＃14『忍びよる罠』
　記者会見で飛び出したゴンウの交際宣言にヘインも同意。これを聞いたジュンヨンは一人、会場を出る。その晩、ジュンヨンはヘインを呼んで別れを告げ、改めて「チェ・ジュンギュ」として生きる決意をするのだった。
　こうしてジュンヨンは、IN企画を去ろうとするが、事情を知らないゴンウやジャンホは猛反対。交際宣言以来、ヘインはプライベートばかりが注目され、彼女のCDは思うように売れない。ガンイン会長の支援も切られた今、IN企画の命運は歌手パク・ヘインの成否にかかっているのだ。彼女が歌手として返り咲くには、作曲家チェ・ジュンギュが欠かせない。そんな中、シンヒから新人歌手オーディションの情報が入り、ゴンウたちはこのオーディションに賭けることに。ジュンヨンは抜けるに抜けられない。
　ところが、ヘインは最終オーディションを欠席してしまう。全てはヘインを逆恨みしたファジョンと、彼女に言いなりのミンホの仕業だった。ファジョンがミンホをそそのかし、ヘインを監禁させたのだ。最終オーディションでファジョンが優勝を決めた頃、ヘインは倉庫の跡地に。ミンホがヘインをいたぶるなか、ジュンヨンが到着する。こうしてジュンヨンはすんでのところでヘインを助け出すが、大けがを負ってしまう。さらに、搬送先の病院ではヘインの様子が盗撮され、その映像がインターネットで公開されてしまう。
　事態を知ったゴンウは急きょ病院へ。だが彼はヘインが居ると思しき病室の前で凍り付く。病室のネームプレートには死んだはずの男、「ソ・ジュンヨン」と書かれていたのだ……。