第10回 2005年10月17日(月)放送 あらすじ

運命の少女

 昭和二十四年四月。悦子と結婚した直哉は、戦死した将一と悦子の子を「浩一」と名付け、自分の子どもとして育てていた。その浩一は六歳。二歳下には妹の雅美がいた。浩一の小学校の入学式の日。学校へ向かう途中の直哉は、教会で神父が倒れているのを発見。医者を呼び、神父を介抱する。七年前の罪を恥じた直哉は、信仰を捨てていた。直哉は神父に代わって、老婆ハツの見舞いに行く。貧しい暮らしのハツは、赤ん坊のときに捨てられていた詩織を薫と名付けて育てていた。薫は七歳になるが、目が不自由だった。その夜、ハツが急死する。駆けつけた直哉に、薫はすがりつく。

キャスト

大河内直哉 … 西村和彦
大河内悦子 … 喜多嶋 舞
早川芳人 … 内山森彦
大河内美也子 … 長谷川稀世
大河内将造 … 鹿内 孝

ほか

スタッフ

■原案
 アンドレ・ジッド「田園交響楽」(新潮文庫刊)

■脚本
 中山乃莉子

■プロデューサー
 高村 幹(東海テレビ)
 小池唯一(泉放送制作)
 小松貴生(泉放送制作)

■演出
 奥村正彦

■音楽
 若草 恵

■制作
 東海テレビ放送
 泉放送制作

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