鈴子の恋ミヤコ蝶々女の一代記
鈴子(美山加恋)はエンタツ(青野敏行)とともに上京し、産みの母・ハナ(多岐川裕美)と対面。清楚で上品なハナは、さき(浅野ゆう子)とは対照的な女性で、鈴子はどう接していいのか分からず気圧されてしまう。稽古で出来た鈴子の傷跡を見て涙ぐむハナ。鈴子はハナから、12年もかかったが新しい家で普通の女の子として暮らそうと持ちかけられる。その頃、鈴子のいない柳座で落ち着かない時間を過ごすさきと英次郎(片岡鶴太郎)。座員に鈴子が産みの親に会いに行っているのだと告げ…。一方、ハナの家に一泊することになった鈴子。兄・英一(真山明大)や、ハナの夫・源治(森下哲夫)も自分と一緒に暮らしたいと願っていることを知るが、柳座とは全く違う雰囲気に戸惑いの連続で…。