紅の紋章
君が幸せなら…
純子の話の矛盾点から、沢村は孝行の父親が道也だと確信、純子を追及する。沈黙を守り通す純子。すると、沢村は、もし純子が道也に孝行の出生の真実を告げたら、道也の医師免許を剥奪した上で、孝行を奪い去る、と脅迫する。孝行が辻家の後継者に望まれているのを知った道也は、孝行を連れて辻家で暮らす気はないのか、と純子に聞く。自分は純子と孝行と一緒に暮らしたいが、辻家の人たちに反対する権利はない。どんな形でもいいから、純子に幸せになってもらいたいと…。純子は切ないが、玲子との約束を守るために、必死に自分を抑える。そんなとき、孝行が行方不明になる。