フジテレビのCSR活動 2013年度~2020年度

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2019年度 番組との連動トピックス

『フューチャーランナーズ~17の未来~』2020年1月~3月

[2020年4月20日更新分]

『フューチャーランナーズ~17の未来~』2020年1月~3月

テレビの強みである「発信力」と「クリエイティブ能力」を活かして、SDGsに特化したミニ枠番組『フューチャーランナーズ』を2018年7月より放送しています。番組では、未来に目を向け、今、自分たちができることに懸命に取り組むNGO/NPO団体、個人、学校現場等の取り組みをSDGsのターゲットとともに紹介しています。またより多くの方々に理解いただけるよう、すべての放送回に英語字幕を付けています。番組を通じてSDGsを身近に感じてもらうとともに、多様な活動が認知されパートナーシップを生むきっかけになれば幸いです。

2020年1月~3月は、以下のラインアップで放送されました。

フジテレビCSRキーメッセージ
【2020年 1月~3月】
・フジテレビ地上波(関東ローカル)
 毎週水曜 22:54~23:00放送
・BSフジ(全国)
 毎週土曜 21:55~22:00放送

『フューチャーランナーズ~17の未来~』放送内容(2020年1月~3月)

■第66回:1月8日放送 “誰でも”海洋観測で海を身近に
東京大学 副学長・工学博士 藤井 輝夫さん

藤井教授は「海は非常に広い。海全体を細かく良く知るということはまだまだ難しく、一般の方々に参加してもらって測ったデータをどんどん集めていきたい」と話すように、“誰でも簡単に海洋観測ができるシステムを作る”ために、2018年にOMNI(オムニ)プロジェクトを立ち上げた。取得したデータはリアルタイムでサーバーに送られ、ウェブに公開される。データの活用法は無限大だ。

■第67回:1月15日放送 すべての人に成人の思い出を
ACHA project 代表 山本 昌子さん

児童養護施設で育った子どもたちは、18歳を迎えると原則退所し、自立しないといけない。そのため「成人式の写真」は夢のような話だ。自身も児童養護施設出身の山本さんは、2016年、成人を迎えた児童養護施設出身者に晴れ着姿の記念写真をプレゼントする「ACHA project」を始める。「一生の思い出を諦めて欲しくない!」という山本さんの思いが、生きる勇気につながっている。

■第68回:1月22日放送 エイズ孤児に夢と希望を
NPO法人エイズ孤児支援NGO・PLAS 代表理事 
門田 瑠衣子さん

エイズで両親もしくは父親、母親を失った18歳以下の子どもは、アフリカを中心に世界で約1,220万人いるという(2018年国連合同エイズ計画)。自分は感染していなくても、激しい差別にさらされるアフリカの子どもたちを目にした門田さんは、2005年に「PLAS」を設立。 エイズ孤児のための学校建設やエイズで夫を失ったシングルマザーの職業訓練など、差別と貧困から抜け出すための支援を続けている。

■第69回:1月29日放送 陸・海・人がつながる未来へ
NPO法人ディスカバーブルー代表理事 水井涼太さん

神奈川県の真鶴半島の先端部に、地元の人から「お林(はやし)」と呼ばれている森林がある。水井さんは、このお林の保全活動を続けている。江戸時代に松が植えられたのが始まりで、古くから魚を育てる森=“魚つき保安林”として大切にされてきた。真鶴町の漁業関係者が「漁業者たちはお林の恵みで魚が集まっていると思っています」と語るように、雨水は「お林」によってろ過され、ミネラルを含んで海に流れ込み、豊かな漁場を作っている。

■第70回:2月5日放送 日本の減災意識を世界に
東京大学 生産技術研究所 教授 沖 大幹さん

日本は山と海に囲まれ川が多く、かつ地震も多いため、「世界で最も水害リスクが高い国」と言っても過言ではない。 特に最近は大型台風や暴風雨で甚大な被害が相次ぎ、国民の危機感はこれまでになく高まっている。水害を始めとする水の研究を30年以上続けて来た東京大学・沖教授は、日本と同じく水害リスクが高いタイでフィールドワークを積み上げて来た。日本発信の減災意識を世界に伝えたいと活動を続けている。

■第71回:2月12日放送 誰も置き去りにしない社会に
一般社団法人 ラ・バルカグループ理事長
久遠チョコレート代表 夏目 浩次さん

土木コンサル会社で駅のバリアフリー設備の建設に携わっていた夏目さんは、コスト優先で障害者が不便を強いられている現状に疑問を抱いた。さらに、障害者の工賃が月額1万円に満たないと知り、「そんな現状を変えよう」と立ち上げたのが、障害があっても働けるチョコレート工房。今や全国に33拠点を持ち、商品の質を上げることで障害者の賃金アップに取り組んでいる。

■第72回:2月19日放送 障害者視点の不自由さを価値に
株式会社 ミライロ 代表取締役社長 垣内 俊哉さん

生まれつき骨が弱く折れやすい病気「骨形成不全症」を患う垣内さんは、幼少期から車いすに乗って過ごし、10数回の手術を経験してきた。夢は「歩くこと」。しかし、その夢は叶えられず、絶望の中で「歩けないからこそできること」を追い求め、大学在学中に会社を設立。「障害を価値に変える」という信念と共に、当事者目線で考案したサービスや取り組みで、今、大きく成長している。

■第73回:2月26日放送 SDGs実現へ!15歳の挑戦
聖学院中学3年生 山口 由人さん

聖学院中学3年生の山口さんは、中学2年の夏、仲間たちと共にSDGsの達成を目指す学生団体「Sustainable Game」を立ち上げ、中学生らしい自由な発想で様々なイベントを開催している。イベントはクラウドファンディングを使うなどして運営、SNSで参加者を募る。幼少期を過ごしたドイツでの体験をベースに、「同世代の意識を変えたい」と語る。

■第74回:3月4日放送 安くて良質な健康診断を世界中に
株式会社miup 内科医 森田 知宏さん

南アジアの国、バングラデシュ。安定的な経済成長を続ける中で、近年問題となっているのが糖尿病、高血圧などの生活習慣病の増加だ。心筋梗塞による死亡者数はここ10年で50%も増え、医療的な対策が急務だ。しかし、バングラデシュの医師不足は深刻で、国民の健康への意識も極めて低いのが現状だ。森田医師は、大学時代の仲間と共に立ち上げた会社で、バングラデシュの人々に健康診断や遠隔地診療を提供するサービスを行っている。

■第75回:3月11日放送 校歌で復興の心を歌い継ぐ
一般財団法人 オーバーザレインボウ基金 代表 かの 香織さん

2011年3月11日に起きた東日本大震災から丸9年。被災各地では復興が進み、街並みやインフラの整備も大方完了したように見える。しかし、人々の「心の復興」はいまだ道なかば。むしろ、失った命や故郷への思いは強くなる一方だという。震災当時から歌を通じた被災地支援を行ってきた音楽家・かのさん。年配の方に「聞きたい歌はなあに?」と聞くと「校歌かな…」と言われたことがきっかけとなって「校歌を保存するプロジェクト」を立ち上げた。

■第76回:3月18日放送 食料再配分で無駄のない世界
NPO法人 Rescuing Leftover Cuisine, Inc.
CEO & 共同創設者 ロバート・リーさん

まだ食べられる食品の廃棄、いわゆる「食品ロス」。アメリカでは日本の約10倍にあたる年間約6,033万t(約18兆円分)の食べ物が捨てられている。その一方で、10世帯中1世帯が、食べる物に困るほどの貧困状態にあるという。この大量に捨てられる食品を困っている人に直接届けるシステムを確立したロバート・リーさんは、日本では消費期限や衛生面の問題で実現できない、弁当や食べ残しの食品も届けている。

■第77回:3月25日放送 紙の建築で被災者支援
建築家 坂 茂さん

建築界の賞としては世界で最も権威あるアメリカのプリツカー賞を受賞した坂 茂さんは、1994年のルワンダ内戦で、紙製のパイプを使った「難民シェルター」を試作して以来、災害に見舞われた世界各地を訪れ、紙製の仮設住宅や避難施設などの建設を手がけてきた。「人権は最低限の権利」と話す坂さんは、災害で住環境を失った人の環境改善に、再生紙を巻いた紙管を使ったプライベート空間を提供し続けている。また、次世代のリーダーを育成するため、未来を担う若者にその技術を教えている。

●公式ホームページですべての放送を再配信しています。
https://www.fujitv.co.jp/futurerunners/

●ニュースサイト「プライムオンライン」で放送内容を記事化し配信
https://www.fnn.jp/programs/YMO0094?

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