緋の十字架
愛の懺悔…
浩一が悦子に直哉との離婚を勧める。自分が大河内家を継ぐから、直哉と薫を自由にしてやってほしい、と訴える。浩一は直哉を許せなかったが、薫の幸せのために身を引くつもりだ。薫と生きていく決心をした直哉は、悦子に土下座して別れを切り出す。逆上した悦子は薫の病室へ乗り込み、薫を殺そうとする。そこへ、直哉が飛び込んでくる。薫を庇う直哉に悦子はハサミを振り上げるが、次の瞬間、興奮のあまり気を失う。罪の意識に耐えられなくなった直哉は、神父に懺悔する。そのとき、信者が教会の前で女性が倒れているのを知らせにくる。その顔を見た直哉は愕然とする。