緋の十字架
大河内家の崩壊
佐知子に去られた浩一は、いつか佐知子を迎えにいくことを心に誓って再出発する。一旦は大河内製鉄から手を引いた徹が再び、復讐のゲームを再開。会社を倒産に追い込み、大河内の家を奪いにくる。直哉は最後まで徹と戦う決意だったが、徹が悦子と関係したことを知らされ、衝撃を受ける。二人の話を耳にした雅美も打ちのめされる。薫の企みだと思い、薫のもとへ怒鳴り込む。事実を知らされた薫は、愕然とする。直哉は悦子を責めずに、自分の非力さから悦子を苦しめたことを謝る。そして、家族宛の手紙と離婚届を残して、姿を消す。