緋の十字架
直哉とゆきえの不倫に怒った隆彦は、直哉を殺しにいこうとする。その隆彦を将一が引きとめ、ある計略を持ちかける。隆彦の恐ろしさを知っているゆきえは、直哉に逃げるよう訴える。が、直哉は自分たちの潔白を証明するために、堂々と隆彦に会いにいく。それからまもなく、直哉に召集令状が届く。将一にそそのかされた隆彦が仕組んだのだ。悲しむゆきえに、直哉はゆきえを守るために必ず生きて帰ってくる、と約束する。将一を恨む少年・幹太が大河内家に乗り込んでくる。幹太は将一を刺そうとするが、止めに入った直哉の脇腹にナイフが突き刺さる。