緋の十字架
芽生えた命
最愛の直哉と結ばれた翌朝、薫は自分の妊娠に気付く。浩一の子だった。薫の体調の変化に気付いた直哉は、生まれてくる子を自分の子どもとして育てることを決意する。直哉は悦子に離婚を切り出す。が、悦子は拒否。話し合いにも応じない。子どもを産む決心のつかない薫は、体に水をかぶり、流産しようとする。それを見た神父は、母親として子どもを守るよう叱りつける。悦子が、直哉と別れるよう薫に頼みにくる。薫は断るが、妊娠を悦子に知られてしまう。とっさに薫は、直哉の子だと…。薫の妊娠を知った浩一は、思いつめた顔で直哉に会いにいく。