。。

「ふるさと祭り2012」 (2012/1/7~1/15)

毎年東京ドームで行われる"お祭り"と"食"の祭典、『ふるさと祭り東京』今年は、『がんばろう!日本』『がんばろう!東北』がテーマ。会場内ではチャリティオークションや地酒ブースを出展し、全額をユニセフヘ寄付した。
来場者数:38万3,584人

  • ふるさとステージ

ふるさと祭り内「ふるさとステージ」にて復興支援トークショー(笠井・阿部・吉崎・桜庭・山本アナ)とチャリティオークションを行った。オークションの売り上げはFNSチャリティキャンペーン事務局へ。また会場内では実演者と共に募金を呼びかけた。

  • ブース出展

JR東日本商事と共同で「東日本復興市」ブースを出展。長びく不景気や東日本大震災の影響により国内全体の消費落ち込みという経済悪循環が続く中、日本各地の名産を取り扱うことにより地方のブームアップ、消費活動推進に貢献する一方でスポーツによる地域活性化に貢献したもの。

笠井部長のシネマン坊トークショー (2011/12/3)

笠井信輔アナによるフジテレビクラブ会員向けのお正月映画にまつわるトークショーの終演後に著書「僕はしゃべるためにここへ来た」の即売会を実施した。

「笠井アナの震災報告会」にて募金活動 (2011/7/4)

東日本大震災の被災地に真っ先に赴き、3週間に渡りリポートを続けた笠井信輔アナをはじめ、軽部アナ、生野アナによるフジテレビクラブ会員向けの報告会を開催。終演後には、笠井アナ自らがロビーに立ち、来場者に義援金を呼びかけた。(義援金総額¥132,800)

アナウンサー朗読会「ミニラ」にて募金活動 (2011/10/22)

フジテレビクラブ会員向け朗読イベント「ミニラ」において募金活動を行った。

エトワール~フランス・バレエのエレガンス (2012/1/23)

パリ・オペラ座のエトワールを中心としたバレエダンサーによるガラ公演の第4弾。招聘したダンサーの有志が被災地を訪問。石巻と仙台にて、バレエ教室に通う子供たちにレッスンを実施した。また、パリ・オペラ座のダンサーたちが制作した写真集を販売し、売り上げを東北の復興支援に充てた。

震災復興支援東芝チャリティコンサート~人と、地球と、明日のために (2012/2/11)

南西ドイツ放送交響楽団を招聘し、2012年2月10日から20日まで全国各地で開催した「東芝グランドコンサート2012」は、当初は2月11日に仙台公演を予定していたが、被災によりコンサート自体を断念。その代わりに東芝からの要請により仙台で「チャリティ公演」を無料にて実施。仙台放送と東芝が募集した1,000名が、オーケストラ有志によるアンサンブルと神尾真由子のヴァイオリンを堪能した。会場には募金箱を設置し、集まった義援金を宮城県吹奏楽連盟に寄付した。

朗読Legend III「日本浪漫~あなたに残したいことばのアルバム~」 (2011/7/2・3)

フジテレビアナウンサーと演劇倶楽部『座』とのコラボレーション第3弾。東日本大震災を受けて企画を急きょ変更。笠井アナが被災地で出会った思い出の詩を朗読。
朗読の原点に立ち返り、日本のさまざまな短文の中から忘れ難いことばの数々を紡いだアンソロジー。気仙沼出身で津波で家を失った若者2人も特別出演した。

ツタンカーメン展 (2012/3/17~)

大阪市に避難している被災者の方々を対象とした内覧会を2月21日に実施した。3月17日からの一般公開期間中には募金箱を設置。

東日本大震災関連イベントへの名義協力

「ファンラン for 東日本『ともに走ろう!』」東京マラソン財団オフィシャルイベント、「第28回全日本ウエイト制空手道選手権大会」日本赤十字社・東日本大震災義援金チャリティイベント、「3・11をこころに刻む『次世代の想像のために』東京の夜空を照らす輝き」公益社団法人東京青年会議所主催イベントへの協力。

お台場めざマルシェ (4/29、5/19、6/17、7/1、9/9、12/10)

被災で販路を失ってしまった会社や風評被害に悩む東北3県の特産品や物産を、7F「めざマルシェ」で販売。まためざましテレビと連動しOAにも反映させて応援した。

One Love Life Live (2011/5/3~5)

チャリティTシャツ、被災地の生産物等の販売やチャリティライブ等のイベントを行い、寄付を募った。

被災地写真展

  • 被災した南三陸町の「被災前からそのとき」「そしてその後」を取り続ける町の写真屋さん佐藤信一さんの写真展を開催した。(2011/10/8~11/13)
  • 震災から1年、三陸復興「希望に向かって震災から1年の岩手の歩み」写真展を開催した。
    (2012/3/9~5/6)

アースライド

スポーツメディア事業部は、2011年度も自転車のイベント「アースライド」の企画に参加した。このイベントでは、一般参加料の一部を使って、被災地の子供たちに自転車を寄贈する計画を立て、最終的には約50台の自転車を届けることができた。

ソーシャルムービー:「JAPAN IN A DAY」プロジェクト

自分のカメラで自分の"2012・3・11の日常""軌跡の一歩"を動画で撮影・投稿してもらい、その中の独創的な映像とフジテレビの取材映像等を、フジテレビと英国の制作プロダクション「スコットフリー」が集約・編集、1本の映画を作り上げていく"みんなでつくる映画、ソーシャルムービー"プロジェクト。
映画の製作総指揮をとるのは、映画界の巨匠リドリー・スコットとトニー・スコット。同プロジェクトを今年2月末に発表後、応募があったのは、日本を含む12カ国(日本、英国、米国のほか、フランス、ドイツ、中国、南極大陸など)から約8,000件。300時間にもおよぶ、2012年3月11日の映像が届けられた。
完成した映画『JAPAN IN A DAY』は、今秋、日本を皮切りに世界でも劇場公開予定で、国際映画祭への出品も視野に入れている。またこの映画の収益の一部は被災地に寄付をする予定。

被災地での映画無料上映会

映画配給会社の東宝株式会社はこの度の震災を受け、被災した地域において無料上映会を行なった。そこで、フジテレビも幹事作品の中からロケのほとんどを東北地方で行った作品「スウィングガールズ」と三谷幸喜監督作品で愛がある映画、観終わって幸せになる映画として知られ大ヒットした作品「THE有頂天ホテル」の二作品を上映する作品として提供した。

クイズ!ヘキサゴンII 「真夏のKスタ決戦!スーパー野球バトル」 (2011/8/20)

被災地の復興を願って、宮城県仙台市・日本製紙クリネックススタジアム宮城でヘキサゴンファミリーによる野球大会、ミニライブを開催。

仙台放送まつり (2011/9/24・25)

復興がテーマの仙台放送まつりに、絵本の朗読イベントで参加協力した。
(24日笠井・佐々木アナ)(25日藤村・梅津・高橋アナ)

アイドルグループ「アイドリング!!!」によるチャリティライブと募金活動

  • 2011年
  • 3月18日
    ライブを中止し品川プリンスシアターで募金活動。

  • 3月19日
    愛知県主催「愛・地球博公園」に参加、ライブと募金活動。

  • 3月21日
    大阪NGKホールでのライブをチャリティライブに切り替え募金活動。

  • 3月27日
    テレビ熊本主催のチャリティイベントに参加、ライブと募金活動。
    (集まった募金は、FNSチャリティキャンペーン事務局を通して日本赤十字社への義援金とした。)

  • 4月9日~10日
    渋谷C.C.LemonホールにてCDアルバム発売イベントを予定していたが急遽、東日本震災チャリティトークショーに変更『被災地の子供達に絵本とおもちゃを送ろうキャンペーン』を実施。義援金を募るとともに、ファンの皆さま、アイドリング!!!メンバーから使わなくなったおもちゃ、絵本を募った。

  • 6月16日
    4月のイベントで預かったおもちゃと絵本を携え、宮城県気仙沼の葦の芽幼稚園を訪問。絵本の読み聞かせや子供たちとともにマルモリダンスを踊り、園児たちとふれあいの時間を過ごした。

  • 10月2日
    瀬古利彦さんを大会会長に迎え2008年から開催されているチャリティ駅伝「EKIDEN for PEACE」実行委員会からECOアイドリング!!!の活動を聞きつけ直々に参加のオファーがあった。東日本大震災復興への思いをタスキに乗せて「アイドリング!!!」が山中湖畔を疾走した。
  • 2012年
  • 3月11日
    震災から1年を迎えた日、大阪NGKホールでチャリティライブを開催。義援金を募るとともに、チャリティパネルオークションを開催。パネルの売り上げ総額は180万円となり、NPO法人を通してがれきの粉塵に苦しむ被災地の小中学生のために高性能マスクを購入し、送った。

イベント会場内での募金箱設置

  • 東芝グランドコンサート30周年記念 チェコ・フィルハーモニー管弦楽曲(2011/3/13)
  • 日本橋プロジェクトイッセー尾形とあの人「今昔二人物語」 in にほんばし(2011/3/19~21)
  • 愛と青春の宝塚(~2011/3/27)
    各地区の主催局より寄付を行った。
  • 30th フジサンケイレディスクラシック
    4/20・21に選手会による募金活動を実施。会場に募金箱を設置し、被災した子供たちの教育支援や被災者支援のための募金を呼びかけた。(2011/4/22~24)
  • ONE PIECE DOME TOUR(2011/4/27~5/1)
  • ザ・美術骨董ショー2011(2011/4/28~5/2)
  • スミレ刑事の花咲く事件簿(2011/5/2~18)
  • ルナ・レガーロ(名古屋)(~2011/5/8)
    主催者である東海テレビ放送より寄付を行った。
  • スウィーニー・トッド(2011/5/14~6/5)
    共同事業の幹事社であるホリプロより寄付を行った。
  • キャイ~ンLIVE2011(2011/5/27~28)
  • 日本橋プロジェクト 立川談春独演会、柳家三三独演会(2011/5/28~29)
  • 39th フジサンケイクラシック(2011/9/1~4)
  • ダイハツ KOOZA(~2012/4/1)

FNSチャリティキャンペーンによる取り組み

「フジネットワーク募金」による義援金募集

2011年3月11日に発生したマグニチュード9.0という世界でも最大級だった東日本大震災。「激甚災害」に指定されたこの震災の被災者救済の一環として、3月13日午前0時20分よりフジネットワーク募金の受け付けを開始した。この緊急募金は4月30日まで行われましたが、その後も全国から善意が寄せられ、最終的な義援金総額は15億8,118万8,611円となり、全額を日本赤十字社に寄付した。

日本ユニセフ協会を通じての募金

FNS28局が全国で募金活動を行い2億5,743万2,053円を公益財団法人日本ユニセフ協会に寄付した。この募金は、日本ユニセフ協会を通じて東日本大震災で被災した子どもたちの教育支援などに使われている。

【フジテレビの募金額1億5,351万1,278円】
~主な募金の呼び掛け~

  • 「とくダネ!」アナウンサー現地取材による募金呼びかけ
    「被災地の子どもたちは今 中野アナウンサー現地報告(1)、(2)」

  • ドキュメンタリー番組、バラエティ番組での募金呼びかけ
    「被災地に生きる~東日本大震災子どもたちの193日~」「FNS歌謡祭」 「FNS27時間テレビ」
    「とんねるずのみなさんのおかげでした」チャリティオークション
  • 東日本大震災を受け、ハンマーオークションを行った。
    落札額総額1,990万円(2011/4月~11月まで計5回)

  • 「お台場合衆国」
    『みちのくステージ』でほぼ毎日開催されたタレント・スポーツ選手などのサイン入りグッズのチャリティオークション(募金額:約210万円)
    『トミドコロさんハグ募金』(募金額:約67万円)
    『8月8日』フジテレビ社屋フリーマーケット(募金額:約100万円)

  • 「ふるさと祭り東京2012」
    地酒販売、チャリティオークション、実演者と一緒に募金の呼びかけ
    (募金総額:約239万円)

映画興行収入の一部を日本ユニセフへ寄付

  • 「SP革命篇」 2011/3/12公開 <寄付額:500万円>
  • 「豆富小僧」 2011/4/29公開<寄付額:100万円>
  • 「アンダルシア 女神の報復」 2011/6/25公開 <寄付額:500万円>
  • 「ロック~わんこの島~」 2011/7/23公開 <寄付額:411万3,588円>
  • ※入場者1人につき6円を募金へ合わせて1,511万3,588円を日本ユニセフへ寄付しました。

その他のチャリティ活動への取り組み

  • 「クイズ!ヘキサゴンⅡ」着うたの販売利益を寄付
    サーターアンダギーの新曲「会いに行くからね」の着うたの販売収益を全てフジネットワーク募金を通じて、東日本大震災で被災した方へ寄付。

  • 「HEY!HEY!HEY!」被災地応援ソングをフジメロで販売
    アーティストAMEMIYA氏による陸前高田市応援ソング「陸前高田市に捧げる歌」を作成。フジテレビの携帯サイト「フジメロ」にて420円(税込)で楽曲をダウンロード販売。通信キャリアの手数料を除いた全額を支援金として寄付。寄付金額は「みちのく合衆国」プロジェクトで取りまとめて被災地へ届けられた。(8/1放送の「HEY!HEY!HEY!」にて30秒程度の告知)
    期間中の楽曲販売件数:619件寄付金額:23万2,998円

  • 社内各局、各番組やイベントの寄付依頼、義援金の調整とガイドライン作り

  • フジテレビグッズ販売店舗への東北地方太平洋沖地震被災地救援「フジネットワーク募金」緊急募金箱の設置(2011/3/11~4/30)

  • フジテレビ英語・中国語・仏語公式HPで義援金の募集を告知した。(2011/4~2012/3/31)

  • 局内で義援金を募りチャリティキャンペーン事務局を通じ被災地に寄付した。

  • スタジオデスク等にFNSチャリティキャンペーンの募金箱を設置して、局員やスタッフへ震災への募金を呼びかけた。

全社による取り組み

全社的な節電への取り組み

東日本大震災により福島第1・第2発電所の停止のため、計画停電を余儀なくされる程の電力不足に対して、当社も直ちに節電への取り組みを開始した。

(1)エントランス・駐車場の照明50%消灯
エントランス・エレベーターホール等空調停止
オフィス棟エレベーター4台停止
一般見学者用エレベーター2台中止
トイレのジェットタオル使用停止
(実施期間:2011/3/16~2011/6/30)

(2)節電を目的として、社内の冷房効率を上げるために、本社ビルの西側と北側を中心に
窓ガラスに2011年6月~7月にかけて遮熱塗装を行った。

(3)夏期に向けて電力不足は深刻化し計画停電を回避するために、
政府から昨年の使用最大電力から15%削減する電力使用制限令が発動されたが、
当社では上記の(1)に加え、更なる節電に取り組み、約19%削減を達成した。

  • オフィス照明原則1/3消灯
  • 館内エレベーターを更に4台停止
  • パソコンのモニターを一定時間経過後に切る設定
  • 社内イントラ画面上での電力使用状況の見える化
  • 電力使用に応じた館内放送での節電要請
    (実施期間:2011/7/1~2011/9/9)

(4)電力使用制限解除後も節電を継続。
(ただし段階的に緩和。停止中のエレベーターの一部稼働、オフィス照明1/3消灯の解除など)
(実施期間:2011/9/10~2011/11/30)

(5)トイレ照明の節電(省エネ)として、明るさセンサーと人感センサーの組合せにより、
明るい日中は消灯し、暗くなり人が居る時のみ点灯するように工事を行った。
(実施期間:2011/11月~2012/2月)

(6)冬については、政府方針により、東京電力管内は夏のような数値目標は設けないものの
できるだけ無駄な電力使用は控え、ピーク時の電力使用カットの
要請があったため、当社も節電を継続しつつ、無駄な電力使用を抑えた。
(実施期間:2011/12/1~2012/3/31)

※その他、各部署、スタジオ、撮影現場などで自主的に節電・省エネを心がけた。

防災への取り組み

  • 震災発生後に、社内各部署にアンケート調査を実施。
    地震の初動時、沈静化後、事業継続時などにどのように対応したかを調べ、今後の対応を考える上での貴重な記録としてまとめた。また、被害状況についてもヒアリングを行い、社屋の被災箇所を検分、設備設計の見直しも行った。

  • 防災BCP(事業継続計画:Business Continuity Plan).定例会議への参加(2012/1月~通年)

  • 被災半年後、各部署に避難通路・消防設備など「備え」に対するチェックを実施。

  • 災害時徒歩での帰宅に備え、水・食料などの帰宅支援グッズを社内で5月・9月の2回販売を行った。(今後も継続)

  • 防災用対策冊子の全面的見直しを行い、全社員・スタッフに配布した。(2011/9月)

  • 専門家による館内の什器の耐震補強の見直しを行い、のキャビネット・コピー機などの補強を強化した。

  • 事業継続のために必要な食料と毛布・自転車・ヘルメットなど備蓄品を補充した。

  • 防災ウィーク・講習会
    防災ウィークを2011年9月26日~9月30日に実施。全社員・スタッフ参加型訓練(消火栓・階段避難車・AED・講習会)の実施で防災意識を啓発した。また専門家を招き「初動3分で被害全貌をイメージせよ」「Xデーに備えよ!3・11からの教訓」「フジテレビ本社の構造について」などのテーマで講習会を行った。

震災への備え・緊急事態への体制づくりの強化

  • 防災ウィーク終了後も、各種訓練の継続を実施

消火栓・階段避難車・AEDの各訓練を9月より毎月実施し、全社員・スタッフが災害時対応できることを目指す。

  • 東日本大震災から1年後の2012年3月に防災ウィークを開催

3・11震災後の館内被災状況のパネル展示・震災時の社内映像の公開、防災グッズの販売などで防災意識を啓発した。今後も引き続き年間を通して不定期で開催する予定。

  • 震災時に役立つ技術開発への取り組み

震災発生後に携帯電話や固定電話など通常の連絡手段が使用できない状況が発生した。このような状況下の代替コミュニケーション手段としてSNS等のIP網の活用について研究をおこない、新規災害支援ツールの開発を行っている。

  • 放送告知システム導入

緊急地震速報などを安定して放送できるよう必要な設備の導入を行い、被害の軽減を図った。

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