第10回 2003年6月11日(水)放送 あらすじ

#10 ついに王子様が!!

 悦子(大島さと子)が大学時代の友人・桜井祐子(山下容莉枝)を伴って鍋島(岸谷五朗)のもとにやってきた。先日急死してしまった夫の死には過労死の疑いがあるので、相談にのって欲しいというのだ。
 一年ほど前に人事部に移動し、リストラ担当となってからというもの、祐子の夫は心身共に激しく疲労していたように見えた。そしてある日自宅で倒れそのまま亡くなってしまったという。しかし夫の葬式に会社の人間は香典と花をよこしただけで姿を見せず、あまりに誠意のなさに祐子は今回会社を訴える決意をしたらしい。そばで一部始終を聞いていた麗香(観月ありさ)も、祐子に同情、何とか力になりたいと鍋島と共に相手となる小田切エンジニアリング社へとむかった。だが、社長の小田切英一(伊藤正之)は、タイムカードを見せ「勤務時間はきちんとしていたのだし、過労死など断じて認めることはできない」とつっぱねた。
 直後、社長の傲慢な態度に腹を立てて、鍋島に不満をぶつけながら会社を後にする麗香・・・の頭上に突然木の葉がふりかかってきた。麗香が見上げたその先には一人の老人が。そしてその後、何度か麗香がこの会社に足を運ぶ度に、なぜかその老人は決まって姿を見せるのだった。
 そんな中、鍋島が急性虫垂炎で倒れ、慎一郎が代わってこの件を担当することになった。だが、慎一郎は、麗香が必死で社員に事情など聞きまわる一方で、さっさと示談に持ち込もうとする。実は小田切側の立ててきた弁護士の内藤(大高洋夫)は慎一郎の先輩で、この件が済めばニューヨークの一流事務所へ行くことが決まっており、慎一郎も一緒に行かないかと誘われていたのだ。そして、麗香は示談など納得できないと思う中、とうとう小田切と祐子との過労死認定訴訟取決めの書類が交わされることになった。

キャスト

観月ありさ
岸谷五朗
原沙知絵
谷原章介
 ○
大島さと子
濱田マリ
 ○
勝村政信
白川由美
ほか

スタッフ

■脚 本
  川嶋澄乃
  山浦雅大
  田辺 満
■監 督
  小椋久雄
  村上正典
■音 楽
  本間勇輔
■企 画
  石原 隆
■プロデューサー
  稲田秀樹
  矢吹 東
■制 作
  フジテレビ/共同テレビ

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