緋の十字架
病室での接吻
将一を庇った直哉が瀕死の重傷を負う。ゆきえは心配でたまらないが、隆彦から外出を禁止される。さらに、監視役として、隆彦の部下が家へ来る。生死の境をさまよう直哉を悦子が見舞う。うわ言でゆきえの名を呼ぶ直哉。悦子は監視役の隙をついて、ゆきえを病院へ行かせる。昏睡状態の直哉に、ゆきえは呼びかける。すると、直哉が反応して、目を覚ます。ゆきえは直哉だけを愛していることを告白する。そのとき、隆彦が現れ、直哉のこめかみに銃口を当てる。直哉はひるむことなく、ゆきえを愛していることを告げる。ゆきえも銃の前に身を投げ出す。