鈴子の恋ミヤコ蝶々女の一代記
鈴子(映美くらら)は、出征する春夫(佐野和真)の代わりに柳枝(神保悟志)と漫才コンビを組むよう、せい(かとうかず子)から命じられる。柳枝と組んだらいい漫才が出来るとは分かっている鈴子だったが、彼は想いを寄せる相手。鈴子は柳枝に、板の上で私情を挟むようなことはできず、コンビを組むなら今までの付き合いをやめなければならないと告げる。そんな中、鈴子は久しぶりにワカナ(三倉佳奈)と再会。柳枝とのことを話す中で、ワカナから自分と組んだらどうかと再び誘われる。鈴子から相談を受けた英次郎(片岡鶴太郎)。さき(浅野ゆう子)だったらどう思うだろうか…とつぶやくが、さきならきっと恋より芸を選べと言う、と鈴子は思うのだった。ワカナと組むには吉本を辞めて新興演芸に入らなければならないが、鈴子はせいからも柳枝からも、それだけは思い止まってほしいと頼まれる。