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2011年度 社会貢献トピックス

『こどもおうえんプロジェクト』で宮城県女川町へ
~放送1000回を記念して「ちびまる子ちゃん」が登場!~

[2012年3月2日更新分]

CSRプロジェクトチームメンバーの企画が実現!  文:高瀬透子(フジテレビ ライツ事業部)

2月8日、宮城県女川町で『こどもおうえんプロジェクト』を開催しました。

ちびまる子ちゃんが
「こどもおうえんプロジェクト」に初登場!
今回は、初めてちびまる子ちゃんが登場!
アニメ「ちびまる子ちゃん」が2月に放送1000回を迎えるということを
昨年10月に聞いてから早4か月…

みんなにこれだけ永く愛されてきたこの作品、そして「ちびまる子ちゃん」を、子どもたちと一緒に楽しめないかと考えたのが、このイベント実施のきっかけでした。
実施にあたってはさくらももこ先生、日本アニメーションに大変ご尽力いただきました。



第四保育所の子どもたち
今回おとずれた女川町は、がれきなどは大分きれいになっていましたが、平地には建物が数少なく、津波の被害の大きさを実感しました。
海抜16mの高台に建つ女川町立病院は、一階まで津波が到達したということですが、平地の道路から高く仰ぎ見る感じでした・・・。
町内にあった保育園も、4ヶ所から2か所に統合されています。
その2か所、第一保育園と第四保育園に藤村さおりアナウンサーと伺いました。

フジテレビ 藤村さおりアナウンサーのリポート

フジテレビ藤村さおりアナウンサー 2月8日、去年秋以来、5か月ぶりに被災地を訪れました。

宮城県女川町の名前は震災以降聞かない日はないと言っていい程、これまで新聞やテレビで見聞ききしてきましたが、実際に行くのは今回が初めて。

道中、湖のように向こう岸に切れ目なく山が見えている所があり、海なのになぜ?と不思議に思っていたのですが、そこは万石浦(まんごくうら)という湾(浦)が大きく広がっている地域で、海との接点が小さく、まるで湖のように見えていたことがわかりました。

後で知ったことですが、水深2~4mのこの穏やかな万石浦は、震災時には海からの流入が少なかったことが功を奏し、第四保育所も万石浦方面からの浸水から免れたのだという事でした。


がれきの山・・・・
震災後3か月で訪れた石巻と比べると、がれきが一カ所に集められ、大きながれきの山がいくつもでき、一方で更地が増えていたのが印象的で、復興というにはまだ先が長いのかな・・・と感じたのが正直なところでした。

牡鹿半島の付根の部分に位置する女川町では津波の被害で、4つあった保育所(うち一つは島にある保育所)が2カ所しか運営できなくなり、今回は、そのうち津波被害を免れた第一保育所(68人)と万石浦近くの第四保育所(81人)を訪れました。


第四保育所は去年6月に建物の検査が通ったのを機に再び開園したそうですが、第一保育所は高台にあり震災後は避難所になっていて、当初は200人の方がここで暮らしていたそうです。被災者が全員退去して保育が可能になったのが10月3日からのことでした。

保育園が閉園している間、各避難所に点々と散らばった子ども達を励ましに出前保育をしていたという第一保育所の木村園長先生。
たとえ子どもが一人しかいない避難所であっても訪ねていったといいます。


スクリーンのちびまる子ちゃんに
みんなくぎ付け
さて、ちびまる子ちゃんの放送1000回を記念して行った今回のイベントは、まず、ちびまる子ちゃんのアニメをみんなで見ました。


いよいよ、まるちゃんが登場!
特に年長組のお友達は細かいギャグや人の心の機微までしっかり感じ取っていて、笑ったり心配したり・・・。とても楽しんで観てくれていました。
まるちゃんが登場すると、こどもたちの顔がキラッキラ☆
まるちゃんの人気・パワーを感じました。


ちびまることダンス・・・・
元気に踊る子どもたち!
まるちゃんと一緒に「踊るポンポコリン」を一度練習してから踊ったのですが、みんな身体があたたまって顔までポカポカ。
続けて「アララの呪文」もみんなで踊りましたが、動きが早くてみんな必死!!
でも一生懸命ついてきてくれました。


まるちゃんとの別れを惜しむ子どもたち
その後クラスごとにまるちゃんと記念写真を撮ると、お礼にと女川保育所の歌を私達にプレゼントしてくれました。
みんな大きな声で元気いっぱい歌ってくれ、とても心に響きました。
いつ聞いても子ども達の歌のプレゼントって本当にいいなーと思った瞬間でした。
お土産にまるちゃんのラムネやシールなどをプレゼントしてみんなとお別れ。

震災後、ご両親のお仕事の関係などで女川を離れなければならないお子さんもいて、少しさみしそうな顔で、引っ越しを間近に控えていることを教えてくれました。

間もなく卒園式、そして3月11日を迎えます。
みんなにとって本当の意味での"春"が一日も早く訪れますように。


文:藤村さおり(フジテレビ アナウンサー)

※「こどもおうえんプロジェクト」についてはこちら

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