鈴子の恋ミヤコ蝶々女の一代記
鈴子(映美くらら)と春夫(佐野和真)に対する先輩芸人たちからの嫌がらせはまだ続いていた。英次郎(片岡鶴太郎)はもめ事を避けるため、出番を頭の方にしたらどうかとせい(かとうかず子)に相談するが、せいは鈴子の値打ちを分かった上での会社の方針だと拒否。機嫌を損ねて帰ってしまうトリの芸人のことを客に忘れさせるほどの漫才をするよう、鈴子たちに厳しく告げる。そんな状況の中で鈴子は、唯一自分を優しく守ってくれる柳枝(神保悟志)に惹かれ始めていた。しかし、彼に買ってもらった洋服を着て帰って来た鈴子に激怒する英次郎。確かに柳枝は恩人かもしれないが、女道楽が半端でないのだからと鈴子を諭す。そんな中、活躍が評価された鈴子たちは、初舞台からわずか一カ月で、個室の楽屋が与えられる。これを機に、他の芸人も鈴子たちをようやく認め始めるのだが…。