紅の紋章
純子は身請けされることを道也に告げ、診療所の鍵を返す。道也は北原に会い、教師になる夢がある純子を自由にしてやってほしい、と訴える。北原は激怒し、道也を家からたたき出す。その夜、相川が純子の借金を清算し、身請けの話がまとまる。そこへ、道也が飛び込んできて、「人の自由を奪って、それでも人間か」と相川を殴りつける。道也は店の若い衆に取り押さえられ、激しい暴行を受ける。一方、純子もひどい折檻を受ける。翌日、純子は自分の思いを道也に告白する。感情に流されて、道也に迷惑をかけたくないから、恋は諦める、と…。