第7回 2003年11月18日(火)放送 あらすじ

#7 姉、壊れる!!

 花(飯島直子)の流産から1週間がすぎた。吉太郎(地井武男)は楽しみにしていた初孫を失ったショックでまるでお通夜のよう。ところが当の花は「これまで我慢してたこと全部やりたいんだ」と元気いっぱい。灯(深田恭子)を連れて純平(玉山鉄二)の店にくりだした。「今日はトコトン飲むぞ」。健(勝村政信)やはるか(堀越のり)、マヤ(藤井彩香)たちはつられて盛り上がったが、純平はたまらず叫んだ。「俺が花さんを流産させちゃったみたいなもんです」。徹郎(吉沢悠)とのもみあいを制止しようとして花は腹部を強打したのだ。もっとも花をつきとばしたのは純平ではなく徹郎だったが。「私、山道で足すべらせただけよ」。花に純平を責める気持ちはなかった。それどころか、花は健に再婚をけしかけるほどのはしゃぎぶり。とにかく花は言いたい放題でゴキゲンだった。そして翌朝、灯が目覚めたとき、花は姿を消していた。誰にも本心を打ち明けずに…。
「また元気になったら帰ってきますよ」。朝子(吉田日出子)は落ちついていたが、吉太郎が「まさか思いあまって!」と血相をかえたものだから、灯が探すことになった。まずキース(マーク・コンドン)の会社を訪ねたが、彼にも連絡なし。2人で花の行きつけのラーメン屋に寄ったが手がかりなし。「ボクは花さんと赤ちゃんを守れませんでした」。キースはうなだれた…。
 「こんなことになったのは俺のせいだ」。吉太郎は健にグチをこぼしたが、純平から徹郎との一件を打ち明けられると、思わず純平の胸ぐらをつかんだ。「お前を殴っても赤ん坊は帰ってこない」。結局は泥酔して健に背負われて茶屋に連れ帰ってもらう始末。
 純平は責任をとって、髪を切ると言いだす。純平は、灯のために徹郎をかばって嘘をついていることに苦しんでいた。
 花は徹郎とばったり出会った。「大学は退学になりました」「私なんか、まだスタート地点にも立ってないんだよ。お互いに頑張ろうよ」。花の励ましに徹郎は久しぶりに笑顔をのぞかせた。まさか自分のせいで花が流産したとは知るはずもなかった。
 仕事の見つからない花はあのラーメン屋に頼んでバイトに雇ってもらった。ほどなくキースがやって来た。「そんなによく来るの?」。花に会いたい一心でこの1週間通いつめたらしい。「帰りましょう。高尾山の人たち、みんな心配してます」「イヤ、私、帰れない!」。家族や仲間たちの前では陽気にふるまっていた花だが、じつは自分の不注意から流産したとみずからを責めつづけていたのだ…。

キャスト

古森 花(34) …… 飯島直子
古森 灯(20) …… 深田恭子
高村徹郎(24) …… 吉沢 悠
小泉純平(23) …… 玉山鉄二
田久保 健(38) … 勝村政信
山田十郎太(37) … 古田新太
高村一成(33) …… 袴田吉彦
キース・コーベット(27)
   … マーク コンドン
   ・
古森朝子(57) …… 吉田日出子
   ・
古森吉太郎(60) … 地井武男

スタッフ

■脚本
  中園ミホ
■プロデューサー
  三宅喜重(関西テレビ)
  井口喜一(共同テレビ)
■演出
  都築淳一(共同テレビ)
■音楽
  中西俊博
■制作
  関西テレビ
  共同テレビ

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