緋の十字架
復讐の始まり
徹が金融会社と組んで、大河内製鉄の借金を肩代わりする。徹は直哉に宣戦布告。大河内製鉄の命運は自分の手中にある、と警告する。その夜、薫は教会で、オルガンを弾く直哉と出会う。それは、かつて直哉が薫に教えた曲だった。薫は演奏をやめさせ、早急に教会を取り壊すことを告げる。が、直哉は動じず、薫が本当は昔のままの清らかな女性であることを語る。逆上した薫は、スパナをオルガンに向かってふりあげるが、結局そのまま飛び出していく。薫は店のステージもすっぽかして帰宅する。すると、徹が、直哉に会ってきたのか、と嫉妬の目を向ける。