鈴子の恋ミヤコ蝶々女の一代記
鈴子(映美くらら)と朝治(山崎樹範)はコンビとして初めてのネタを秋田(西川きよし)に披露していた。その反省会で、難しい漢字の読めない鈴子が朝治に、これ何と言う字?と何度も聞く。秋田はその様子を見て、朝治の芸名をトンボからなんという字=南都雄二に変え、「蝶々・雄二」が誕生。鈴子も屋号を南都にかけてミヤコとされ、日向鈴子はミヤコ蝶々と名乗るように。英次郎(片岡鶴太郎)は芸名を聞き、蝶々は一世を風靡すると喜ぶのだった。一方、座員達も住む蝶々の家では、戦後の混乱で興業が出来ず、金銭的に厳しい暮らしが続いていた。稽古を休んで働きに出ようとする雄二を、蝶々は今が芸人として一番大事な時だと思い、引き留めるのだが…。