第6回 2003年5月14日(水)放送 あらすじ

#6 妻だって恋したい

 その日鍋島(岸谷五朗)の元を一人の女性が訪ねていた。「早く手続きに入っていただけませんか?」急いだ様子で何かの訴え起こそうとしているようだが、「そう言われましても・・・」と鍋島は少しでも話し合いをもとうとしている。実はこの女性は、佐久間(勝村政信)の妻の百合(広岡由里子)で、夫の不倫に気付き、慰謝料請求をしたいと相談にきたのだ。離婚ではなくて慰謝料を、しかも不倫相手の女性に。
 やがて相談を終え帰ろうと鍋島の部屋を出た百合は、そこで丁度、出先から戻った佐久間と出くわした。そして何事かときょとんとする佐久間を見て、不倫の相談にきたことを告げた百合は、そこにいた麗香(観月ありさ)の頬をいきなり叩いた。突然のことにびっくりする麗香。社内にいる真弓という女性が夫の不倫相手と掴んでいた百合は、麗香を真弓(国分佐智子)と勘違いしたのだ。この誤解はすぐに解決したが、百合の佐久間に対する怒りは簡単には解けず、慰謝料も肩代りするからという佐久間の作戦も、銀行のカード停止など百合に先手を打たれ、佐久間は絶体絶命のピンチに陥るのだった。
 だが実はこの時、佐久間は詩織(原沙知絵)と共に、サンコーポレーション社長・日高一志(小木茂光)からの遺産相続に関する難しい相談を抱えていた。先日亡くなった会長である日高の父は、愛人・結城カオル(原千晶)に、自分所有の会社の株50%を譲ると遺言に書き残したのだ。たかが半年程度関係のあった愛人に会社の権利を握らせたくない。そこで佐久間がカオルの説得にあたることになるが、カオルはなかなか首を縦にふらない。
 その頃麗香は、家を出てホテル住まい中の百合と会い、佐久間との結婚生活のことをいろいろ聞かされていた。結婚して10年、忙しくて帰らぬ夫を待つうちに、いつしか飲めないお酒ものめるようになり、ついにはキッチンドランカーになってしまったのだと・・・やがてその話を聞いていた麗香は、まだ百合に佐久間に対する愛情があることを察し、もう一度努力して女を磨いて、佐久間を振り返らせよう!と促し、まずはホテルのプールへと連れ出した。だが入っていたサウナで、百合が倒れてしまい・・・。

キャスト

観月ありさ
岸谷五朗
原沙知絵
谷原章介
濱田マリ
大島さと子
勝村政信

スタッフ

■脚 本
  川嶋澄乃
  山浦雅大
  田辺 満
■監 督
  小椋久雄
  村上正典
■音 楽
  本間勇輔
■企 画
  石原 隆
■プロデューサー
  稲田秀樹
  矢吹 東
■制 作
  フジテレビ/共同テレビ

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