第9回 2003年12月2日(火)放送 あらすじ

#9 見合い作戦

 キース(マーク・コンドン)が転勤でアメリカへ帰ってしまって1週間がすぎた。花(飯島直子)は突然そば打ちの修行に精を出しはじめた。「この十一丁目茶屋を継ぐことにしたの」。おかげで吉太郎(地井武男)は上機嫌。「お前もやっと改心したな。次は結婚だな」。すでに見合いの相手を見つけて、まもなく店にやって来るという。「え~っ!?」。朝子(吉田日出子)に振り袖を着せられた花は相手の顔を見て吹きだしてしまった。純平(玉山鉄二)に連れられてきたのは、着慣れないスーツ姿の健(勝村政信)だった。「花ちゃんだったの?」。聞けば健も相手が花だとは知らなかった。
 一方、徹郎(吉沢 悠)からまた会ってほしいと言われた灯(深田恭子)はとりあえずメールで励ますことにした。「事故で記憶を失うまで、ぼくはどんな生活を送っていたんだろう?」。灯は徹郎の問いかけに心をこめて返信した。
 そんな時、吉太郎が朝の仕込み中に倒れ、急きょ麓の病院に検査入院することになった。朝子が付き添うため、茶屋は花と灯で頑張ることになるが、こんな時に限って店はもみじ狩りの客で大にぎわい。花は張り切って自ら打ったそばをだしたが、客の反応は最悪である。
 助けてくれたのは健と純平だった。純平はちゃんとしたそばを運んできてくれた。そして健にいたってはまさに八面六臂の活躍ぶり。ケーブルの仕事の合間をぬって、仕込みから調理まで黙々と働いてくれた。
 朝子が病院から戻ってきて、母娘3人で店をきりもりしていると、徹郎の両親、一郎(鹿内 孝)と貴子(山口美也子)が現れた。「二度とおたくのお嬢さんを徹郎に近づけないで下さい!」。メールのやりとりが見つかったらしい。灯が反論できずに唇をかみしめていると、入院しているはずの吉太郎が血相を変えて飛び込んできた。「灯とおたくの息子、二度と会わせねえから、それで文句ねえだろ!」。

キャスト

古森 花(34) …… 飯島直子
古森 灯(20) …… 深田恭子
高村徹郎(24) …… 吉沢 悠
小泉純平(23) …… 玉山鉄二
田久保 健(38) … 勝村政信
山田十郎太(37) … 古田新太
高村一成(33) …… 袴田吉彦
キース・コーベット(27)
   … マーク コンドン
   ・
古森朝子(57) …… 吉田日出子
   ・
古森吉太郎(60) … 地井武男

スタッフ

■脚本
  中園ミホ
■プロデューサー
  三宅喜重(関西テレビ)
  井口喜一(共同テレビ)
■演出
  都築淳一(共同テレビ)
■音楽
  中西俊博
■制作
  関西テレビ
  共同テレビ

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