第7回 2004年11月22日(月)放送 あらすじ

#7 別れよう

 『ハートスポーツ』第一事業部では、春木健次(織田裕二)が中心になって、クリスマスキャンペーンに向けての準備が着々と進行していた。そんな中、青井由季(矢田亜希子)は藤沢律子(片瀬那奈)との関係が上手くいかない日垣直哉(玉木宏)からのアプローチを避けてはいたが、少々動揺している。また、健次も元恋人の白河仁美(桜井幸子)に“助けて欲しい”と言われたことが気になっている。そんな時、残業中の健次に仁美から電話が入った。先日の言葉が気になる健次は、何か用があるのでは? と、問うのだが、仁美は大丈夫だと電話を切った。
 帰宅した健次は秘密の扉をノックし、由季がいることを確認すると戸の隙間からイエローナイフ行きの航空チケットを差し入れる。由季が、それと気づいて取ろうとすると、チケットを引っ込めてからかう健次。と、その時、健次の部屋のインターフォンが鳴った。健次が玄関のドアを開けると、仁美の両親、桃江(田島令子)と正平(金田明夫)がいる。2人はベビーカーに乗った赤ん坊を連れていた。桃江は、赤ん坊に健次がパパだと…。しかも、健次と仁美の間にできた子だと告げる桃江の言葉に健次は絶句。様子を見ていた由季も呆然。
 我が物顔で健次の部屋に入ってくる桃江。正平は恐縮している。焦る健次の傍らで、由季は赤ん坊をあやしている。そして、由季は桃江に、自分は健次の秘書だと嘘をつく。桃江は、勇太という名のその赤ん坊が、健次と仁美の間にできた子供だと詳細に説明。さらに、仁美は近く暴力をふるう夫と離婚する、と言う。あまりの強引さに、正平が桃枝を止めようとすると、今度は泣き落とし。桃江は、涙ながらに仁美の窮状を訴え、二日ほど面倒を見て欲しいと赤ん坊を健次に押し付け、ここに来た事は仁美には内緒だと言い残して夫婦で帰ってしまった。しかし、健次には子供が自分の子ではないという確信があった。健次と交際している頃から、仁美は二股をかけていたのだ。由季は、そんな健次をからかい始める。それでも、由季は健次を信じていた。健次から航空チケットを受け取った由季は嬉しそうに自室に戻る。
 翌朝、由季が元気良く健次の部屋に顔を出す。反対に、健次は赤ん坊の世話で憔悴しきっていた。健次は仁美の会社に電話をしたのだが、出張に出ていて月曜まで帰ってこないらしい。それまで、やはり健次が赤ん坊の面倒を見なくてはいけないのか…。
 その日、デート帰りの葉山達平(森山未來)と須藤恭子(田丸麻紀)がいつものエスニックレストランに寄ると、新谷伍郎(伊原剛志)と高瀬彩香(MEGUMI)がいた。達平は店を出ようとするが、伍郎が引き止める。そして、伍郎は彩香と真剣に交際すると宣言するのだが…。そこに、若い女性を伴った伍郎のパパ(勝部演之)が入ってきた。パパが連れているのは、どうやら伍郎の見合い相手らしい。達平と彩香は不穏な空気を感じる。その頃、健次と由季は赤ん坊を連れて買い物中。こんなところを誰かに見られては…と、健次が心配していた矢先、澤口孝太郎(児玉清)に出くわしてしまった。さらに、本山美樹(坂下千里子)にも目撃される。
 月曜日。赤ん坊を柴田幸子(りょう)に預けて、健次と由季は出社。出社した健次は伍郎に呼ばれる。取締役室へ行くと、仁美が来ていた。伍郎が席を外すと、仁美は母が迷惑をかけたと健次に頭を下げる。また仁美は、その赤ん坊は健次との間にできた子供ではないと告げる。そこに、伍郎が戻って来た。伍郎は、せっかく仁美がいるのだから文京大学スキー部のメンバーを健次の家に集めよう、と勝手なことを言い出した。その後、由季が彩香と昼食を食べていると、そこに律子が現れた。律子は、由季と直哉のことが聞きたいと言う。直哉とは何もないと言う由季だが、律子は不安をぬぐいきれない様子。一方その頃、直哉は由季と元の関係に戻る可能性もあると健次に話していた。
 その夜、健次の部屋ではスキー部の同窓会が始まった。とは言え、集まったのは健次、由季、達平、彩香、幸子、伍郎、そして仁美だけで…。

キャスト

春木健次(36) … 織田裕二
青井由季(24) … 矢田亜希子
     ・
日垣直哉(26) … 玉木 宏
葉山達平(23) … 森山未來
藤澤律子(26) … 片瀬那奈
高瀬彩香(23) … MEGUMI
     ・
須藤恭子(22) … 田丸麻紀
本山美樹(26) … 坂下千里子
塚本信輔(25) … 坂本雄吾
     ・
柴田幸子(34) … りょう
     ・
白河仁美(33) … 桜井幸子(特別出演)
     ・
新谷伍郎(36) … 伊原剛志
春木貴子(62) … 加賀まりこ
澤口孝太郎(62) … 児玉 清
ほか

スタッフ

■脚本
 坂元裕二
■演出
 成田 岳
■音楽
 菅野祐悟
■制作
 フジテレビ
■制作協力
 共同テレビ

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