鈴子の恋ミヤコ蝶々女の一代記
鈴子(映美くらら)は、神戸にやって来た真蔵(木村了)の父親・純蔵(山崎銀之丞)から、彼との結婚を認めないと告げられる。真蔵には許婚がいるからと、手切れ金まで渡そうとする純蔵に英次郎(片岡鶴太郎)は激怒。さき(浅野ゆう子)は、こんなにいい女はどこにもいないのに鈴子のどこが気に入らないのかと純蔵に食ってかかる。当の鈴子は、なぜ真蔵は自分で言いに来ないのかと聞き…。そんな折、鈴子の兄・英一(真山明大)が東京から神戸にやって来る。16年ぶりの再会に、さきとの駆け落ちで英一を連れ出さなかったことを詫びる英次郎。しかし英一はそれを許すと、自分が徴兵されることを明かす。一方、英一と入れ替わるように行方をくらましていたさきは、和歌山の純蔵を訪ねていた。