緋の十字架
オーディション
徹が薫にニューヨーク行きを切り出す。薫がピアニストとしてデビューするチャンスを作るために、音楽プロデューサーの和久井に連絡を取ったという。迷う薫は病室の直哉に会いにいく。徹と幸せになるよう告げる直哉。薫はニューヨーク行きの話を進めてもらうよう徹に頼む。間もなく、薫のピアノのオーディションがある。緊張した面持ちでピアノの前に座る薫。そこへ、直哉がやってくる。徹が招待したのだが、直哉を見た薫の表情から緊張が消える。薫の演奏は素晴らしく、デビューの夢が実現することになる。興奮して今後のことを語る薫に、徹が突然、別れを切り出す。