第9回 2003年6月4日(水)放送 あらすじ

#9 元妻!意外な再会

 ある写真週刊誌が茶道界の貴公子と噂される人気の若手茶道家・泉笙薫(東根作寿英)と年上女性との密会写真を公表。熱愛発覚!と書き立てた。
 「あのイケメンがこんなオバサンとー!?」と麗香(観月ありさ)も騒ぎたてるが、記事をわざわざ鍋島(岸谷五朗)の部屋に見せにやってきた佐久間(勝村政信)は、何だかワケありで鍋島を自室に呼び寄せる。佐久間は、この写真に撮られた女性から訴えを起こされた出版社の弁護を担当することになったと話し、鍋島にその女性のことをいろいろと尋ねはじめた。実はその写真の女性・荻野英子(森口瑤子)は、鍋島が6年前に別れた妻だったのだ。佐久間は、鍋島から英子との離婚に際しては慰謝料も無く、一人息子を引き取って育てていることを知ると、家元への接近は打算的なものであり、裁判沙汰にしたのも金目当てではと法廷で英子に迫った。麗香は、その法廷でのやり取りを鍋島に伝えながら、「あれでは奥さんがかわいそう」と憤慨、さらにそれを聞いて、「佐久間は勝つために当然のことをやったまでだ」と冷静にいう鍋島に対しても腹立たしい思いをするのだった。
 その数日後、佐久間の突然の入院で、鍋島が今回の件を引き継ぐことになった。断るべきという麗香だが、鍋島はいち弁護士として裁判を引き継ぐことを決め、英子の評判を聞き集めたり、薫にも会おうと試みた。鍋島は、英子と会って話を聞くと、いい再婚の話があり、破談にしたくないから訴訟を起こしたと話す。だが、どんなに調べても英子には他の男性の影は見えてこないし、薫はノーコメントを通し続けるのだった。
 そんな中、鍋島は偶然、幼い頃に別れたきりの息子・耕太(金子雄)と再会。麗香と一緒に耕太と遊ぶうち、子供の口から“お茶のおじちゃん”ということばを聞き、耕太が、お茶のおじちゃん、つまり薫のことを大好きといったことで、薫と英子、二人の仲を確信した。ではなぜ裁判に持ち込まなければならなかったのか?その直後、薫に資産家令嬢との縁談話が持ち上がっていることを掴んだ鍋島は、薫の元を訪れると、真実を証言し、証人として出廷して欲しいと迫った。

キャスト

観月ありさ
岸谷五朗
原沙知絵
谷原章介
 ○
大島さと子
濱田マリ
 ○
勝村政信
白川由美
ほか

スタッフ

■脚 本
  川嶋澄乃
  山浦雅大
  田辺 満
■監 督
  小椋久雄
  村上正典
■音 楽
  本間勇輔
■企 画
  石原 隆
■プロデューサー
  稲田秀樹
  矢吹 東
■制 作
  フジテレビ/共同テレビ

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