ドンのもとに大手広告代理店から引き抜きの話が舞い込む。先方は、大手ならではのメリットを説き高額な年俸を申し出るが、ドンは明確な返答をせずにいた。そんな中、ベティにも一流メーカーのCMモデルをやらないかとの誘いがかかる。元モデルで、専業主婦の毎日に飽き足らないものを感じていた彼女の気持ちは動く。採用され張り切って撮影に臨むベティ。だが、それが自分を落とす手段の一つであることに気付いたドンが転職の話を断ったため、ベティも仕事を失う。ドンが引き抜かれるという話はオフィスの噂になっていた。が、ドンの出した結論を聞いてロジャーは安堵し、給料の増額を承知する。ドンは、広告業界にいる限りスターリング・クーパーで働くことを彼に約束する。
ピートとハリーは、ニクソンの選挙キャンペーンを有利に進める方法を思いつく。それは、激戦州のCM枠を便秘薬の宣伝用に買い占めてしまうというものだった。狙いは図に当たり、2人はバートラムから絶賛される。
太ったペギーはオフィスでスカートを破いてしまい、ジョーンから着替えを借りる。口紅のコピーで周囲から評価された彼女は、ジョーンの考え方に反発するようになっていた。
同僚たちがペギーを揶揄するのを苦々しい思いで聞いていたピートが怒りを爆発させ、ケンに掴みかかる。
愛犬が、隣家で飼っている鳩に襲い掛かるのを目の当たりにしたサリーは“犬を庭に入れたら撃ち殺す”と隣人に脅されショックを受ける。娘からその話を聞いて憤ったドンをベティが諫める。だが、専業主婦に戻った彼女は、銃を持ち出し鳩を狙い撃ちして憂さを晴らすのだった。