ラストクリスマス
#6 もう一度
春木健次(織田裕二)の誕生日。健次と青井由季(矢田亜希子)は、2人で一緒にオーロラを見に行こう、と互いの想いを通わせた。しかし、健次と由季の日常に大きな変化はない。言いたい事を言い合って…ただ、秘密の扉に張られた地図では、健次と由季、2人のピンがイエローナイフに刺さっていた。
出社前の健次と由季が貴子(加賀まりこ)の病室を見舞う。2人の関係を知らされ、自分の予感は満更でもないと微笑む貴子は、外出したいと2人に告げた。小学校時代の同窓会に出席したいらしい。そこには初恋の相手も来る予定とか…。相手の名は、山科健次。由季は、会いに行こうと言い出す。が、病院の廊下に出た健次と由季は、掲示を見てビックリ。それは、同窓会と偽って誘い出し、高額商品を売りつける詐欺に注意を促す張り紙だった。
さて、『ハートスポーツ』の会議室では、日垣直哉(玉木宏)と藤沢律子(片瀬那奈)が打ち合わせをしている。仕事関係の話を終えた直哉は、律子にプロポーズの返事を促した。すると律子は、直哉には自分より、由季の方が良いのではないかと言い出す。
由季は仕事中も、貴子の初恋相手で“忘れられない人”が気がかりだった。健次も、誰にでもそんな人がいるのかもしれないと頷く。2人は、自分の“忘れられない人”を考えて…。一人になった由季は、廊下で直哉と律子が歩いて行くのを見る。一方、葉山達平(森山未來)と撮影スタジオに行った健次は、偶然居合わせた元恋人の白河仁美(桜井幸子)が自分に送る視線に気づかないでいた。
次の日、健次と由季は会社の健康相談室へ。由季は、貴子の為に年齢も同じで独身の澤口孝太郎(児玉清)に山科健次の代わりをして欲しいと頼む。健次も、恐縮しつつ頭を下げる。ウソはつけないと言う澤口だが、由季から貴子が美人だと聞いて…。
エスニックレストランでは、達平と高瀬彩香(MEGUMI)が仕事の打ち合わせ。達平は、仕事を進めたいが、彩香は新谷伍郎(伊原剛志)のことばかり。本気で伍郎との結婚を考える彩香に、達平の心は痛む。と、健次と伍郎が店に入って来た。そっと2人の会話を伺う達平と彩香。伍郎は健次に、近く父親の勧めで見合いをすると話していた。“ラブテロリスト”の異名を持つ彩香と結婚するとは父には言えない、と伍郎。と、彩香を気にして、達平が会話に割って入ったが、伍郎はトイレへ行ってしまった。健次は、達平の思惑通りになったと話しかけるが、その達平はなぜだか元気がない。彩香を庇う言葉を発する達平の様子を見た健次は…。
直哉の女癖や、律子との結婚に関するウワサが社内を駆け巡る。直哉は由季に、勝手な作り話ばかりだと愚痴る。自分の過去の体験や夢を知る由季に安心感を覚える直哉。そんな直哉に、自分と健次が律子との仲を取り持つのでマンションに遊びに来いと由季は誘った。
その夜、健次と由季はエスニックレストランで貴子と澤口を会わせた。貴子には、澤口を山科健次だと告げてあるが、2人の会話は当然のように昔話で食い違う。健次と由季が、必要以上のボロが出ないうちに解散しようと相談していると、澤口が貴子の手を取ってダンスに誘った。澤口のエスコートで貴子は楽しそうに踊って…。店を出ると、貴子は、今日のウソのお礼だと言って、健次と由季にシャンパンをプレゼント。知っていたのだ。また、澤口が素敵な人なので貴子は、初恋の人など忘れた、とあっけらかんと語った。
マンションに帰った健次と由季は、プレゼントのシャンパンを飲みながら話す。と、由季が自分の手帳を開いて12月6日が最後の検査日だと健次に教える。すると健次も自分の手帳を開いて、12月24、25日に印をつけ、イエローナイフに行こうと由季を誘う。そんな健次に、自分の人生を預けると言う由季。2人の幸せな夜が更けて…。
その翌日、直哉は差し入れを持って律子の作業場へ。着替えると言って席を立った律子を見送った直哉は、律子のバッグから封筒が落ちるのに気づく。封筒には律子の死んだ恋人、武藤晃次の名が…。気になった直哉は、つい中身を読んでしまう。手紙は、武藤から律子の将来を託されたというギャラリー経営者から。武藤は、この男に律子をニューヨークに呼んで欲しいと頼んでいた。さらに、もう一通。それは、武藤自身が律子へ最後の愛を傾けるものだった。直哉は、ショックと同時に悔しさで一杯になってしまう。そして、その夜、健次と由季のマンションに直哉と律子がやって来て…。
出社前の健次と由季が貴子(加賀まりこ)の病室を見舞う。2人の関係を知らされ、自分の予感は満更でもないと微笑む貴子は、外出したいと2人に告げた。小学校時代の同窓会に出席したいらしい。そこには初恋の相手も来る予定とか…。相手の名は、山科健次。由季は、会いに行こうと言い出す。が、病院の廊下に出た健次と由季は、掲示を見てビックリ。それは、同窓会と偽って誘い出し、高額商品を売りつける詐欺に注意を促す張り紙だった。
さて、『ハートスポーツ』の会議室では、日垣直哉(玉木宏)と藤沢律子(片瀬那奈)が打ち合わせをしている。仕事関係の話を終えた直哉は、律子にプロポーズの返事を促した。すると律子は、直哉には自分より、由季の方が良いのではないかと言い出す。
由季は仕事中も、貴子の初恋相手で“忘れられない人”が気がかりだった。健次も、誰にでもそんな人がいるのかもしれないと頷く。2人は、自分の“忘れられない人”を考えて…。一人になった由季は、廊下で直哉と律子が歩いて行くのを見る。一方、葉山達平(森山未來)と撮影スタジオに行った健次は、偶然居合わせた元恋人の白河仁美(桜井幸子)が自分に送る視線に気づかないでいた。
次の日、健次と由季は会社の健康相談室へ。由季は、貴子の為に年齢も同じで独身の澤口孝太郎(児玉清)に山科健次の代わりをして欲しいと頼む。健次も、恐縮しつつ頭を下げる。ウソはつけないと言う澤口だが、由季から貴子が美人だと聞いて…。
エスニックレストランでは、達平と高瀬彩香(MEGUMI)が仕事の打ち合わせ。達平は、仕事を進めたいが、彩香は新谷伍郎(伊原剛志)のことばかり。本気で伍郎との結婚を考える彩香に、達平の心は痛む。と、健次と伍郎が店に入って来た。そっと2人の会話を伺う達平と彩香。伍郎は健次に、近く父親の勧めで見合いをすると話していた。“ラブテロリスト”の異名を持つ彩香と結婚するとは父には言えない、と伍郎。と、彩香を気にして、達平が会話に割って入ったが、伍郎はトイレへ行ってしまった。健次は、達平の思惑通りになったと話しかけるが、その達平はなぜだか元気がない。彩香を庇う言葉を発する達平の様子を見た健次は…。
直哉の女癖や、律子との結婚に関するウワサが社内を駆け巡る。直哉は由季に、勝手な作り話ばかりだと愚痴る。自分の過去の体験や夢を知る由季に安心感を覚える直哉。そんな直哉に、自分と健次が律子との仲を取り持つのでマンションに遊びに来いと由季は誘った。
その夜、健次と由季はエスニックレストランで貴子と澤口を会わせた。貴子には、澤口を山科健次だと告げてあるが、2人の会話は当然のように昔話で食い違う。健次と由季が、必要以上のボロが出ないうちに解散しようと相談していると、澤口が貴子の手を取ってダンスに誘った。澤口のエスコートで貴子は楽しそうに踊って…。店を出ると、貴子は、今日のウソのお礼だと言って、健次と由季にシャンパンをプレゼント。知っていたのだ。また、澤口が素敵な人なので貴子は、初恋の人など忘れた、とあっけらかんと語った。
マンションに帰った健次と由季は、プレゼントのシャンパンを飲みながら話す。と、由季が自分の手帳を開いて12月6日が最後の検査日だと健次に教える。すると健次も自分の手帳を開いて、12月24、25日に印をつけ、イエローナイフに行こうと由季を誘う。そんな健次に、自分の人生を預けると言う由季。2人の幸せな夜が更けて…。
その翌日、直哉は差し入れを持って律子の作業場へ。着替えると言って席を立った律子を見送った直哉は、律子のバッグから封筒が落ちるのに気づく。封筒には律子の死んだ恋人、武藤晃次の名が…。気になった直哉は、つい中身を読んでしまう。手紙は、武藤から律子の将来を託されたというギャラリー経営者から。武藤は、この男に律子をニューヨークに呼んで欲しいと頼んでいた。さらに、もう一通。それは、武藤自身が律子へ最後の愛を傾けるものだった。直哉は、ショックと同時に悔しさで一杯になってしまう。そして、その夜、健次と由季のマンションに直哉と律子がやって来て…。