第12回 2009年11月3日(火)放送 あらすじ

贈るほどでもない言葉・後編

 正宗飛鳥(岡田将生)は、母親の浄美(山本未來)が組んだお見合いで知り合った咲山入香(菅野莉央)にすっかり気に入られてしまった。入香は、飛鳥がオトメンであることを浄美に隠していることをネタにして、強引に話を進めていく。
 一方、銀百合学園ではアメリカの姉妹校との交換留学生が飛鳥に決定したというウワサで持ちきりになっていた。
 そんな中、飛鳥は都塚りょう(夏帆)から転校することを告げられる。驚き、激しく動揺する飛鳥は剣道の稽古に身が入らず、都塚猛(高田延彦)から1週間稽古を休むように言い渡されてしまう。落ち込んで歩く飛鳥の前にりょうが現れた。転校は、福岡にいる病気の祖父の看病をするために自分で決めたことだと話すりょうに、飛鳥は何も言えない。飛鳥から事情を聞いた橘充太(佐野和真)は今こそ告白するべきだと勧めるが、飛鳥はこんな時に気持ちを押し付けたくないと断る。帰宅後、飛鳥は入香の話が進んでいることに上機嫌な浄美に対し、自分には好きな人がいると告げる。しかし、浄美は咲山家は大事なビジネスパートナーであることや入香のかわいそうな環境を引き出して、飛鳥の訴えを取り合おうともしなかった。
 翌日、花沢夢子(柳原可奈子)から2年A組にりょうの転校が告げられた。学校に来るのは今日が最後と聞き、愕然とする飛鳥。放課後、りょうの引越しの日を聞こうとする飛鳥だが、そこへ有明大和(瀬戸康史)がやってきた。何も知らない大和の能天気なノリに流され、結局聞きだすことができないまま終わる。
 お別れの挨拶に校内を回っていたりょうは小針田雅(桐谷美玲)と会う。雅に、このまま転校するなら飛鳥の気持ちは自分に移ってしまうがそれでいいのかと問われ反論しないりょう。さらに、剣道場で会った多武峰一(木村了)にも、飛鳥と友達のまま去っていいのかと問われる。
 その夜、りょうは飛鳥を学校に呼び出した。一緒に校内を歩きながらこれまでの思い出を振り返る2人。そして、家庭科室にやってくるとりょうは…。

キャスト

岡田将生
夏帆
木村 了
瀬戸康史
佐野和真
桐谷美玲
市川知宏
武井 咲
  ・
柳原可奈子
高田延彦
  ・
鶴見辰吾
山本未來
ほか

スタッフ

■原作
 菅野 文 著「オトメン(乙男)」(白泉社「別冊花とゆめ」連載中)

■脚本
 野口照夫
 吹原幸太
 半澤律子

■プロデュース
 関谷正征(『1リットルの涙』『サプリ』『赤い糸』ほか)

■演出
 谷村政樹(『ライフ』『太陽と海の教室』『ありふれた奇跡』ほか)

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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