フジテレビのCSR活動 2013年度~2020年度

2020年度活動報告

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2020年度 番組活動トピックス

『フューチャーランナーズ~17の未来~』2020年7月~9月

[2020年12月17日更新分]

『フューチャーランナーズ~17の未来~』2020年7月~9月

テレビの強みである「発信力」と「クリエイティブ能力」を活かして、SDGsに特化したミニ枠番組『フューチャーランナーズ』を2018年7月より放送しています。番組では、未来に目を向け、今、自分たちができることに懸命に取り組むNGO/NPO団体、個人、学校現場等の取り組みをSDGsのターゲットとともに紹介しています。またより多くの方々に理解いただけるよう、すべての放送回に英語字幕を付けています。番組を通じてSDGsを身近に感じてもらうとともに、多様な活動が認知されパートナーシップを生むきっかけになれば幸いです。

2020年7月~9月は、以下のラインアップで放送されました。

フジテレビCSRキーメッセージ
【2020年 7月~9月】
・フジテレビ地上波(関東ローカル)
 毎週水曜 22:54~23:00放送
・BSフジ(全国)
 毎週土曜 21:55~22:00放送

『フューチャーランナーズ~17の未来~』放送内容(2020年7月~9月)

■第91回:7月1日放送 “恋する豚”…実は福祉
株式会社恋する豚研究所 代表取締役 飯田 大輔さん

2012年に千葉県香取市にオープンした精肉加工場とレストランを併設する「恋する豚研究所」。代表取締役の飯田さんが大事にしているのは豚の健康です。“豚も恋をする”ような環境で育てることに徹している。飼料にこだわり、大切に育てられた豚のしゃぶしゃぶランチは大人気。スタッフの半数は、知的障がいや精神疾患などを抱えている人たち。「彼らに自立できるだけの報酬を払いたい」と話し、そのために「まずは美味しくてまた買いたいと思えるものをきちんと作っていく」と語る。

■第92回:7月8日放送 地域を“楽しくする”福祉
株式会社恋する豚研究所 代表取締役 飯田 大輔さん

「恋する豚研究所」の建物の周りに広がる畑と森は、高齢化で管理ができなくなった所有者から借りているもの。荒れた畑を障がいのある人たちと一緒に耕し、サツマイモを育て、スイートポテトを販売。森では薪をボイラーの燃料にしたり、キャンプ場に販売したりしている。30種類以上ある仕事は、番号を振り、写真とわかりやすい言葉でマニュアル化して、誰もが働きやすい仕組みを作っている。地域のために福祉の枠を超えていきたい、と飯田さんは話す。

■第93回:7月15日放送 “ロスフラワー”を救え!
株式会社RIN 代表取締役社長 河島 春佳さん

クリスマスに生花店でバイトをしていた河島さんは翌日から廃棄されてしまう花がたくさんあることを知り、廃棄直前の花を「ロスフラワー」と名付け、再利用し作品を作る「フラワーサイクリスト」として活動している。生花市場の出荷規定に満たない「ロスフラワー」を農家から買い取って、ドライフラワーの作品にしている。廃棄する量が減って救われたと感謝されている。

■第94回:7月22日放送 難民の子どもに夢を
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所) 親善大使 MIYAVIさん

ギタリストのMIYAVIさんは、アーティストとして活動しながら、UNHCRの親善大使として難民キャンプを訪れ、音楽の素晴らしさを伝えている。 「アンジェリーナ・ジョリーUNHCR特使に出会ったのがきっかけ。(難民の現状を)もっと自分の目で見て、肌で感じてみたいと思った」と明かす。2015年から2度、レバノンに暮らすシリア難民のもとを訪れ、子どもたちの前で演奏した。 「音楽で誰もが夢を持てる世界を」と語るその眼差しは熱い。

■第95回:7月29日放送 “女の子だから…”にNO!
ガールスカウト日本連盟 千葉第12団 松本 菫さん

1920年に英国から日本に伝わった「ガールスカウト」は、「社会のために主体的に行動できる女性を育てる」という理念のもと設立。しかし「だんだん歳を重ねるたびにリーダーになっていくのは男の子がいい、みたいなのが何となくある感じがした」「女の子だからと望まないレッテルを貼られたり、補佐的な役割を望まれることが増えた」と松本さん。「日常の違和感に気づいて声をあげることから始めたい。」とジェンダー平等をめぐる課題解決に取り組んでいる。

■第96回:8月5日放送 紛争帰還民に立ち直る力を
JICA(国際協力機構) 技術協力専門家 栗原 敏昭さん

50年以上内戦が続き、2016年に和平合意されたコロンビア。名産のコーヒー畑は荒れ果て、物資の配給に慣れた住人たちは立ち直る気力を失っていた。中南米で農村の再開発を行う栗原さんは、紛争で被害に遭った人々を直接支援するのではなく、住民たちと何度も話し合いを重ね、自立と復興の機運が醸成されるのを待ち続けた。そして1年後、1人の男性が「有機肥料を使ったコーヒーを作りたい」と提案してきた。“被害者”から“1人のプロフェッショナルな生産者”に戻すためには、住民が自ら考え、手を取り合うのが大事だと話す。

■第97回:8月12日放送 少女たちの人権を守れ!
公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン
アドボカシーオフィサー 長島 千野さん

途上国では9人に1人の少女が15歳未満で結婚し、早すぎる妊娠や出産により、毎年約5万人が命を落としているという。長島さんは、子どもの権利が守られ、女の子をはじめ誰もが差別されない公正な社会を実現するための活動を行っている。4年前に教育現場でもセクハラや性暴力があったラオスに就任。 「女の子だってリーダーになれる」と、教師や保護者への啓発や演劇などを通じてジェンダー平等を訴える活動を進めた。 「おかしいと思ったら声を上げられる。暴力や差別に対して怯えなくていい社会を実現できればいい。」と語った。

■第98回:8月19日放送 ロケ誘致で地域を活性化
株式会社地域活性プランニングロケーションジャパン編集部
編集長 山田 実希さん

映画やドラマのロケ地を誘致することで町おこしを目指す“ロケツーリズム”。 その活動を行う山田実希さん。もともと映画好きでガイドブックには載っていないようなステキな場所をもっと知ってほしいと思ったことがきっかけだという。「地域とタッグを組んで作品を一緒に作って、“ロケツーリズム”が盛り上がって、日本各地が観光スポットみたいな形になるといいなと夢見ています」と期待を込めた。

■第99回:8月26日放送 自然素材を使って自然を守る
カユーパッケージ株式会社 代表 王 克文さん

15歳までインドネシアで育った王さん。かつて美しかった海と海岸は、近年プラスチックごみが増加。どうにかして美しい海に戻せないかと設立したのが「カユーパッケージ」。金具などを使わず、インドネシアの木だけで作った使い捨て容器を製造し販売している。「昔の日本のお弁当の文化で“折箱”というのがあります。日本にある文化で世界のプラごみ問題の解決に導ければ良いかなというのが私の夢です」と話した。

■第100回:9月2日放送 人生を救う“最後の砦”
認定NPO法人ジャパンハート 最高顧問・小児外科医 𠮷岡 秀人さん

25年前、たった1人でミャンマーに渡り、貧しい家庭の子どもたちの医療支援を始めた小児外科医の𠮷岡秀人さん。2004年に「ジャパンハート」を設立し、6ヵ国でのべ24万件の治療を無償で行ってきた。拠点病院には高額な医療費が払えなかったり、治療を断られた人たちが訪れる。𠮷岡さんは決して見捨てない。「貧困層の人たちが無料でかかれる巨大な病院を作りたい。現代の時間からこぼれ落ちた人たちを拾っていくのが自分たちの作業だと思っています」と語った。

■第101回:9月9日放送 離島医療を支えて“学ぶ”
認定NPO法人ジャパンハート 最高顧問 小児外科医 𠮷岡 秀人さん

発展途上国の貧しい人たちに無償で医療を届けてきた𠮷岡さんは、2018年から人手不足に悩む国内の離島や僻地の病院に看護師を派遣するプロジェクト「RIKAjob(リカジョブ)」を始めた。「ボランティアというよりは、研修なんです。その地域の文化を学ぶ、考え方を学ぶ。まず自分が地域を理解しなければ最善の医療なんてできっこない」と話す。「もっと成長したい」という思いが支援につながっていく。

■第102回:9月16日放送 若い力で介護を変えよう!
株式会社Blanket 代表取締役 秋本 可愛さん

学生時代、介護施設でアルバイトをしていた秋本さん。多くの若いスタッフが「風通しが悪く、古い体質の職場」に閉塞感を感じていると知り、介護に携わる若者が他施設の新しい取り組みを知ったり、意見を自由に発信できるコミュニティ「KAIGO LEADERS」を立ち上げた。介護だけでなく、医療や保育などにも幅を広げて情報交換することで、様々なアイディアが生まれるという。2025年には介護業界で約34万人の人材が不足すると予測されている。 「若い世代でいろいろなアクションを起こしたい」と意欲を見せた。

■第103回:9月23日放送 人の孤独を解決する
オリィ研究所 COO 結城 明姫さん

高校1年生の時に長期入院を経験した結城さん「心はこんなに元気なのに…もう一つ体があれば」と思い、自分の分身を作りたいと思ったという。生活や仕事の環境、入院や身体障がいなどによる「移動の制約」を克服し、“その場にいるような”コミュニケーションを実現させる分身ロボット・オリヒメの開発に携わった。 「障がいを持つ方が何らかのツールを使って、健常な方と同じように働く。それが当たり前の社会を作りたい。」と語った。

■第104回:9月30日放送 転んでも“なんとかなる”
NPO法人「なんとかなる」 共同代表 岡本 昌宏さん

少年院などを出て帰る場所のない若者に「暮らし」を提供する活動を始めた岡本さん。失敗しても大丈夫、転んでも“なんとかなる”と気づき、自立できる居場所を作りたいと考えた。このホームではスタッフが交代で寝泊まりし、手料理で生活をサポートする。過去に“虐待”を経験した人も少なくない。 「若い時、彼らと同じような経験をしてきて、僕を世話してくれる大人の方がいてくれたおかげで今がある。1人でも手に職をつけて、自立できる子が出てくれたら、すごくうれしい」と話す。

●公式ホームページですべての放送を再配信しています。
https://www.fujitv.co.jp/futurerunners/

●ニュースサイト「プライムオンライン」で放送内容を記事化し配信
https://www.fnn.jp/programs/YMO0094?

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