緋の十字架
許されぬ純愛
薫を乗せ、鎌倉へ向かった車が事故に遭う。薫がドアを開けて飛び降りようとしたという。腕の骨折で入院した薫のもとへ、浩一が駆けつける。直哉のそばにいたかった、という薫に、浩一はやりきれない。浩一は直哉に本心を問い詰める。薫の気持ちは一時的なもので、自分は家族が何よりも大切だ、と答える直哉。それを聞いた薫は絶望して、病院の屋上から飛び降りようとする。その薫を浩一が助け、直哉に、薫への愛を告白するよう訴える。薬で眠らされた薫は、うわごとで直哉の名を呼ぶ。自分の気持ちに嘘をつけなくなった直哉は……。