紅の紋章
盗難事件
新しい下宿先が精太郎の家だと知り、純子は驚く。精太郎は学校へ行こうとしない娘の綾子のことで、純子に力を貸してほしいという。純子は綾子と話をしようとするが、綾子は心を固く閉ざす。そんなとき、純子の学校で、募金活動で集めたお金が紛失する事件が起きる。純子は何かの間違いだと主張するが、精太郎は金を盗んだ犯人を探すよう命じる。生徒たちの間にも動揺が広がり、純子は窮地に立たされる。そんな純子を、綾子の兄・珠彦が気にかける。珠彦が純子の部屋から出てきたのを見た精太郎の義妹・邦代は、珠彦と親しくしないよう純子に釘をさす。