緋の十字架
想い出の箱
薫が徹との結婚を承諾。直哉への復讐も終わりにするという。薫から結婚式の招待状を渡された直哉は、複雑な思い。薫に一枚の名刺を差し出す。それは音楽プロデューサーの名刺で、薫の音楽の才能を惜しむ気持ちだった。その日、徹も直哉に結婚の報告にくる。直哉は結婚祝いとして、薫の思い出のつまった箱を贈る。薫はその箱から目を背ける。その様子を見て、薫は直哉を忘れるために自分と結婚するのではないか、と不安になる徹。浩一は薫に、自分も薫と同じように好きな人を忘れるために結婚したのだ、と話す。それを佐知子が聞く……。