雄二（山崎樹範）の死後も、蝶々（映美くらら）は一人で「夫婦善哉」に出演する。客の反応は変わらないものの、気力が尽きてくる蝶々。雄二が家へ来た時、病院へ追い返していれば早死にせずに済んだのではと悔やむ。そんな中、田淵（田中幸太朗）から郁子（宮下ともみ）と関係を持ったと聞き…。3年後、「夫婦善哉」を卒業した蝶々は、蝶々劇団を結成。春夫（佐野和真）や蓮華（小野かおり）ら昔の座員が一堂に会する。舞台で蝶々が板を磨いていると、客席に良太（鈴木裕樹）が現れる。その手には一度は借金の形にとられた、少年時代のバイオリンが…。一緒に並んで歩いて行きたい、と蝶々は良太から求婚される。劇団の旗揚げ初日、蝶々の物語「女ひとり」の幕があく…。