ナースのお仕事4
ママなんか大嫌い
その夜、いずみ(観月ありさ)はラウンドを終え、いそいそと婦長室の翔子(松下由樹)の所にやってきた。手にはお菓子を持って仲良く一緒に食べるつもり。だが、部屋に入ろうとするいずみを翔子は、「まりあ(坂野真弥)が寝ているから」と押し戻すと、発熱してしまいお泊まり保育が断られた事情を説明した。婦長になり責任も増した、しかし子育ては決して放棄したわけではない。いずみが「シングルマザーは大変なんだー」と翔子の顔をのぞき込むと、「大変なのはあたりまえ!」と翔子は言い聞かせるように言い放つのだった。その直後、若葉会総合病院に人気デザイナー小谷千秋(夏木マリ)が入院してきた。腹部の痛みを訴えていた千秋の病名は悪性リンパ腫。浜野(石原良純)から本人に、そのことが伝えられた。
だが、この時千秋の一人娘・美香(滝裕可里)も母の病名を知ってしまう。美香は、離婚して仕事一筋に生きてきた母を恨んでさえいるようで、病室にも寄り付こうとはしなかった。最も千秋は、病室でも近く行う自作発表のショーの準備や仮縫い、取材を受けるなどして、あくまでも仕事優先の日々を過ごしていたのだが・・・。そんな擦れ違う母娘の様子を翔子は、自分とまりあとに重ね会わせ、複雑な思いで見つめていた。
ある夜、翔子は千秋からショーの日に外出を許可してほしいと言われた。体のことを考えれば無理という翔子に、「だったらここを出でいく」とまでいう千秋。翔子は、考えぬいた末、永島(益岡徹)に許可を願い出ていた。「患者さんが望む生き方を支えてあげるのも私たちの仕事です」と・・・。 そして、ショー当日。千秋は心血を注いで準備してきたショーの開幕の時を迎えることになった。
だが、この時千秋の一人娘・美香(滝裕可里)も母の病名を知ってしまう。美香は、離婚して仕事一筋に生きてきた母を恨んでさえいるようで、病室にも寄り付こうとはしなかった。最も千秋は、病室でも近く行う自作発表のショーの準備や仮縫い、取材を受けるなどして、あくまでも仕事優先の日々を過ごしていたのだが・・・。そんな擦れ違う母娘の様子を翔子は、自分とまりあとに重ね会わせ、複雑な思いで見つめていた。
ある夜、翔子は千秋からショーの日に外出を許可してほしいと言われた。体のことを考えれば無理という翔子に、「だったらここを出でいく」とまでいう千秋。翔子は、考えぬいた末、永島(益岡徹)に許可を願い出ていた。「患者さんが望む生き方を支えてあげるのも私たちの仕事です」と・・・。 そして、ショー当日。千秋は心血を注いで準備してきたショーの開幕の時を迎えることになった。