第10回 2005年12月13日(火)放送 あらすじ

#10 夫の出世内助の功

 一馬(ゴリ)の職場に新しい部署ができることになり、その課長ポストを目指して一馬は昇進試験にのぞむことになった。最初は「どうせ俺は無理」と弱気だった一馬だが、里美(西丸優子)が応援してくれ、達也(東幹久)と健児(永井大)も「家庭内の地位が上がるよ」と励ましてくれたものだから、ガ然やる気がわいてきた。早苗(観月ありさ)も「昇進したら尊敬する」と言ってくれたのは満更でもなかったが、聞きかじりしたばかりの山内一豊の妻を引き合いに出して「私の内助の功で、あなたを課長に出世させてみます!」と宣言したものだから、自分の力で昇進して早苗を見返すつもりでいた一馬は、なにやら不安になってきた。
 昇進試験は筆記テストと部長面接を合格しなければ役員との最終面接に進めない。一馬が屋台で伸介(田山涼成)と飲んでいると、早苗から「試験勉強する約束でしょ」と早く帰れコールがかかってきた。一馬が帰宅するや、早苗はへそくりで買い込んだ問題集を片手に矢つぎ早に出題してくるわ、模擬面接ではまどか(遠藤由実)までが一馬に質問を浴びせかけた。早苗から「試験当日まで毎晩特訓よ」と厳命されてウンザリした一馬だったが、その甲斐あってか見事一次試験を突破した。浮かれ気分の一馬とは対照的に、早苗は最終面接で一番発言力を持つのが増田常務であることを知ると、手抜かりなく社内報のインタビューから身辺情報を集めた。美人の奥さんは理想的な良妻賢母らしく、常務は家族を大切にしない人間はいい仕事もできないと発言していた。そこで早苗は常務を家に招いて「家族を大切にしているところを見てもらうのよ」と提案したが、一馬は「重役が一社員の家に来るわけないだろ」と一笑に付した。ところが早苗は常務に大好物のお好み焼きをごちそうしたいので招待すると手紙を出したところ、常務は「うかがっていいかな」とその気になってしまった。早苗のことを「うちの家内そっくりだな」と誤解している常務が、その鬼嫁ぶりの実態を目の当たりにしたら昇進などふっ飛んでしまうのは間違いない。しかし一馬が手をこまねいている間に、とうとう約束の日曜日、常務が山崎家にやって来た──。

キャスト

山崎早苗 … 観月ありさ
山崎一馬 … ゴリ(ガレッジセール)

大沢健児 … 永井 大
大沢冴子 … 滝沢沙織

村井達也 … 東 幹久
村井あゆみ … 井上和香

沢村亮介 … 小池徹平

田代康子 … 木内みどり
田代伸介 … 田山涼成

山崎まどか … 遠藤由実
立花京子 … 国分佐智子
中川由紀 … 加賀美早紀
吉岡里美 … 西丸優子

スタッフ

■原作
 カズマ『実録鬼嫁日記』(アメーバブックス刊)

■脚本
 尾崎将也

■演出
 池添 博
 塚本連平
 植田 尚

■プロデューサー
 安藤和久(関西テレビ)
 東城祐司(MMJ)
 布施 等(MMJ)

■音楽
 仲西 匡

■制作
 関西テレビ

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