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2020年度 社会のためにトピックス

10月29日 江戸川区立篠崎第二小学校で『あなせん』特別授業を実施

[2020年11月30日更新分]

【2019年11月6日】【今回の先生:内田嶺衣奈アナウンサー】【特別授業】【江戸川区立篠崎第二小学校】【3~6年生】【「アンサンブル・ミクスト」(東京文化会館)】

あなせん日記

フジテレビ 内田嶺衣奈アナウンサーのリポート

今回は、東京文化会館のアウトリーチとフジテレビの出前授業『あなせん』のコラボレーション授業で、江戸川区立篠崎第二小学校に伺いました。

「朗読と音楽の特別授業」で、ご一緒させて頂いたのは、木管五重奏「アンサンブル・ミクスト」の皆さん。5人それぞれが、各楽器について丁寧にわかりやすく子どもたちに教えてくださいました。私も初めて知ることが沢山!

左から ホルン 嵯峨郁恵さん / フルート 梶川真歩さん
オーボエ 浅原由香さん / ファゴット 中田小弥香さん
クラリネット 笹岡航太さん

今回は新型コロナウィルス対策のため、体育館で子ども達と距離をとり、 私もフェイスシールドをつけたままでの朗読でした。
(リハーサルでは、慣れない透明なフェイスシールドとマイクの距離感がうまくはかれず四苦八苦…本番はなんとかぶつからずにすみました)

子どもたちもマスクをしたままのため、なかなか言葉でのコミュニケーションをとることは難しかったのですが、大きくうなずいてくれたり、手をあげてくれたり拍手をしてくれたりと、様々な形でリアクションをしてくれて、心が通じた瞬間がとても嬉しかったです。
みんな、初めて見る楽器に興味津々のようでした。
楽器紹介で綺麗な音色を聞くと、自然と歓声や拍手が沸き起こっていました!

そして、楽器紹介のあとにはアナウンサーの普段のお仕事についてや、「声」というもうひとつの楽器についてもお話をさせてもらいました。
何かを震わせて音を出す楽器と同じように、人も声帯を震わせて声を出しているけれど、響かせる部分は一人ひとり違うため、それぞれが持つ声は違うということなどを話しました。なにげなく日常で使っている声ですが、みんなが自分の声を大切に言葉を紡いでくれたらいいなと思います。

そして、朗読・演奏した物語はチャイコフスキーの「くるみ割り人形」。 クリスマスイブの夜の出来事を描いたファンタジーです。

バレエ作品などにも使われている物語なので、聞いたことのある曲が沢山あったのではないかなと思います。生演奏はずっと聞いていたいくらい美しく、本当に迫力がありました。 とても贅沢な環境で朗読をさせて頂きました。

実は「アンサンブル・ミクスト」の皆さんから、演奏は物語の読み手の読み方に影響を受ける、というお話を聞き、責任重大だ!と気合いを入れて朗読に臨みました。
柔らかい読み方や、元気な読み方などによって、音色の柔らかさや明るさも変わるそうです。

3・4年生向けと、5・6年生向けの2回公演でしたが、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

授業に参加してくれた篠崎第二小学校のみんなにとって楽しい時間となり、音楽や朗読、そしてアナウンサーという仕事を少しでも身近に感じてもらえていたら、とても嬉しく思います。
今回の授業に関わってくださった皆様、素敵な機会を本当にありがとうございました。

文:内田嶺衣奈(フジテレビ アナウンサー)

東京文化会館

東京文化会館(東京・上野)は、「首都東京にオペラやバレエもできる本格的な音楽ホールを」という要望に応え、東京都が開都500年事業として建設し、1961(昭和36)年4月にオープンした施設です。オペラ、バレエ、クラシックコンサートなど、世界中の著名なアーティストによる名演の数々が繰り広げられ、音響の良さには定評があります。

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