ラストクリスマス
#9 天使の雪
『ハートスポーツ』は、今季限りでウインタースポーツ部門から撤退することになった。そんな中、春木健次(織田裕二)たちが付き添って、新谷伍郎(伊原剛志)がクリスマススペシャルのスノーボードを紹介するためにテレビ出演する。しかし、伍郎のスノーボードの紹介は支離滅裂。紹介どころではなかったのだが、伍郎はひとり御機嫌な様子。ぐったりして会社に帰った健次だったが、ウインタースポーツからの撤退の瀬戸際だが、最後まで今の方針のまま頑張ろうと社員に檄を飛ばした。
マンションに帰った健次は、ビールを持って青井由季(矢田亜希子)の部屋へ行こうと秘密の扉へ向かう…が、扉は壁になっていた。とその時、インターフォンが鳴った。健次が玄関を開けるとジュースを2本持った由季が立っていた。同じ思いだったのだ。由季を招じ入れて話をしていると電話がかかってくる。健次の母、貴子(加賀まりこ)が入院している病院からだ。貴子の容態が悪化したというのだ。健次は由季と共に、急いで病院へ。医師は誰か家族に付き添って欲しいと言うのだが、健次は翌日から出張の予定。すると、由季は自分が付き添うと言い出す。
翌朝、健次は由季に見送られて白馬山への出張に出かける。健次の乗ったバスを見送った由季は、突然の目眩と不安に襲われて…。
健次は、日垣直哉(玉木宏)と白馬のビジネスホテルにチェックイン。と、健次の携帯電話が鳴る。葉山達平(森山未來)からだ。何やら問題が発生したと言う達平に、健次が続きを聞こうとすると、突然、電話の声が伍郎に代わった。伍郎は、次の日曜日に高瀬彩香(MEGUMI)との結婚パーティーをするので健次にも出席して欲しいと言う。仕事で手一杯の健次は、電話を達平に戻して欲しいと言うのだが、伍郎は言いたいことだけ言って、電話を切ってしまった。そして、伍郎は健次が忙しいから、と、結婚パーティーの幹事を達平に押し付け、第1事業部を後にする。伍郎と入れ違いにやってきたのは藤沢律子(片瀬那奈)。律子は、そこにいた塚本信輔(坂本雄吾)に、健次に頼まれていたデザイン画などを託し、さらに、画廊を見学するためニューヨークに行くので、何かあったら事務所に連絡して欲しいと告げて帰っていった。
夕方、病室の貴子の体調はまだ戻っていない。付き添う由季に、貴子は頼みがあると話し出す。もし、由季が健次と一緒にいたいと思ってくれていて、そのためには自分が負担になるようなら自分の存在を忘れてくれ、と言うのだ。貴子の言葉を遮った由季は、自分も健次に同じようなことを言って怒られたと語る。そして、貴子に対しての気持ちは由季も健次と同じだと言う。それを聞いた貴子は、笑って発言を撤回した。
由季が帰ろうとした時、澤口孝太郎(児玉清)が現れる。どうやらここの所、ほぼ毎日、貴子の見舞いに来ているらしい。冷やかす由季だったが、その帰り道、澤口から最後の検査を受けたことを健次に話さないのはなぜかと問われた。由季は、健次の仕事が忙しい時期なので心配をかけたくないと答えるのだが、澤口はそれだけではないだろう、と指摘。それでも澤口は、結果の出る日曜日には、健次と祝賀パーティーが出来るだろう、と言って由季を励ました。マンションに帰った由季は健次と電話で話す。すでに由季が検査を受けたことを知らない健次は、由季の最後の検査には一緒に病院へ行くと言うが、由季は、それをはぐらかす。すでに最後の検査を終え、結果待ちだということを、由季は健次に伝えられなかった。
そして、日曜日。伍郎と彩香の結婚パーティーが行われる日だったが、由季にとっては検査結果が分かる日でもあった。いつものエスニックレストランでは、伍郎にせっつかれながら達平がパーティーの準備中。その頃由季は、澤口に検査結果を聞いていた。いつものように穏やかな表情の澤口の口から出た言葉は…。
一方、健次は、ようやく最後の契約を済ませ、急いで東京に帰ろうとしていた。連絡をしようと由季の携帯に電話をかけるのだが、つながらない。由季は病院からの帰り道、偶然会った柴田幸子(りょう)と共に、伍郎と彩香のパーティーに行っていた。その席で、直哉や彩香たちは、由季の様子がいつもと少し違うのに気づき…。
マンションに帰った健次は、ビールを持って青井由季(矢田亜希子)の部屋へ行こうと秘密の扉へ向かう…が、扉は壁になっていた。とその時、インターフォンが鳴った。健次が玄関を開けるとジュースを2本持った由季が立っていた。同じ思いだったのだ。由季を招じ入れて話をしていると電話がかかってくる。健次の母、貴子(加賀まりこ)が入院している病院からだ。貴子の容態が悪化したというのだ。健次は由季と共に、急いで病院へ。医師は誰か家族に付き添って欲しいと言うのだが、健次は翌日から出張の予定。すると、由季は自分が付き添うと言い出す。
翌朝、健次は由季に見送られて白馬山への出張に出かける。健次の乗ったバスを見送った由季は、突然の目眩と不安に襲われて…。
健次は、日垣直哉(玉木宏)と白馬のビジネスホテルにチェックイン。と、健次の携帯電話が鳴る。葉山達平(森山未來)からだ。何やら問題が発生したと言う達平に、健次が続きを聞こうとすると、突然、電話の声が伍郎に代わった。伍郎は、次の日曜日に高瀬彩香(MEGUMI)との結婚パーティーをするので健次にも出席して欲しいと言う。仕事で手一杯の健次は、電話を達平に戻して欲しいと言うのだが、伍郎は言いたいことだけ言って、電話を切ってしまった。そして、伍郎は健次が忙しいから、と、結婚パーティーの幹事を達平に押し付け、第1事業部を後にする。伍郎と入れ違いにやってきたのは藤沢律子(片瀬那奈)。律子は、そこにいた塚本信輔(坂本雄吾)に、健次に頼まれていたデザイン画などを託し、さらに、画廊を見学するためニューヨークに行くので、何かあったら事務所に連絡して欲しいと告げて帰っていった。
夕方、病室の貴子の体調はまだ戻っていない。付き添う由季に、貴子は頼みがあると話し出す。もし、由季が健次と一緒にいたいと思ってくれていて、そのためには自分が負担になるようなら自分の存在を忘れてくれ、と言うのだ。貴子の言葉を遮った由季は、自分も健次に同じようなことを言って怒られたと語る。そして、貴子に対しての気持ちは由季も健次と同じだと言う。それを聞いた貴子は、笑って発言を撤回した。
由季が帰ろうとした時、澤口孝太郎(児玉清)が現れる。どうやらここの所、ほぼ毎日、貴子の見舞いに来ているらしい。冷やかす由季だったが、その帰り道、澤口から最後の検査を受けたことを健次に話さないのはなぜかと問われた。由季は、健次の仕事が忙しい時期なので心配をかけたくないと答えるのだが、澤口はそれだけではないだろう、と指摘。それでも澤口は、結果の出る日曜日には、健次と祝賀パーティーが出来るだろう、と言って由季を励ました。マンションに帰った由季は健次と電話で話す。すでに由季が検査を受けたことを知らない健次は、由季の最後の検査には一緒に病院へ行くと言うが、由季は、それをはぐらかす。すでに最後の検査を終え、結果待ちだということを、由季は健次に伝えられなかった。
そして、日曜日。伍郎と彩香の結婚パーティーが行われる日だったが、由季にとっては検査結果が分かる日でもあった。いつものエスニックレストランでは、伍郎にせっつかれながら達平がパーティーの準備中。その頃由季は、澤口に検査結果を聞いていた。いつものように穏やかな表情の澤口の口から出た言葉は…。
一方、健次は、ようやく最後の契約を済ませ、急いで東京に帰ろうとしていた。連絡をしようと由季の携帯に電話をかけるのだが、つながらない。由季は病院からの帰り道、偶然会った柴田幸子(りょう)と共に、伍郎と彩香のパーティーに行っていた。その席で、直哉や彩香たちは、由季の様子がいつもと少し違うのに気づき…。