第11回 2009年10月27日(火)放送 あらすじ

贈るほどでもない言葉・前編

 剣道の全国大会が近づき二連覇を狙う正宗飛鳥(岡田将生)には、雑誌の取材がくるなどなにかと騒がしくなってきた。橘充太(佐野和真)は恋愛でまったく進展をみせない飛鳥と都塚りょう(夏帆)がもどかしく、飛鳥に発破をかける。そんな中、「銀-1」のバーグカレーが元夫(鶴見辰吾)の味に似ていたことや、都塚猛(高田延彦)が“器用”と話していたことで飛鳥がオトメンではないかと疑いを持った正宗浄美(山本未來)は、飛鳥の承諾がないままお見合いの話を進めていた。浄美から突然「明日、フィアンセに会いに行く」と言われ愕然とする飛鳥。
 翌日、2年A組は花沢夢子(柳原可奈子)からアメリカの姉妹校と交換留学制度が始まることを聞かされる。書類審査と理事長との面接はあるが、誰でも立候補できると聞き、勝手に期待に胸をふくらます磯野(澤部佑)。
 放課後、部活に行こうとする飛鳥をりょうが呼び止めた。「お願いがあります」と思いつめた表情で話し始めるりょうだが、飛鳥が浄美に呼ばれているのを知ると話を中断させてしまう。飛鳥は浄美に言われるがまま、部活を休んでお見合いに行くことに。
 飛鳥がお見合い相手の咲山家の豪華さに圧倒されていると、ふりふりのワンピースを着て、頭に大きなリボンを付け、クマのぬいぐるみを抱えたかわいらしい少女・咲山入香(菅野莉央)を紹介された。入香の格好に驚き言葉を失う飛鳥。咲山家の庭に忍び込んだ充太は2人の様子を遠くから見ていら立ちを隠せない。すると、充太の携帯に城之内ミラ(鶴見辰吾)から連絡が入り…。
 入香の部屋に行くことになった飛鳥。入香の部屋はぬいぐるみやかわいいものに埋め尽くされていて、まるでおとぎの国に来たようだった。幼い頃に両親が離婚し、父親と祖父母と暮らす入香は、祖父母に異常にかわいがられているという。そんな祖父母の勧めとはいえ17歳でフィアンセなんて冗談みたいと笑う入香に安心する飛鳥。話しながらお茶を入れようとして失敗する入香の元に駆けつけた飛鳥は、小麦粉や食器が散らばったキッチンを見て驚く。クレープを作ろうとして失敗したと話す入香に、りょうの姿を重ねた飛鳥は一緒にクレープを作ろうと申し出た。そこに浄美が来て…。
 一方、磯野は学校の廊下で夢子とオバマ先生(ノッチ)が「一番は正宗だ」と話しているのを偶然聞いてしまい…。

キャスト

岡田将生
夏帆
木村 了
瀬戸康史
佐野和真
桐谷美玲
市川知宏
武井 咲
  ・
柳原可奈子
高田延彦
  ・
鶴見辰吾
山本未來
ほか

スタッフ

■原作
 菅野 文 著
 「オトメン(乙男)」(白泉社「別冊花とゆめ」連載中)

■脚本
 野口照夫
 吹原幸太
 半澤律子

■プロデュース
 関谷正征
 (『1リットルの涙』『サプリ』『赤い糸』ほか)

■演出
 谷村政樹
 (『ライフ』『太陽と海の教室』『ありふれた奇跡』ほか)

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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