第7回 2003年5月21日(水)放送 あらすじ

#7 ビンボー金なし!

『ホテルオアシス』。一日の仕事を終え部屋に戻って来た麗香(観月ありさ)の目に、まさに首をつろうとしているアケミ(濱田マリ)の姿が飛び込んできた。「!」麗香は慌ててアケミを止め、事情を聞いてみると・・・店に来た有名なプロデューサーから歌手にならないかと声を掛けられ、売り込みに金が必要と言われて30万の金を渡したという。だが、その後も連絡はなく、どうやら騙されたらしいというのだ。それを聞いた麗香はアケミのことをほおっておけず、鍋島(岸谷五朗)に相談して何とかしてもらうと約束した。だが、鍋島はいつにも増して大変な数の仕事を抱えそれどころではないよう。そこで麗香はアケミから貰っていた名刺をたよりに、アケミを騙したという『ブライトスター・ミュージック』の京極雅彦(橋本さとし)のもとを訪ねた。しかし、『モーリス牧村法律事務所』の名前を出し、弁護士でもないのに自分を詐欺呼ばわりしたことに腹を立てた京極は、逆に佐久間(勝村政信)らに抗議。この件は鍋島の耳にも即刻入り、麗香は「余計なことをするな!」と釘をさされるのだった。
 そんな騒動の中、慎一郎(谷原章介)に得意先の大手企業の社長令嬢との結婚の話が持ち上がっており、詩織(原沙知絵)は密かに心を痛めていた。そんなことがおこっているとは知らない麗香は、諦めずアケミのことで奔走していた。そして被害を受けたのがアケミだけでなく他にも大勢いることを掴むと、さっそくその女性たちに会い証言を集め、何とか鍋島に動いてもらえないかともう一度頼んでみた。そして、麗香の熱意に動かされた鍋島はアケミたちのため戦うことを約束すると、被害者の女性たちを事務所に集めるように言った。だが、いざ訴状を作る段階になり質問をはじめると、思いのほか時間と労力がかかると知った未成年の被害者たちは、親に知られることもあり、訴訟を起こすことに二の足を踏みはじめるのだった。
「わたしはもういいよ・・・お金も夢もみんな馬鹿らしくなった・・・」。一人二人と事務所を後にする被害者たち。そして最後には「みんなそんなもんなんだよ・・・」アケミも失望したつぶやきを残し部屋を出ていってしまった。

キャスト

観月ありさ
岸谷五朗
原沙知絵
谷原章介
 ○
大島さと子
濱田マリ
 ○
勝村政信
白川由美
ほか

スタッフ

■脚 本
  川嶋澄乃
  山浦雅大
  田辺 満
■監 督
  小椋久雄
  村上正典
■音 楽
  本間勇輔
■企 画
  石原 隆
■プロデューサー
  稲田秀樹
  矢吹 東
■制 作
  フジテレビ/共同テレビ

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