愛し君へ

第4回 2004年5月10日(月)放送 あらすじ

#4 涙の雨

 友川四季(菅野美穂)は、降谷圭輔(時任三郎)から、安曇俊介(藤木直人)がベーチェット病にかかっており、いずれ視力を失う運命にあるということを教えられる。担当の眼科医、小笠原行彦(矢島健一)に俊介の病状を聞きに行った四季は、セカンドオピニオンの提案をして、圭輔にたしなめられる。医者として俊介と関わるなら仕事に支障のない程度の助言を、単なる知り合いなら余計な口出しはしない方が良いかもしれない、と圭輔。気持ちの定まらない四季は、最近、病院に姿を見せなくなった俊介と連絡を取りたいのだが、躊躇してしまう。病棟の子供たちも、俊介の来院を楽しみにしているのだが…。
 そんな時、友川家には浅倉亜衣(伊東美咲)が娘の佳奈(松尾瑠璃)とともに引っ越してきた。佳奈の引取りを望む三柴智彦(東根作寿英)から身を隠すための行為だったが、実は金銭的事情も含まれていた。俊介のことを語る四季に、亜衣は、他人が口出ししてもお節介と思われるだけだ、と告げる。
 俊介の広告の写真プレゼンはうまく行かなかった。高泉諒子(黒谷友香)とデートに出かけた俊介は、諒子に、そんな時もあると励まされる。さらに、そろそろ結婚の準備も始めようと話す諒子に、俊介は曖昧にうなずくことしか出来なかった。と、デート中の俊介の携帯が鳴った。四季からだった。俊介からもらったカメラの使い方を聞きたいと中川健太(宮田雄史)に請われたことを告げる四季に、俊介は病院まで教えに行くと答える。
 夕方、病院に諒子を伴った俊介が現れた。俊介は、四季と諒子を互いに紹介する。そして、俊介は健太にカメラの使い方を教えるのだが、時々おかしな仕草を見せる。病気のためでは…と、心配する四季だが、どうやら諒子は気づいていないらしい。健太への説明を終えた俊介は、四季と2人きりになると、諒子という女性の魅力を語り始めた。結婚するのか? と、問う四季に、俊介はわからないと答える。俊介は諒子に隠していることがあると言うのだ。病気のことだ…と、悟る四季は、俊介に向かって、隠し事はいけない、きっと諒子もわかってくれる、と明るく励ますことしか出来なかった。
 その夜、家に帰った四季は、俊介と諒子の様子を亜衣に報告。亜衣は、四季が俊介に恋愛感情を抱き始めていたのではないかと言うのだが、四季は否定する。その頃、俊介はある決意のもとに諒子と会っていた。ついに自分の目が見えなくなることを告げた俊介に諒子は返す言葉を失う。マンションに戻って、詳しく病状を説明する俊介。自分たちの今後を落ち着いて考えたいと帰ろうとする諒子の目には涙があふれていた。去り際に諒子に抱きしめられた俊介は、悪い予感を覚える。
 四季が寝ようとすると携帯が鳴った。俊介からだ。誰かと話がしたくなったと言う俊介と、四季はとりとめのない会話を続ける。四季が、長くなった電話を切ろうとすると俊介は少し淋しげな様子を見せる。そんな俊介の気持ちを思いやった四季は、次の日曜日に諒子と一緒に家に来ないかと俊介を誘った。自分ひとりでも良いだろうかと返事をする俊介に、四季は諒子と喧嘩でもしたのかと尋ねる。すると俊介は、隠し事を諒子に話したのだと告げ、諒子は分かってくれたと続ける俊介の言葉に、四季は安心するが…。
 日曜日、約束どおり俊介は友川家にやって来た。娘が男を連れてきたと慌てる鉄雄(泉谷しげる)だが、俊介が利也(岡田義徳)の兄だと知って一安心。亜衣や折原新吾(玉木宏)も交え、つれづれに利也の思い出を語る鉄雄は、俊介の母親、良枝(八千草薫)に思いを馳せる。俊介も母親に心配をかけさせないよう体に気をつけなくてはいけないと言いだす鉄雄を四季が遮る。そこに、満雄(森山未來)が飛び込んできた。三柴が来たのだ。四季たちが佳奈を2階に連れて行くと、亜衣は三柴と対峙する。佳奈を渡すことを拒み続ける亜衣。すると三柴は、こんな環境で亜衣のもとにいては佳奈が幸せになれないと言い放った。それを隣室で聞いていた鉄雄が怒鳴り込んだ。環境や財力で子供は守れないと怒る鉄雄は、三柴を追い返してしまう。そんな鉄雄の優しさに涙ぐむ亜衣。そんな様子を見ていた俊介は、友川家に集う人々の気持ちに触れ、四季に感謝の言葉をかけて帰って行った。
 次の日、四季が仕事をしていると諒子に会う。諒子は俊介の病状を聞きに来たのだが、眼科では教えてくれなかったと四季に投げかける。そして、俊介にもらった指輪が自分にはもう似合わなくなったと言う諒子に四季は…。

キャスト

友川四季(26) … 菅野美穂
安曇俊介(31) … 藤木直人
浅倉亜衣(26) … 伊東美咲
折原新吾(26) … 玉木 宏
友川満雄(17) … 森山未來
高泉諒子(27) … 黒谷友香
  ・
安曇良枝(62) … 八千草 薫(特別出演)
  ・
友川鉄雄(55) … 泉谷しげる
降谷圭輔(44) … 時任三郎
  ほか

スタッフ

■原作
 さだまさし『解夏』(幻冬舎刊)
■脚本
 坂元裕二
■企画・プロデュース
 大多 亮
■プロデューサー
 矢吹 東
■演出
 林 徹
■音楽
 藤原いくろう
■制作
 フジテレビ制作1部

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