鈴子の恋ミヤコ蝶々女の一代記
良太(西井幸人)と互いの気持ちを確認し合った鈴子(美山加恋)。鈴子は良太から中原中也の詩集を渡され、漢字が読めるようになりたいと思うように。鈴子はそんな想いから一座をやめて学校に行きたいと座員に告げる。それを聞いたさき(浅野ゆう子)は鈴子の頬を打ち、みんなに謝るよう叱りつける。結局、英次郎(片岡鶴太郎)が稽古の時間を割いて、鈴子に勉強を教えることでその場は収まるのだが…。一座が神戸に戻る日が近づく中、鈴子はさきに一日だけ稽古を休ませてほしいと願い出る。鈴子が好きな人に会いに行きたいのだとすぐに悟るさき。鈴子に何も聞かず、きっちりお別れをしてくるように告げる。