紅の紋章
実らぬ恋
道也の決断を知った純子は半狂乱になって、道也を恨む。そこへ、太市と克代が現れ、純子を店まで連れていく。見せしめのため、純子は座敷牢に入れられ、ひどい折檻を受ける。相川は純子を座敷牢から出すよう太市に頼むが、相川家から身請け話が取消されたのを知り、愕然とする。店に連れ戻されてから、純子はずっと放心状態で、食事にも手をつけなかった。太市は純子を網走に売り飛ばそうとする。そんな純子に、相川が求婚。金の力で純子を征服しようとしたのを謝り、離婚したことを告げる。そのとき、克代が、純子を身請けした人物が現れたことを知らせる。