ラストクリスマス
#5 輝くキス
いつものエスニックレストランで、春木健次(織田裕二)、青井由季(矢田亜希子)、日垣直哉(玉木宏)、葉山達平(森山未來)、藤沢律子(片瀬那奈)、高瀬彩香(MEGUMI)、新谷伍郎(伊原剛志)らがランチミーティング。今年オープンする温泉スキー場での『ハートスポーツ』クリスマスキャンペーンの打ち合わせだ。打ち合わせが終わり、健次が支払いをしていると、由季が下見に行く現地の地図と日程を取りに来た。先日、定期健診が問題なく終わり、健次の胸に寄り添った由季…。そんなことを思い、2人はなんとなく互いを意識してしまう。その時、健次の携帯電話が鳴った。柴田幸子(りょう)からだ。幸子から、由季のことが好きなのではないかと言われた健次は、否定するのだが…。
翌日は、スキー場と温泉の下見。健次と由季は、たまたま2人きりでゴンドラに。なんとなく言葉を交わせないでいると、由季が先日のことは気にしないで、と言い始めた。健次は、気にしてないと答えるが、ふと幸子の言葉が脳裏をよぎる。その夜は宴会。伍郎は修学旅行のノリではしゃいでいる。そんな中、由季は直哉と律子が離れて座っていることに気付く。直哉の女性関係のせいで、二人はギクシャクしているのだ。由季は直哉に、律子に謝るように促しながら、ふと見ると、直哉の手に古びた缶ケース。由季がそれは何かと尋ねると、何でもないと直哉は言葉を濁した。
その頃、達平が露天風呂に入ると、そこには彩香がいた。慌てて出ようとする達平を引き止め、彩香は今夜、伍郎を落とすと宣言する。さらに彩香は達平に、そのための演出をするようにと命令。引き受けたくない達平だったが、彩香には頭が上がらない…。宿の近くの道で、彩香の指令通り達平が準備をしていると、そこに、伍郎と彩香が現れた。彩香は、わざと伍郎にもたれかかり、隠れていた達平に合図。伍郎は彩香にキスを迫る。そのキスに合わせて、達平が準備した道具のスイッチを押そうとした時…塚本信輔(坂本雄吾)が伍郎を捜して現れた。専務に連絡しなくてはならない急用ができたらしい。渋々、宿に帰る伍郎と彩香を、達平は何故かホッとして見送った。
宿では直哉が律子に話をしていた。先ほど持っていた古い缶は、直哉が律子を忘れようと一度はアメリカの砂漠で捨てたもの。思い直して引き返し、見つからなかったらすっぱりあきらめようと思ったのだと語りながら、件の缶を取り出した直哉は、律子の手をとりふたを開けた。中には、砂漠の砂と指輪。そして、直哉は律子にプロポーズ。返事は、今でなくて良いと言う直哉に律子が頷く。
なんとなく、周囲が盛り上がる中、取り残された感じの健次と由季。由季は、男を利用して何かを手に入れるのは辞めたと健次に告げる。そして、秘書になったのが夢じゃないかと思う時もあると由季。事業部や広報部で、もっと自分の力を試して夢じゃないと思えるようになり、恋もすると由季は続ける。由季が、新しい彼氏を見つけて部屋を出て行ったら? と、尋ねると、健次は出て行ってくれた方がせいせいすると軽く答えた。しかし…由季は、あの部屋に引っ越して、健次に会えて良かったと本音を…。健次も、真剣に答えようとした時、伍郎が現れて話が中断させられてしまう。
視察から帰った健次が、外回りの仕事から戻ると達平が神妙な顔つきで傍らに来た。達平は、由季に関する妙な噂が社内に出回っていると健次に報告。その頃、由季は他社の重役との会食を終えた伍郎に付き添っていた。その時、伍郎は偶然、白河仁美(桜井幸子)の姿を見つけた。伍郎は由季に、仁美を健次の元婚約者だと紹介する。
由季が会社に戻ると、自分を見る社員たちの様子がおかしい。健次は、事業部に来た由季に、噂の元となっている怪文書の話をしようとするが、由季は、仁美に偶然会ったことを持ち出して、健次をからかって行ってしまう。秘書室に戻った由季を険しい表情の伍郎が迎えた。伍郎の手元には、由季の行動を中傷する怪文書が…。心配する健次が秘書室に行くと、辛い表情の由季とすれ違った。由季を庇おうとする健次だったが、伍郎は、信憑性はともかく、怪文書が出回った以上、由季には地方に飛ばすしかないと厳しい。そしてさらに、そうしないと一番辛くなるのは由季だ、と続けた。
次の夜、健次は由季の主治医、澤口孝太郎(児玉清)と会い、澤口から、健次は由季が大会社のOLになった理由を聞く。それは、今まで由季が健次に話していなかったことだった。それを知った健次は、翌日、伍郎の部屋にある決意を持って赴き…。
翌日は、スキー場と温泉の下見。健次と由季は、たまたま2人きりでゴンドラに。なんとなく言葉を交わせないでいると、由季が先日のことは気にしないで、と言い始めた。健次は、気にしてないと答えるが、ふと幸子の言葉が脳裏をよぎる。その夜は宴会。伍郎は修学旅行のノリではしゃいでいる。そんな中、由季は直哉と律子が離れて座っていることに気付く。直哉の女性関係のせいで、二人はギクシャクしているのだ。由季は直哉に、律子に謝るように促しながら、ふと見ると、直哉の手に古びた缶ケース。由季がそれは何かと尋ねると、何でもないと直哉は言葉を濁した。
その頃、達平が露天風呂に入ると、そこには彩香がいた。慌てて出ようとする達平を引き止め、彩香は今夜、伍郎を落とすと宣言する。さらに彩香は達平に、そのための演出をするようにと命令。引き受けたくない達平だったが、彩香には頭が上がらない…。宿の近くの道で、彩香の指令通り達平が準備をしていると、そこに、伍郎と彩香が現れた。彩香は、わざと伍郎にもたれかかり、隠れていた達平に合図。伍郎は彩香にキスを迫る。そのキスに合わせて、達平が準備した道具のスイッチを押そうとした時…塚本信輔(坂本雄吾)が伍郎を捜して現れた。専務に連絡しなくてはならない急用ができたらしい。渋々、宿に帰る伍郎と彩香を、達平は何故かホッとして見送った。
宿では直哉が律子に話をしていた。先ほど持っていた古い缶は、直哉が律子を忘れようと一度はアメリカの砂漠で捨てたもの。思い直して引き返し、見つからなかったらすっぱりあきらめようと思ったのだと語りながら、件の缶を取り出した直哉は、律子の手をとりふたを開けた。中には、砂漠の砂と指輪。そして、直哉は律子にプロポーズ。返事は、今でなくて良いと言う直哉に律子が頷く。
なんとなく、周囲が盛り上がる中、取り残された感じの健次と由季。由季は、男を利用して何かを手に入れるのは辞めたと健次に告げる。そして、秘書になったのが夢じゃないかと思う時もあると由季。事業部や広報部で、もっと自分の力を試して夢じゃないと思えるようになり、恋もすると由季は続ける。由季が、新しい彼氏を見つけて部屋を出て行ったら? と、尋ねると、健次は出て行ってくれた方がせいせいすると軽く答えた。しかし…由季は、あの部屋に引っ越して、健次に会えて良かったと本音を…。健次も、真剣に答えようとした時、伍郎が現れて話が中断させられてしまう。
視察から帰った健次が、外回りの仕事から戻ると達平が神妙な顔つきで傍らに来た。達平は、由季に関する妙な噂が社内に出回っていると健次に報告。その頃、由季は他社の重役との会食を終えた伍郎に付き添っていた。その時、伍郎は偶然、白河仁美(桜井幸子)の姿を見つけた。伍郎は由季に、仁美を健次の元婚約者だと紹介する。
由季が会社に戻ると、自分を見る社員たちの様子がおかしい。健次は、事業部に来た由季に、噂の元となっている怪文書の話をしようとするが、由季は、仁美に偶然会ったことを持ち出して、健次をからかって行ってしまう。秘書室に戻った由季を険しい表情の伍郎が迎えた。伍郎の手元には、由季の行動を中傷する怪文書が…。心配する健次が秘書室に行くと、辛い表情の由季とすれ違った。由季を庇おうとする健次だったが、伍郎は、信憑性はともかく、怪文書が出回った以上、由季には地方に飛ばすしかないと厳しい。そしてさらに、そうしないと一番辛くなるのは由季だ、と続けた。
次の夜、健次は由季の主治医、澤口孝太郎(児玉清)と会い、澤口から、健次は由季が大会社のOLになった理由を聞く。それは、今まで由季が健次に話していなかったことだった。それを知った健次は、翌日、伍郎の部屋にある決意を持って赴き…。